蟻の菜園 -アントガーデン-

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種別
長編
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あらすじ

2019年06月14日 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ!結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。(「BOOK」データベースより)

評判

蟻の菜園 -アントガーデン-の評価:

7.13/10点 レビュー 8件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.13pt

蟻の菜園 -アントガーデン-の総合評価:

7.44/10点 レビュー 62件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.54
(2pt)

共依存とは

最後に「ああ、すごく良いタイトル、さすが」と回収されて終わる意図なのでしょうが、私の思う共依存に姉妹の関係は当てはまらないし、かといって「蟻の楽園」の方にも当てはまらないと思います。南米の〜に関しては(あったとして)これは共生と呼ぶべきであり、人間のように大脳新皮質もなく、複雑な感情や親密な親子関係、通貨のような価値を抽象化したもので生存に必要なものを得る手段も持たない蟻や植物に「生存に有益ではないこと関係を維持し続ける」という現象が起こり得るはずがないと思いますが、いかがでしょうか。
(以下ネタバレあり)
さてこちらの主人公は、わずかなコネから引き寄せたやたら顔の広い人に発した「信念の一言」がその人に刺さったという設定で、色々と便宜を図っていただけるわけですが、それだけではなく「足で稼ぐ」という地道な活動が描かれているので、まぁそんなこともあるかなとは(一応)思えました。
どちらかというとメインはそっちになってしまっているのですが、この小説でもっと丁寧に描くべきだったのは、主犯(妹)が普通の人生を取り戻す過程と、人並み以上の環境を手に入れてなお犯罪に至ってしまう経緯ではないかと思わずにはいられませんでした。
彼女はほぼ姉としかコミニケーションがないネグレクトに当たる虐待を受けていますが、その彼女が「人の顔色を伺うのが常である」機微に長けた美人であったとはいえ、多重人格であるという複雑な性質も抱えながら、のちに経営者として成功する夫と若くして結婚するに至るほどの社交性をどのように獲得したのか。なぜなら彼女は物心つく一番の情緒の成長時期に、母が不在で、親子間の親密なコミニケーションを経験していないわけです。かと思えば、安寧かと思われる生活の裏で、姉との再会で精神不安定となり、連日パチンコに通ってお金を使い込み、それをカバーするための借金が膨らんで行くわけですが、なぜ夫はこの妻の人格の変化とも思われる行為に気がつかないのか?果てに、複数人と付き合い・結婚をチラつかせて金を引き出す、という詐欺的行為に至るわけですが、さてこのようにある程度時間と知能と作戦が必要と思われる行為を働くほどの社会性は(しつこいですが)いつ・どのように身についたのか?私は非常に興味があります。
そこにこそ、このストーリーを成り立たせる肝があると思うのですが、そこは教師の言うことを聞く美人で、体を与えることに抵抗がない、というぐらいしか伝わってこなかったので、この話は果たして成り立つのか?と感じずにはいられませんでした。
それにしても、結婚詐欺を働く中で行為が必要となり、好意を抱かない人との行為によりフラッシュバックが起きてギャンブル依存になったならまだわかるのですが、あれだけ慕っていた姉と会えるようになったことで精神不安定になると言うのは、私には計り知れない何かがあるのでしょうね。姉がいない時代に性的虐待を受けたことの方がより大きなトラウマのように描かれているので、そこにも違和感があり、高い必然性を感じません。そもそも、この犯人が多重人格である必要性があまり感じられず、むしろ結婚生活を送る上で、さらに結婚詐欺を働くにあたっては、相手に不信感を持たれ不利に働くとしか思われない保護者人格(ガーディアン?ですか?)の存在は不自然に感じました。なので、わたし=姉と読者にミスリードさせて「あっすごい」と思わせたかったのかな、最初からそれが目的だったのかな、というとってつけた感を感じてしまいました。
でもやっぱり思うのは、犯罪の源流は児童虐待、が平成の推理小説のスタンダードなんですね。嫌な時代です。
蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)より
4041066611
No.53
(5pt)

どの小説も感動

蟻の菜園 柚木裕子さんの作品は、まとめの部分に物語を要約された題名が書かれていると、小説を読み終わるたびに、感じることが出来ます。
また、作品を読み終わると納得するものです。
最初から、様々な表現や描写や人間のエゴや傲慢さや強い者や弱い者、あらゆるものが登場しますが、それがグダグダしたものではなく、読み手にとって、非常にわかりやすく明快に伝わってくるところも、柚木さんの作品の素晴らしいところだと、いつも感じます。
そして、世間や国家や政治に一石を投じるものである事、それが小説により発信できる事の素晴らしさ。いつも、いろいろな事を考えさせられると同時に、その緻密な調査と勉強と情報収集の素晴らしさから、生まれていると言う事が、一つ一つ別な切り口で描かれている作品ごとに感じられる素晴らしさだと思います。
これからも、たくさんの作品を世に出して頂きたいと思います。
全て読まさせていただきます。
そして、感動させて頂きます。
これからも頑張ってください。
応援しています。
蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)より
4041066611
No.52
(3pt)

児童虐待がもたらしたもう一つの事件

男から金を巻き上げる美貌の女詐欺師。大人しくて地味だった女が、なぜ詐欺師になったのか?

その事件を追うフリーライター。謎を探求していくうちに、東京から千葉、そして東尋坊へ。
地道な捜査が、どこか懐かしい、古き良き時代の推理小説という感じでした。

後半で一人称「私」が出てきますが、それは一体誰か?
蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)より
4041066611
No.51
(5pt)

まだ全部読んでないけど

まだ全部読んでないけど、結構引き込まれる。
蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)より
4041066611
No.50
(3pt)

プレゼント用 良かったとの回答

プレゼント用 良かったとの回答
蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)より
4041066611

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