ひとつ屋根の下の殺人
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叙述トリックのつもりなのだろうが、若そうに思えたのは、本人が認知症で年齢を自覚していなかったから、なんてのは小細工として次元が低い。横溝正史ばりの、実は肉親でしたなんていう因縁話とか、実は悪意の行動でしたとか、設定も古臭くて、カビの生えた感じがする。 なにより姑息なのは、文章のあちこちをゴシック体にして強調していること。伏線をしめしているとか好意的に受け止める人もいるようだが、むしろ 読者をミスリードするために強調しているんだよね。トリックも論理的推理もないミステリーで、意外な結末を無理につくるため、読者に誤解させようと必死。 結論からいって、この作家さん好きじゃないです | ||||
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伏線をゴシック体で⁈ いったいどんな仕掛けが?と興味を持ちながら読み始めました。最初はゴシック体の箇所を読んでもこれって伏線?と思っておりましたが、真相がわかってくるとなるほどと膝を打つところが随所に出てきて、よくこんな複雑なプロットを作ったなと作者の構成力に脱帽。後半は緻密なプロットで作られたどんでん返しの連続に最後の最後まで楽しませていただきました。本格ミステリの醍醐味を味わえる作品です。 次作も楽しみにしております。 | ||||
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長野県上田市で、寝たきりの老人とその孫の女子高校生が住んでいる家が舞台。 その祖父が一人でいるときに何者かに絞殺されたところから話は始まります。 この家の玄関が見える家に住んでいる女性が、ちょうど怪しい男性がその家から出てくるのを目撃し顔も覚えていたことから、すぐに解決すると思われた事件だったのですが。。。 登場人物が少ないからそれほど難解ではなさそうなのに、どうにも細かい部分のつじつまが合わないので「どういうこと?」とモヤモヤした状態で話は進んでいきます。 よくよく考えると、太字になっている部分が伏線なんですよね。でも各重要人物とどのようにつながるのか、本当に終盤まで見えてこない。 ページをめくる手が止まりません。 最大の貢献者は、鋭い洞察力で事件を解いてみせた鴨志田刑事なのかな。 また、最後の最後で見せた樹さんのトドメの追求が、いい感じでこの小説を締めくくっていたと思います。 一気読みしました(というか、止まらなかった)。本当に面白かったです。 | ||||
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とても面白かった。 伏線がゴシック体ということで楽しみ半分、不安半分で読み始めた。しかしゴシック体が施されている箇所は本当に伏線なのかどうかわからないほど自然で、それがかえって謎を深めていく要素となっている。 ゴシック体に目を奪われながら、ストーリーは中盤から後半にかけて一気に動き出していく。それまで何度か違和感はあった。それがゴシック体のせいかと思いきや、伏線を含めた構成の妙によるものだったと気づいた時に、最初のやられた!が訪れる。 それからはもうやられっぱなしで、まさにやられた!の連打を浴びながら、最後まで一息に読み終えた。とても深みのある物語だった。 余韻を感じつつ、そういえばゴシック体の伏線はどう作用していたのかなと、最初からパラパラとゴシック体だけを拾っていった。すると、なるほど!の連打が始まって、思わずニヤニヤしながらゴシック体を追いかけていった。 伏線のゴシック体がなくてもストーリーは成立するし、充分に面白い。けれどもゴシック体があることで、再読による答え合わせが格別なものになるのだ。読み終えた読者へのご褒美とも言うべきか。 伏線すべてを明示することは作者にとって勇気がいることだっただろう。その狙いは特に再読(ゴシック体を拾う程度だけでも)によって見事に果たされていると思った。 続編も期待したい。もちろん伏線をゴシック体にした続編を。 | ||||
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