流氷の果て



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    初公開日(参考)2025年03月
    分類

    長編小説

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    流氷の果て

    2025年03月12日 流氷の果て

    1985年、バブルに沸く日本。大みそかに出発した北海道札幌発のバスツアーで流氷を見ることを楽しみにしていた少年と少女は、バスの転落事故ですべてを失ってしまった。 そして1999年、成長した彼らは、きたるべきミレニアムに浮足立つ新宿の街で再会するーー一体の首吊り死体をはさんで。定年間近のベテラン刑事と、競争から外れてしまった若手刑事が、二つの時代をつなぐ事件の真相を追うべく、駆けずり回る。この国で隠され続けてきた、あまりにも悲しい真実とはーー?(「BOOK」データベースより)




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    流氷の果ての総合評価:9.50/10点レビュー 4件。-ランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.4:
    (4pt)

    重厚な社会派ミステリですね

    ミステリーの要素はそれほど多くはなく(もちろんキモではありますが)、どちらかと言えば社会派ですかね。いわゆる大人の事情に振り回される若者たち。終始、絶望と怒りが渦巻いている。
    ラストがどうなるかと思ったら…1999年から2000年にかけて、バブルはとうに弾け、就職氷河期真っ只中。あれ以来、日本はいまだに迷走してるような。
    流氷の果てAmazon書評・レビュー:流氷の果てより
    4065297834
    No.3:
    (5pt)

    白夜行を彷彿とさせる物語

    ラストはこちらの方が好きです。
    流氷の果てAmazon書評・レビュー:流氷の果てより
    4065297834
    No.2:
    (5pt)

    その切ない情景が目に浮かんで。

    これはミステリーに潜む切ない純愛と厚い友情を語る。
    1985年の北海道、知床行きバス事故から始まる。
    今はミレニアムに向かう東京。
    ”歩道橋の端と端で見つめている二人、「いつか一緒に流氷を見ようね、見よう」”と。
    珠玉のメッセージは伝わって。
    ”情念が詰まった昭和という時代の被害者”に点と点は結び付けられていく。
    流氷の果てAmazon書評・レビュー:流氷の果てより
    4065297834
    No.1:
    (5pt)

    2つのかけ離れた事件の真相を探る。この本の分厚さに見合うだけの濃い内容と面白さを堪能できます。

    1985年の大みそかに起きた、北海道でのバスツアーのバス転落事故。
    1999年12月クリスマスイブ早朝に、新宿駅南口の歩道橋で発見された男性の首吊り遺体。

    14年も離れたこの2つの事件がどうつながり、他にも波及していったのかを、
    早期退職を目の前にしつつ新宿署に勤めるベテランの真宮刑事と、その相棒香下刑事が追及していく物語です。

    長いですが、最初から少しずつヒントというか徴候が示されていくので、ページをめくるのが楽しくなってきます。
    当事者たちは犯罪を何とか隠蔽しようと画策するけれど、全てを調べ上げた警察を前に、結局心理的には徐々に追い詰められていく。
    この切羽詰まった感が、冬の寒さと一緒にじわりと感じられるところがポイントかも。

    終盤で、あのバスツアーの子供たちが加害者&被害者という枠を越えて、元々複雑な感情を抱いて生きていたことが分かり、闇の深さを感じました。

    ところで、メインの舞台が1999年から翌2000年にかけてなんですよね。
    私はもう半世紀以上生きていますので、1985年も2000年の出来事も様子も容易に思い浮かべることができますが、30歳以下の人からすると、もしかしたらどこかに違和感があったりするかもしれません。

    あと、2000年以降、それまで15年だった殺人罪の公訴時効が撤廃(実際には2004年に延長され、2010年に撤廃)となったことも関係してくる話です。

    エピローグではまた時系列的に現代に近くなりますが、やはり流氷でうまく締めくくられています。一貫したテーマ「流氷」を常に意識しながら、この本を読み終えました。
    長くて内容も濃い分、読みごたえがあって面白かったです。
    流氷の果てAmazon書評・レビュー:流氷の果てより
    4065297834



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