人でなしの櫻

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種別
長編
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あらすじ

2022年03月30日 人でなしの櫻

『銀花の蔵』『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の著者が放つ、人間の業の極限に挑んだ、衝撃の問題作しがない日本画家の竹井清秀は、妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、全裸で震える少女、蓮子がいた。十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。激しい嫌悪を覚える一方で、どうしようもなく蓮子に惹かれていく。(「BOOK」データベースより)

評判

人でなしの櫻の評価:

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人でなしの櫻の総合評価:

8.18/10点 レビュー 11件。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.11
(4pt)

救いのない結末。

遠田潤子さんは今までも人間の業の描写に長けている人だと思う。
それ故に一層少女監禁という異常な設定が生々しくて読み進めるのが辛かった。
それでも光源氏が幼女だった紫の上を囲った日本最古の物語然り、幾度となく実際の犯罪としても報道されているのはそういう嗜好をもつひとでなしがいるからだ。
それをおぞましく感じながらも蓮子の心は子ども、身体は大人というアンバランスさに惹かれ破滅する男の最期が哀れ。それでも男は絵を完成させて本望だったのか。
読後、長谷川久蔵の描いた国宝”櫻図”を観に京都を訪れたくなった。
人でなしの櫻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 人でなしの櫻 (講談社文庫)より
4065351391
No.10
(4pt)

救いのない結末。

遠田潤子さんは今までも人間の業の描写に長けている人だと思う。
それ故に一層少女監禁という異常な設定が生々しくて読み進めるのが辛かった。
それでも光源氏が幼女だった紫の上を囲った日本最古の物語然り、幾度となく実際の犯罪としても報道されているのはそういう嗜好をもつひとでなしがいるからだ。
それをおぞましく感じながらも蓮子の心は子ども、身体は大人というアンバランスさに惹かれ破滅する男の最期が哀れ。それでも男は絵を完成させて本望だったのか。
読後、長谷川久蔵の描いた国宝”櫻図”を観に京都を訪れたくなった。
人でなしの櫻 Amazon書評・レビュー: 人でなしの櫻より
4065269814
No.9
(3pt)

おぞましい人でなし達の物語。

まず古本だけど、とっても状態が良かった。発送も速く商品に関しては大満足です。

次に本の感想。
この作家さんは初読みでしたが、描写力が凄くて日本画を知らなくても『こんな感じかな?』と想像出来た。
しかしながら凄絶なストーリーで、元を質せば竹井康則の特異な性癖が元凶となり、自身も含め妻と息子の清秀、直接的な関連はないが、清秀の妻と身ごもっていた子供までもが亡くなってしまう。

竹井家は特殊な一族だから、それも呪われた運命と思えるが、8歳で誘拐・監禁・洗脳された蓮子の人生は何と過酷な数年だった事だろう。

誘拐された事も成長している事さえも認識できなくなってしまうのだから、竹井康則の罪は重い。
ただでさえ清秀の母親を壊し、洗脳し、死に至らしめた過去があるのに、自身の欲望を満たすために蓮子を買うなど、人として許される事ではない。
また人身売買を生業とする卑劣な輩には腸が煮えくり返る。

なのに呪われた血のなせる業なのか、1人の少女を親子二代で蹂躙する。

おぞましい話だったが、先が気になってしょうがなかった。
また、あんな出生でなければ清秀も『人でなしの櫻』ではなく、万人の心を魅了する日本画家になれたかもしれない・・・と思うと切ないラストだった。

異常で耽美的な内容だったが、2人の男の狂気がビンビン伝わった。
清秀亡き後の蓮子は、やはり後を追ったのかな?
余韻がすごい。
人でなしの櫻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 人でなしの櫻 (講談社文庫)より
4065351391
No.8
(3pt)

おぞましい人でなし達の物語。

まず古本だけど、とっても状態が良かった。発送も速く商品に関しては大満足です。

次に本の感想。
この作家さんは初読みでしたが、描写力が凄くて日本画を知らなくても『こんな感じかな?』と想像出来た。
しかしながら凄絶なストーリーで、元を質せば竹井康則の特異な性癖が元凶となり、自身も含め妻と息子の清秀、直接的な関連はないが、清秀の妻と身ごもっていた子供までもが亡くなってしまう。

竹井家は特殊な一族だから、それも呪われた運命と思えるが、8歳で誘拐・監禁・洗脳された蓮子の人生は何と過酷な数年だった事だろう。

誘拐された事も成長している事さえも認識できなくなってしまうのだから、竹井康則の罪は重い。
ただでさえ清秀の母親を壊し、洗脳し、死に至らしめた過去があるのに、自身の欲望を満たすために蓮子を買うなど、人として許される事ではない。
また人身売買を生業とする卑劣な輩には腸が煮えくり返る。

なのに呪われた血のなせる業なのか、1人の少女を親子二代で蹂躙する。

おぞましい話だったが、先が気になってしょうがなかった。
また、あんな出生でなければ清秀も『人でなしの櫻』ではなく、万人の心を魅了する日本画家になれたかもしれない・・・と思うと切ないラストだった。

異常で耽美的な内容だったが、2人の男の狂気がビンビン伝わった。
清秀亡き後の蓮子は、やはり後を追ったのかな?
余韻がすごい。
人でなしの櫻 Amazon書評・レビュー: 人でなしの櫻より
4065269814
No.7
(4pt)

遠田作品の中では

期待したほど…という感じです。中盤まではめちゃくちゃおもしろく惹きつけられます。
ですがその先の展開が読めてしまうし、ありがちなのが残念ですね。
しかし相変わらず筆力と熱量は凄まじく、不幸な男を描かせたら右に出る女性作家はいないでしょう。
この作品の主人公はイケメン設定でしたが、遠田さんの描く男主人公はイケメン設定でなくとも読むにつれてどんどんカッコよくなります。とても魅力的です。

ストーリーが期待していたより上をいかなかったという点で星ひとつマイナスですが、遠田ファンなら読んで損はないと思います。
人でなしの櫻 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 人でなしの櫻 (講談社文庫)より
4065351391

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