白医
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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夕刊紙連載をベースにした6作品の連作長編。ホスピスに勤務する医師が苦痛を訴える患者とどう向き合うかを考え尽くす、医療ヒューマン・ドラマである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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あらすじから「こりゃ、多分ヤバいな」と思っていたが、案の定読んでて私怨全開 価値観も死生観も人それぞれとは思いながらも「楽にしてくれた」医師を訴えるなどよくもそんな真似が出来るモンだ方向にかなり真剣に苛立ってみた 高井みたいな医師に当たったら「言葉が通じない」ことに絶望する。八城看護師は「看守」だ 本人の苦痛<遺族になる予定の健康な人間の心情 の医療者は基本的に信用できない 「あなたが弱音を吐いても揺らがない位に強くなる」と言われたら「アンタが何を言おうと聞き耳持たない」に変換されてぞっとする …分けりゃいいんだよなー。専門に。丁重に速やかに苦痛なく導いてくれさえすりゃ、性根だのイデオロギーだのは問わないのに。何ならルートとって、切り替えスイッチは本人が入れられるようにすればいい。←の難点は、本人が身体を動かせない場合誰が入れるか、ってトコだけど 脳死を人の死として解剖して臓器取り出せる医者はいる。←はエース級だろう。そんでもって本人の意思すら確認できないのに、遺族を説得してでも使えるモノは使いたがる。本人の意思が示されてる安楽死だけが否定されるのはどういう倫理規定なのか、理解が出来ない 慈悲のある医師が施術すると刑事罰に問われる今の制度を何とか出来ないモノか。野放図になるのが心配なら国直轄の「師」でも作って全国行脚制にすりゃいいに。心理的負担の見返りは高額な報酬。法外にはしない。あくまでも高額。フツーの人が葬式代として残せる程度の額。流しの施術師なら個人の日常生活に仕事が浸食せずに済むだろう。他人に明かすのは憚られる、もしくは明かしてはいけない職種なんて幾らでもある。 「楽」はズル。が根底にある気がしてならない ちなみに病による衰弱で折角死に掛けになった、成人女26㎏を蘇生させた自分の主治医に「アンタには良識ってもんがないのか!?」と、問いたい。 恨み節が止めどもなく湧いて来た | ||||
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ホスピスでの医者による安楽死というテーマ自体はありがちでも、著者らしさの展開があるのだろうと期待しながらもそのまま盛り上がらず。 安楽死を行う側の苦悩についてもどこか絵空事だし、患者も何もかも医者にこんなに期待するのも違和感。 多少はミステリー要素を入れてはあるが、本当に下村敦史の作品かと思わせるかのような表面的な描写に終始する。 デビュー時のような練った構成が最近は少なく、作品数が多いのは良いが段々作品レベルが下がってきているのは残念。 | ||||
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ホスピスで、安楽死を望む患者と、それに対する医師の姿勢が描かれた、連作短編集です。 テーマが重いので、ぷつぷつと途切れる感じの、連作短編の形で、むしろよかったです。 各短編で、いろいろの人に焦点を当てています。 個人的にいいなあと思ったのは、第三話です。 癌の末期で起きることもできない母親が、見舞いに来た息子に言います。 「何か困っていることはない?」(P.114) 母は永遠に母であり、子は「永遠の仔」。 自分の亡くなった母親のことを思いだし、涙した場面です。 ラストに「最終話 背負う命」があります。 少しでも救いのある方向へ持っていこうとしたのかもしれませんが、読んだ印象としては、少し安易に感じられました。 全体として、いろいろの仕掛けもあり、エンタメとして読める作品になっていました。 | ||||
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両親を亡くし、当時の事を思い出した。安楽死を賛成か反対かひと言で言えないが本書の家族のように先生にお願いしたこともあったように思う。命の尊厳に切り込んだとても良い内容でした。 | ||||
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