絶声



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    絶声
    絶声 (集英社文庫)
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    初公開日(参考)2019年08月
    分類

    長編小説

    閲覧回数3,153回
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    絶声 (集英社文庫)

    2021年10月20日 絶声 (集英社文庫)

    物語を構築する要素は至って明快なのに、ページを追うごとに謎は深まり、主人公を取り巻く状況は加速しながらめまぐるしく姿を変える。たとえるならば、一級の手品、あるいは数学の名問 今村昌弘氏、感嘆! 莫大な遺産をめぐるどんでん返しノンストップミステリー!! 親父が死んでくれるまであと一時間半──。もう少しで巨額の遺産が手に入る。ずっと父に疎まれ、愛されたこともなく育った大崎正好は、その瞬間を待ち望んでいた。突如、本人名義のブログが更新されるまでは。「私はまだ生きている」……父しか知り得ない事実、悔恨、罪などが次々と明かされていく。その声が導くのは、真実か、破滅か。驚愕のラスト&圧倒的リーダビリティの極上ミステリー!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    絶声の総合評価:6.00/10点レビュー 14件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (7pt)

    物語は平凡だが、仕掛けが秀逸

    2018年に雑誌連載された長編ミステリー。莫大な遺産の相続を目前にした三人の相続人が、遺産を残してくれる父親の策謀に翻弄される、アイデアが秀逸なワイダニット、ハウダニット作品である。
    「親父が死んでくれるまであと一時間半ーー」という冒頭の一文が不気味かつパワフルで、読者はいきなり謎の渦に引き込まれる。主人公が親父を殺すのか、誰かに殺害を依頼しているのか、一時間半という時間設定の意味はすぐに明らかにされるのだが、そこに「親父が生きている」という衝撃の情報がネット経由でもたらされる。死んでもらわなければ遺産を受け取れない三人は、父親が生きてはいない証拠を探すとともに、少しでも多くの取り分を確保しようと協力しあい、いがみ合い、不毛なコンゲームを繰り広げることになる…。
    棚から牡丹餅、濡れ手で粟がいかに人間の醜さを露わにするかを嫌というほど見せつける家族ドラマ、ヒューマンドラマだが、仕掛けの上手さ、ストーリーテリングの巧みさで意外なほど読後感が悪くない。犯人探し、謎解きより、作者の技巧を楽しむエンターテイメント作品としておススメする。

    iisan
    927253Y1
    No.1:
    (7pt)

    絶声の感想

    テクニカルなアイデアが光る楽しい作品です。

    本編も読みやすくおススメの一作ですが、
    個人的にはブログ作成の動機が微妙に弱いと思いました。

    歌舞伎蝶
    LMC3R9P9
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    No.12:
    (4pt)

    いや、おもしろいですよ。

    中盤以降、どういう展開になるのかと読むのをやめられませんでした。
    なかなか面白かったですよ。

    ちょっと種明かしが安物のミステリーっぽいというのが気になりますが、作品を壊すほどのものでもありません。

    十分評価できる作品だと思います。
    絶声 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:絶声 (集英社文庫)より
    4087443078
    No.11:
    (5pt)

    かなり新しい社会派ミステリーです。

    この面白さ、裏切られさ。
    読んで気持ちよかったです。
    絶声 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:絶声 (集英社文庫)より
    4087443078
    No.10:
    (3pt)

    新しいトリックという意味では評価したいですが...

    とにかく今までにないトリックを創作したのは見事だと思いました。本書に関する限りちょっと踏み込むとすぐにネタバレになってしまうためは多言できませんが、最初はよくある手のコンピュータテクニックを使った嫌がらせのようにみえます。これは故人が死ぬ前に仕掛けたのかな、などと思わせるのですが、これが思わぬ人間ドラマに発展していきます。不満をいえば、こういう謎解きものの常として少々図式化されてしまっているため、主人公やA子の人間があまり描けていない点でしょうか。また、進行を急ぐあまり愛子がなぜ失踪宣言をしてほしくないのかといった内容を地の文であっさり説明してしまっているあたり、すこし話の進行を急ぎすぎている感じがしました。作者としては斬新なトリックを思いついたので早く結論部分に持っていきたかったのでしょうが、もう少し寄り道した方がミステリーとして以前に小説として厚みがでたのではないかなと、その辺が残念です。
    絶声 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:絶声 (集英社文庫)より
    4087443078
    No.9:
    (2pt)

    ミステリと言うよりはドタバタ・コメディの印象が強い駄作

    失踪した大富豪(失踪届が出されていてその有効(発効)期限が近付いている)の「死亡認定」が大富豪のブログが更新された事に依って延長されている間に異母弟を含む兄弟姉妹3人が遺産相続を巡って争う、という設定は面白いと思ったが、「死亡認定」が家裁調査官の真鍋の一存に掛かっているという構成が拙いと思った。

    結末もそうなっているのだが、真鍋は立場上、ブログの更新PCの特定、遺産相続関係者の身元調査が出来るので、他の登場人物達は単に(金欲で)ドタバタ・コメディを演じているという印象しか受けず、スリルもサスペンスも感じない。作者はブログの内容に工夫を凝らしているが、上述した通り、真鍋はブログの更新PCの特定が出来る上に、そもそもブログが大富豪の肉声か否か分らない訳だから、読者にとって求心力が無い事この上ない。

    更に、ブログを更新していた人物は金(慰謝料)を貰ってやっていたと言うが、この人物にとって大富豪が金で許せる相手とは到底思えない。大富豪が自身の死後のこの人物の行動を信じるとも到底思えない。ミステリと言うよりはドタバタ・コメディの印象が強い駄作だと思った。
    絶声 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:絶声 (集英社文庫)より
    4087443078
    No.8:
    (2pt)

    よかった、図書館で借りて。

    初めにネタが思い浮かんで適当に人物を配置して作ったという趣の作品です。設定や人物にまるでリアリティがなく、漫画を読んでいるような気持ちになりました。
    下村敦史さんの作品は既に数冊読んでいますが最悪といってもいい駄作です。時間の無駄でした。
    絶声 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:絶声 (集英社文庫)より
    4087443078



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