雪の鉄樹



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初公開日(参考)2014年03月
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長編小説

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雪の鉄樹 (光文社文庫)

2016年04月12日 雪の鉄樹 (光文社文庫)

祖父と父が日々女を連れ込む、通称・たらしの家で育った庭師の雅雪は、二十歳の頃から十三年間、両親のいない少年・遼平の面倒を見続けている。遼平の祖母から屈辱的な扱いを受けつつも、その傍に居るのは、ある事件の贖罪のためだった。雅雪の隠してきた過去に気づいた遼平は、雅雪を怨むようになるが…。愛と憎しみの連鎖の果てに、人間の再生を描く衝撃作。(「BOOK」データベースより)




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雪の鉄樹の総合評価:8.60/10点レビュー 30件。Bランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.30:
(2pt)

僕には合わなかった。

今まで小説を読まなかった人や、暇つぶしにさらっと流し読みするなら良いと思う。
深く読書を楽しむには物足りない。
ストーリーにも意外性は無く、最初に示された疑問を読み進んで解消していくという展開。
まず主人公の姿に共感できなかった。
共感できないので同情もできず、引き込まれない。
小説は引き込まれないと絵が浮かんでこない。
その理由の一つは主人公が善人過ぎるという事。
多くの人間は主人公のように全ての罪を背負い自分を貫くような完全な善人の苦労人ではいられない。
その思考をあれこれと説かれても共感できない。
もう一つの決定的な理由は表現力の乏しさ。
もっと生々しく想像を掻き立てるような表現力があれば絵が浮かび、声が聞こえ、ストーリーの中に入っていけたかもしれない。
そこまで求める小説でもないのかもしれないがお薦めはしない。
雪の鉄樹 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:雪の鉄樹 (光文社文庫)より
4334772730
No.29:
(3pt)

昼ドラ?

一言で言えば

昔懐かしい、昼ドラの世界か?

主人公、雅行は何故?
このような辛酸を舐めさせられるのか?
どうしてここまでの仕打ちに、彼は耐えなければならないのか?

その理由、詳細がなかなか明かされないまま
読み進める。

不思議なことに、このイライラを抱えつつ
そろそろ教えてくれよ、と思いながら
最後まで読まされてしまうのだ。

キーワードは

7月7日
たらし
バイオリン

ドMな人は仕打ちを楽しみ

ドSな人は、耐えがたい苦痛を
修行だと思って味わってください。

いずれにしても 
主人公を自分に置き換えて読むことをオススメします。

んな、アホな。と思う世界に浸ることですね。
雪の鉄樹 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:雪の鉄樹 (光文社文庫)より
4334772730
No.28:
(3pt)

なにかが起こって、復讐と憎悪、償いと純愛が絡み合って

「なにか」の詳細が明かされず、最後の最後まで真相を小出しにしながら物語は少しづづ進行します。一方的に資金、時間、労力を捧げる謎や非人間的な人々の群れ、少年たちの苛立ちと嫉妬などそれらが終盤に向かって収束する技巧は小説としての高い完成度を感じます。

もちろん「間接的関係者なのに?」とか「あまりに悪役を典型的に書きすぎ?」「あっさり命を奪われる人多し。」など進行上の細かい違和感もありますが、やはりこの作者らしく最後に人生の意味と希望を余すところなく提示してくれるところが秀逸です。
雪の鉄樹 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:雪の鉄樹 (光文社文庫)より
4334772730
No.27:
(4pt)

その後のバイオリン。

遠田潤子さんの著書に触れるのは初めてです。簡潔で、それでいて情感のある文章に魅了されました。会話も自然で臨場感があります。読み進めるうちに隠された事実がだんだん明らかになるという叙述方法はもどかしく感じられますが、それは好みの問題でしょう。少し物足りなく感じたのは、面会や手紙の受けとりを拒んでいた舞子が最後には何の説明もなく雅雪を受け入れるのが唐突に思われることです。また、郁也が託したバイオリンがどうなるのかも気になります。遺言通り売り飛ばしてしまうのは作品世界がぶち壊しになりますし、突然バイオリンに目覚めて練習をするとも思えません。ただ、それらを差し引いても傑作であることは揺るがないでしょう。450頁をこえる大作ですが一気に読めるます。
雪の鉄樹 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:雪の鉄樹 (光文社文庫)より
4334772730
No.26:
(3pt)

登場人物の心の動きが見えず感情移入できない

飛行機の中で読むつもりで、ハズレても良し、と手に取った初めての作家さんの作品だったが…
ハズレではないものの、ヒットでもなかった。

卑屈なまでに他人の子とその祖母につくす主人公の姿からはじまり、その謎が明かされていくプロットは面白かった。

登場人物は、恋人の罪を贖うため執拗に被害者家族に関わる主人公、仕事には厳しく女性関係には享楽的な祖父、その二番煎じで一連の悲劇の引き金となる父親など、かなり凝った設定となっている。

しかし、そうした設定がなにか紋切り型で深みがなく、登場人物に感情移入できなかった。
主人公とその恋人の関係は、13年もの贖罪に値するほどの運命的なものにも見えなかったし、父親があれほどの惨事を引き起こす必然性も見えなかった。
設定に凝りすぎて、肝心の登場人物の心の動きが描ききれなかったのではないか。

こうした濃い人間の愛憎劇なら、日本にはもっと上手い作家さんがたくさんいる思う。
雪の鉄樹 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:雪の鉄樹 (光文社文庫)より
4334772730



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