大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。

『雪の鉄樹』で話題の著者による、衝撃のミステリー。

森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていた―。

想いは人知れず、この世の終わりまで滾り立つ―。死んでもいいと海を漂う茉莉香に、虚空を彷徨う大鷲が語りかける。

大阪の港町で居酒屋を経営する藤太の元へ、中学の同級生・秋雄が少女ほづみを連れてきた。

35歳の千穂は不妊治療を始めて10年。一方的に原因を押し付けられ、夫と義母からの嫌味に耐え続けてきた。

高さ四百五十メートルを誇る超高層タワーが銀座にオープンした。数万人が集まる営業初日、漏電による小火が発生。

山深い秘境の村を走る旧道沿いにぽつんと佇む「ドライブインまほろば」。客は滅多に来ないが、比奈子は今日も店を開けた。

歴史的な条約締結のため、韓国の大統領が来日する。 警察が威信をかけてその警備にあたる中、現職総理大臣の孫娘が誘拐された。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

あの晩、あの電話に出ていたら。同級生の殺人容疑で十四歳の息子・翼が逮捕された。

3年前に警察を辞め、家族も離れて暮らす真志に、娘を誘拐したと匿名電話がある。

僕の尊敬する常に完璧な父親が、百合の花を買いに出かけて事故死した。

家出少年が、濡れ衣を着せられた「犯罪者」が、バツイチの女性弁護士が、街中でタクシーを止める。

私は、この醬油蔵の当主になる! 大阪万博前夜。父の実家である奈良の由緒ある醬油蔵で暮らすことになった少女、銀花。

一九八五年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

和久井ミモザは、死の床にある父親に届いた薔薇の絵の写真と不可解な手紙に導かれ、大阪に赴く。

元弁護士の著者ならではの、女性弁護士が奔走する傑作本格推理! 夫の浮気相手にたいして妻が起こした損害賠償請求を受け持つことになった、弁護士の横手皐月。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

事故で母親を亡くし、児童福祉施設に引き取られた志場崎安那は、赤毛のアンに憧れ、明るく生きていた。

八歳の女児が乗用車に撥ねられ死亡する。運転手は不起訴処分になるが、そこには罪深い大人たちの様々な打算が働いていた。

”どんでん返しの帝王”が放つ、社会派ミステリ!人気シリーズ第三弾! 少女を狙った前代未聞の連続誘拐事件。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。

鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也(かけいまさや)に届いた一通の手紙。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。

親王誕生の祝宴に影を差す、盗賊と呪符の謎。

男はなぜ、罪を重ねるのか? 涙腺崩壊必至! 心奪われる入魂のミステリ。 片桐達夫、五十九歳。

科学知識を駆使したミステリを描いた、日本SFの先駆者・海野十三。

カメラマンだった祖父とそのモデルだった祖母。二人の死に秘密があることを聞かされた光介は……。

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。

『銀花の蔵』『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の著者が放つ、 人間の業の極限に挑んだ、衝撃の問題作 しがない日本画家の竹井清秀は、妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。

東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。

ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。

死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が、次々に殺される事件が起きた―。

母は死に、父は人を殺した――。

一度罪を犯したら、人はやり直すことはできないのだろうかーー。罪とは何か、償いとは何かを問いかける究極の長編ミステリー。

平穏だった家族が少年事件によって崩れていくさまを描く心理サスペンス。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。

フランスのとある田舎町の元領主ゴラーズ家に嫁いできた女。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

ピアノ調律師の一藤麻衣子には、秘密があった。

幼き日に、警察に運命を狂わされた誠也とレイ。大人になった二人は、彼らへの復讐を始める。

”どんでん返しの帝王”が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ! 死ぬ権利を与えてくれ――。

陰惨な歴史が残る四国山中の集落・尾峨に赴任した中学教師・金沢には、競技中の事故で陸上を諦めた疵があった。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。