集結: P分署捜査班
- 警察小説 (526)
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ジョーク交じりで大変読みやすかったです。 | ||||
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イタリアではすでに8作が刊行され、テレビドラマとしてもシリーズ化されているという大人気の警察小説シリーズの第一作。「イタリア発 21世紀の87分署シリーズ」という帯の惹句通り、シリーズとしての邦訳を期待したい傑作警察ミステリーである。 | ||||
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い | ||||
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本作品、レビュー3点台なので期待せず読み始めました。が!良い意味で期待を裏切る名作でした。原作も素晴らしいとは思いますが、訳者も素晴らしい。海外小説を読んでいて感じる言葉の違和感がまったくない。特に人物描写が素晴らしかったです。 刑事もの好きでヨーロッパ、北欧の作品を主に色々読んでいますが近年稀に見る名作に出会いレビューしました。まだ原作者の本は三冊しか日本で販売されてないようですが、すべて購入しました! | ||||
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イタリアのRaiTVで人気ドラマになっている。それをチラッと観て面白そうだったので本作を読んだ。 先ず、ドラマをチラッとでも観ているから当然登場人物はドラマの俳優を想像しながら読みだした。街の景色しかり。特に街中や海岸の情景はドラマに助けられた。ナポリのバッソ(底辺の居住区)の光景なんて知らないからね。 そういう逆から入った自分には充分面白い刑事小説。公証人婦人殺害犯人は始めの方で「鎧戸を閉め切って」って発言で直ぐにピンときたけど、そこに至る理由は最後までわからなかったし、自殺を偽装した連続殺人とそれを独りで追う副署長、犯人らしき神父、監禁かと思わせてパパ活少女。色々盛りだくさんで飽きないで一気に読んだ。 ただ翻訳はイタリア語原作を英語に訳したのを又日本語にしているのかな?イタリア語から日本語に翻訳したとは思えない部分が結構ある。それから無駄な句読点が多いよ。 とはいえ、原作やドラマはどんどん先に進んでいるのでどんな形でも日本語翻訳が続いて欲しいな。 モンタルバーノみたいな人気ドラマでも日本では最後まで放送されなかったし、無理かな?イタリア物の推理小説が大好きなんだよね。イタリア語でなら購入できるけど、そこまでして読むかどうかは考え中(笑) | ||||
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私は作者の作品は初読だが、作者には「P(ピッツォファルコーネ)分署捜査班」シリーズというものがあって本作はその第一作の由(冒頭にエド・マクベイン等への献辞がある)。イタリア警察小説も初めて読んだ。本作では主人公のロヤコーノ警部が上司との確執に依って閉鎖の危機にあるP分署へと異動させられ、そこで各分署の"鼻つまみ"である捜査メンバーを「集結」して、事件に当たる様を描いており、シリーズ第一作に相応しい。きっと個性派揃いのメンバーが「集結」するであろうし、この辺は「87分署」シリーズを意識していると思うが、街を擬人化する程のキザさは無い。ただし、ある男性のある女性に対する殺意及びある女性が監禁されている事を示唆したブロック体の章を冒頭付近に挿入するという趣向を加えている。これらがメインの事件となるのであろう。 第一の印象は、シリーズの初作という事由もあるだろうが、北欧ミステリ風に刑事達のプライベートに踏み込んでいる点である(実際は踏み込み過ぎで物語の進行を妨げている、あるいは本作を「愛の物語」に仕立てあげようとしている)。そして、殺されたのはプレイボーイの公証人フェスタの資産家兼篤志家の妻だった。これは描写から、上述した挿入章の前者の結果だろうと自然に思うし(読者にしか分らないが)、そうだとすれば「犯人=フェスタ」となるが、これでは単純過ぎる上に、犯行時、フェスタは愛人のルッソ(この割り出し方も安直)と一緒に居た事が判明する。一方、監禁された(らしい)女性に対しては、後でフェイクだった事が判明する(酷過ぎる)。この後も幾つかの挿入章が出て来るが、その挿入基準が一定でない無い点も本作の進行を妨げている上に作者の未熟さを感じる。この挿入章の曖昧性と刑事達のプライベートへの踏み込み過ぎで捜査は一向に進まないし、犯人候補も浮かび上がらない。最終40頁になった辺りで、急に警察小説らしくなるが、ここでも犯人の動機は「隠れた愛」で、読者に犯人を当てられる筈がない。また、刑事を含め登場する女性を「美人か否か」で区別する記述が多い点も、イタリアらしいと言えばそれまでだが、気になった。 シリーズの初作という気負いもあるだろうが、警察小説と言うよりは「愛の物語」という体裁の駄作。二作目の世評が高い(実はその二作目を読む準備として本作を手に採った)ので、その第二作に期待したい。 | ||||
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イタリア版87分署シリーズということですが、エド・マクベインの詩的というか、装飾過剰ともいえる文体ではないので、警察官の群像劇といった程度の類似かと思います。 いささかキャラクターが類型的であったり、女性を魅力的と表現する際のイメージが画一的だったりとマイナス面もあります。 でも、分かりやすいキャラクターが登場し、短い章立て手スピーディに展開するストーリーなので、エンターテイメントとしては十分に面白いと思います。 無人島にもっていく1冊にはならないかもしれませんが、値段分は面白く読めるという意味では、まさしく87分署シリーズの再来といえなくもないかもしれません。 | ||||
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