集結: P分署捜査班



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

8.00pt (10max) / 2件

7.67pt (10max) / 3件

Amazon平均点

4.09pt ( 5max) / 11件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
2pt
サイト内ランク []A総合:349位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

75.00pt

52.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2020年05月
分類

長編小説

閲覧回数2,429回
お気に入りにされた回数3
読書済みに登録された回数3

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)

2020年05月29日 集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)

ナポリでも治安最悪の地区にあるピッツォファルコーネ分署で、汚職により捜査課に大量欠員が発生。そこで各地から腕ききだが問題のある警官たちが送りこまれ、急造で捜査チームが結成される。ロヤコーノ警部を筆頭とする彼ら彼女らは、息つく暇なく起こる事件――スノードーム収集が趣味の女性資産家殺し、少女の監禁騒動など――へ果敢に挑んでいく……!イタリア発の大人気警察小説、21世紀の〈87分署〉シリーズがここに開幕!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

集結: P分署捜査班の総合評価:8.15/10点レビュー 13件。Aランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

特捜部Qのような濃厚さはないけれども、ほどよく痛快ミステリー

ジョーク交じりで大変読みやすかったです。
娯楽劇ではありませんが(もちろんミステリーなので)痛快さは心地よさ。
二作目も出ているようですね、楽しみが増えました。

場面としては、もう少し掘り下げてほしいところもありましたが、この軽さがP分署の良さなのでしょう。
さくさく読めるので未読の方には是非お勧めします。





ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

まさにイタリアンな警察小説!

イタリアではすでに8作が刊行され、テレビドラマとしてもシリーズ化されているという大人気の警察小説シリーズの第一作。「イタリア発 21世紀の87分署シリーズ」という帯の惹句通り、シリーズとしての邦訳を期待したい傑作警察ミステリーである。
ナポリでもとりわけ治安が悪い地域を担当するピッツォファルコーネ分署は、捜査班の4人の刑事が押収したコカインを横領したことで逮捕され、分署は存続の危機を迎えていた。そこに送り込まれてきたのが、切れ者ながら上司との折り合いが悪くて放出されたロヤコーノ警部、捜査中に暴力事件を起こしたロマーノ巡査長、署内で発砲したアレックス巡査長補、アメリカ刑事ドラマかぶれのスピード狂のアラゴーナ巡査という、いずれも癖があり過ぎて、前任署で持て余しものになっていた刑事たちだった。それを統括するのは人格者で新任のパルマ署長、さらに従来から分署にいた二人のベテランを加え、7人の捜査班が結成された。彼らが着任そうそうに直面したのが、スノードーム収集が唯一の趣味という資産家の中年女性の殺害事件だった。ロヤコーノたちが事件を伝えるために被害者の夫の事務所に行くと夫は不在で、連絡が取れなかった。後で夫に会うと、最初に伝えた出張という不在の理由は嘘で、愛人と泊っていたことを告白する。にわかに重要参考人となった夫だったのだが、犯行を裏付ける証拠は何も見つからなかった・・・。
本書冒頭の「謝辞」で筆頭にエド・マクベインの名を挙げていることからも明らかなように、87分署シリーズを意識して書かれた作品である。87分署をリスペクトするシリーズは世界中で書かれているが、本作はその中でも傑作に挙げられる完成度を達成している。本筋の事件解明プロセス、事件の背景となる社会状況、警察内部の事情など、警察ミステリーに必要な要素はきちんと押さえられている。さらに、7人の捜査班メンバーの個性、それぞれの生活、個人的な悩みなどが彩り豊かに描かれ、現代イタリアのヒューマン・ドラマとしても楽しめる。
すべての警察ミステリーファンに今後の展開が楽しみなシリーズが登場したと、自信を持ってオススメする。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(4pt)

こイタリア

集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)より
4488296041
No.10:
(5pt)

素晴らしい人物描写

本作品、レビュー3点台なので期待せず読み始めました。が!良い意味で期待を裏切る名作でした。原作も素晴らしいとは思いますが、訳者も素晴らしい。海外小説を読んでいて感じる言葉の違和感がまったくない。特に人物描写が素晴らしかったです。
刑事もの好きでヨーロッパ、北欧の作品を主に色々読んでいますが近年稀に見る名作に出会いレビューしました。まだ原作者の本は三冊しか日本で販売されてないようですが、すべて購入しました!
集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)より
4488296041
No.9:
(5pt)

TVドラマを観て

イタリアのRaiTVで人気ドラマになっている。それをチラッと観て面白そうだったので本作を読んだ。
先ず、ドラマをチラッとでも観ているから当然登場人物はドラマの俳優を想像しながら読みだした。街の景色しかり。特に街中や海岸の情景はドラマに助けられた。ナポリのバッソ(底辺の居住区)の光景なんて知らないからね。
そういう逆から入った自分には充分面白い刑事小説。公証人婦人殺害犯人は始めの方で「鎧戸を閉め切って」って発言で直ぐにピンときたけど、そこに至る理由は最後までわからなかったし、自殺を偽装した連続殺人とそれを独りで追う副署長、犯人らしき神父、監禁かと思わせてパパ活少女。色々盛りだくさんで飽きないで一気に読んだ。
ただ翻訳はイタリア語原作を英語に訳したのを又日本語にしているのかな?イタリア語から日本語に翻訳したとは思えない部分が結構ある。それから無駄な句読点が多いよ。
とはいえ、原作やドラマはどんどん先に進んでいるのでどんな形でも日本語翻訳が続いて欲しいな。
モンタルバーノみたいな人気ドラマでも日本では最後まで放送されなかったし、無理かな?イタリア物の推理小説が大好きなんだよね。イタリア語でなら購入できるけど、そこまでして読むかどうかは考え中(笑)
集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)より
4488296041
No.8:
(2pt)

シリーズの初作という気負いもあるだろうが、警察小説と言うよりは「愛の物語」という体裁の駄作

私は作者の作品は初読だが、作者には「P(ピッツォファルコーネ)分署捜査班」シリーズというものがあって本作はその第一作の由(冒頭にエド・マクベイン等への献辞がある)。イタリア警察小説も初めて読んだ。本作では主人公のロヤコーノ警部が上司との確執に依って閉鎖の危機にあるP分署へと異動させられ、そこで各分署の"鼻つまみ"である捜査メンバーを「集結」して、事件に当たる様を描いており、シリーズ第一作に相応しい。きっと個性派揃いのメンバーが「集結」するであろうし、この辺は「87分署」シリーズを意識していると思うが、街を擬人化する程のキザさは無い。ただし、ある男性のある女性に対する殺意及びある女性が監禁されている事を示唆したブロック体の章を冒頭付近に挿入するという趣向を加えている。これらがメインの事件となるのであろう。

第一の印象は、シリーズの初作という事由もあるだろうが、北欧ミステリ風に刑事達のプライベートに踏み込んでいる点である(実際は踏み込み過ぎで物語の進行を妨げている、あるいは本作を「愛の物語」に仕立てあげようとしている)。そして、殺されたのはプレイボーイの公証人フェスタの資産家兼篤志家の妻だった。これは描写から、上述した挿入章の前者の結果だろうと自然に思うし(読者にしか分らないが)、そうだとすれば「犯人=フェスタ」となるが、これでは単純過ぎる上に、犯行時、フェスタは愛人のルッソ(この割り出し方も安直)と一緒に居た事が判明する。一方、監禁された(らしい)女性に対しては、後でフェイクだった事が判明する(酷過ぎる)。この後も幾つかの挿入章が出て来るが、その挿入基準が一定でない無い点も本作の進行を妨げている上に作者の未熟さを感じる。この挿入章の曖昧性と刑事達のプライベートへの踏み込み過ぎで捜査は一向に進まないし、犯人候補も浮かび上がらない。最終40頁になった辺りで、急に警察小説らしくなるが、ここでも犯人の動機は「隠れた愛」で、読者に犯人を当てられる筈がない。また、刑事を含め登場する女性を「美人か否か」で区別する記述が多い点も、イタリアらしいと言えばそれまでだが、気になった。

シリーズの初作という気負いもあるだろうが、警察小説と言うよりは「愛の物語」という体裁の駄作。二作目の世評が高い(実はその二作目を読む準備として本作を手に採った)ので、その第二作に期待したい。
集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)より
4488296041
No.7:
(4pt)

欠点もありますが、エンターテイメントとして十分楽しめます

イタリア版87分署シリーズということですが、エド・マクベインの詩的というか、装飾過剰ともいえる文体ではないので、警察官の群像劇といった程度の類似かと思います。
いささかキャラクターが類型的であったり、女性を魅力的と表現する際のイメージが画一的だったりとマイナス面もあります。
でも、分かりやすいキャラクターが登場し、短い章立て手スピーディに展開するストーリーなので、エンターテイメントとしては十分に面白いと思います。
無人島にもっていく1冊にはならないかもしれませんが、値段分は面白く読めるという意味では、まさしく87分署シリーズの再来といえなくもないかもしれません。
集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:集結 (P分署捜査班) (創元推理文庫)より
4488296041



その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク