誘拐: P分署捜査班
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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二作目になると、警部・検事・署長・副署長などなど個性的な面々の性格が絞られており読みやすかったです。 | ||||
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イタリアの87分署シリーズと評価が高い「P分署シリーズ」の第2作。富豪一族の少年がされた誘拐事件を巡って、ろくでなし集団が奮闘する警察小説である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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Kindleで読んだので最後の数ページが何らかのエラーで見れないのかと思うほどの、読者の想像力に任せる手法とは違う腑に落ちない終わりかたです。どんな結末にせよ、過程を散々見てきた読者にもう少し読後の余韻を持たせる描き方をして欲しかった。物語が収まってません。 | ||||
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結構調子よく前作から繋いでると思ったんだが、最後の結末は何なの?毛布を抱きしめ…だから子供はそこにいないの?すっきりしない。 イタリア物は大好きだから翻訳が続いて欲しい。英語からじゃなくイタリア語から翻訳してほしい。 架空の美術館や教会なのか、実際にあるのか後書きで触れて欲しい。出てくる建造物や場所が見つからないから時間かけて調べてしまった。 まあ、それなりに楽しめた。ラストだけ不満。 | ||||
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結末が納得いかなかったので二度読みしました。どうしてこうなる? | ||||
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レビューを読むと本当に皆様ミステリ好きな方々で、オマージュとなっている元作品を熟読されておられることもよくわかるのですが、これを単体で読んだときの評価は低いです。 一言で言うと、謎解き以外の部分に手を広げすぎ。 最近の傾向として、刑事も一人の人間であり、例えば離婚、親との確執、子供の親権問題、病気、親の介護、恋愛、そういう仕事以外の部分で抱える苦悩について幅広く描く傾向にあると思いますが、この作品では、ほぼすべての登場人物にそれをするため、とにかく話が脱線しがち。 そのため、柱となる誘拐事件と窃盗事件についての部分がぼやけてしまい、犯人像の描き方にも不満が残りました。 シリーズ全てを通して読めば、それぞれの個性がもっとよくわかるのでしょうけれど、テレビドラマ化を狙ってそういう手法を採るのは、この本を単体で読んだ者としては内輪受けとしか思えず残念です。 | ||||
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「P分署捜査班」シリーズの第二作。私は世評の高い本作を読むためにまず初作の「集結」を読んだが、不満足な出来だった。本作で扱う事件は資産家の祖父を持つドドと言う少年の「誘拐」事件と夫婦仲の悪い家で起こったとされる奇妙な盗難事件。私が初作に対して抱いた不満の1つは北欧ミステリが如く刑事達のプライベートに踏み込み過ぎていて物語の進行を妨げている点で、本作でもその悪癖は続いているが、主人公のロヤコーノとチ-ムの母親役であるオッタヴィアの心情に関しては上手い題材だと思った。ロヤコーノに関してはせっかく同居出来た娘のマリネッラを失う畏れと重畳させているし、オッタヴィアに関してはもっと切実で、普段は母性の強い優しい女性を演じているが、実は自閉症の息子を抱えて疲弊していて家から逃げ出したいとの願望を持っているオッタヴィアの良心と真向から向き合っているからである。 しかし、幾ら不鮮明な監視画像とは言え、ドドを連れ去ったドドの元ベビーシッターのレーナの事を両親(ちなみに母親は愛人と同棲しており、疎遠な祖父のお金で生活している)共に認識出来ないというのは如何にも不自然(ミス・リードかも知れないが、何れにしても作者には誘拐犯(正確には3人組の内の2人で、残りは雇った外国人)を読者に隠す意図は無いという創りは如何なものか)。また、挿入基準が一定でない挿入章を幾つか設けている悪癖も初作のままで、ロヤコーノに想いを寄せる女性検事補が裁判所の許可を経ずに被害者宅を盗聴してしまうのもご都合主義が過ぎる。そして、当初の予想通りだが、盗難事件は全くの付け足しという雰囲気で何の工夫も無い。更に、盗聴しているのだから、3人組の動向を把握出来るのは当たり前で、3人組を操っている黒幕の正体も自然に浮かび上がってしまう。 作者が刑事達をやや上手く扱い始めたという点が唯一の取り柄。北欧ミステリが如く刑事達のプライベートに踏み込んで"人間(愛憎)模様"を描くのは悪くは無いが、それならオッタヴィアの心情にもっと深く踏み込むべきだったと思う。初作の冒頭でエド・マクベインに献辞を捧げている事から、「87分署」シリーズを目指しているのだろうが、それにしては犯人側の計画姓や事件解決のアイデアを欠いた評判倒れの凡作だと思った。 | ||||
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