誘拐: P分署捜査班



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初公開日(参考)2021年05月
分類

長編小説

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誘拐 (創元推理文庫 M テ 19-2 P分署捜査班)

2021年05月10日 誘拐 (創元推理文庫 M テ 19-2 P分署捜査班)

21世紀の〈87分署〉待望のシリーズ第2弾 誘拐された10歳の少年を救い出せ! 型破りな刑事チームの奔走が始まる― P分署管内の美術館から十歳の少年が消えた。気性の荒いロマーノと気取り屋の若造アラゴーナのコンビが中心となり、衝突しながら捜査を進めるうち、迷子や失踪ではなく誘拐であることが確実となる。いっぽうロヤコーノ警部は、高級住宅から何も盗まず去った奇妙な空き巣の事件を担当。さらに副署長が独自に調べる一連の自殺案件にも新たな展開が……。同時進行する犯罪を型破りな刑事たちが追う、21世紀の〈87分署〉シリーズ第2弾!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

誘拐: P分署捜査班の総合評価:7.77/10点レビュー 13件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(9pt)

「集結」を読んだ時は何が何やらでしたが

二作目になると、警部・検事・署長・副署長などなど個性的な面々の性格が絞られており読みやすかったです。
シリーズものの良いところですね。

ミステリーとしても群を抜いており「集結」よりも私は好きですね。
イタリアではテレビドラマ化しているようで、日本でも見られたらいいのに〜。

肩ぐるしいところもなく、一作目同様サクサクと読めますので未読の方にはお勧めです、まずは「集結」から。


ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ろくでなし刑事たちの熱い思いと衝撃のラスト

イタリアの87分署シリーズと評価が高い「P分署シリーズ」の第2作。富豪一族の少年がされた誘拐事件を巡って、ろくでなし集団が奮闘する警察小説である。
高級マンションに住む夫妻から空き巣が入ったと通報があり、ロヤコーノとアレックスが出動したのだが現場の様子が明らかにおかしく、事件は自作自演ではないかと疑われた。同じ頃、美術館見学に訪れていた10歳の少年・ドドが行方不明になったと電話があり、ロマーノとアラゴーナが駆けつけた。一緒にいた同級生から「ドドは金髪の女性に手招きされて付いていった」との証言を得る。さらに、ドドがナポリでも有数の富豪の孫である事が判明し、捜査班は身代金目当ての誘拐ではないかと緊張する。空き巣と誘拐、二つの難事件を抱えた捜査班は「ろくでなし刑事たち」という外部の評価とは裏腹に使命感に燃え、すべてを投げうって捜査を進めていった。そして最後、犯人を突き止めた捜査班が見たものは…。
前作以上に、登場人物たちのキャラが立ち上がり、事件捜査も警察ものの王道を行く緻密な展開でミステリー度を高めている。イタリアではテレビドラマ化される人気だというのも納得の傑作エンターテイメントである。
前作が気に入った読者はもちろん、警察ミステリー・ファンには安心してオススメできる作品と言える。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(4pt)

最後が気に食わない

Kindleで読んだので最後の数ページが何らかのエラーで見れないのかと思うほどの、読者の想像力に任せる手法とは違う腑に落ちない終わりかたです。どんな結末にせよ、過程を散々見てきた読者にもう少し読後の余韻を持たせる描き方をして欲しかった。物語が収まってません。
誘拐 (創元推理文庫 M テ 19-2 P分署捜査班)Amazon書評・レビュー:誘拐 (創元推理文庫 M テ 19-2 P分署捜査班)より
448829605X
No.10:
(3pt)

原題はブイオ「闇」

結構調子よく前作から繋いでると思ったんだが、最後の結末は何なの?毛布を抱きしめ…だから子供はそこにいないの?すっきりしない。
イタリア物は大好きだから翻訳が続いて欲しい。英語からじゃなくイタリア語から翻訳してほしい。
架空の美術館や教会なのか、実際にあるのか後書きで触れて欲しい。出てくる建造物や場所が見つからないから時間かけて調べてしまった。
まあ、それなりに楽しめた。ラストだけ不満。
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No.9:
(5pt)

おもしろかったが、結末が納得いかない。

結末が納得いかなかったので二度読みしました。どうしてこうなる?
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No.8:
(2pt)

ミステリーとしては稚拙

レビューを読むと本当に皆様ミステリ好きな方々で、オマージュとなっている元作品を熟読されておられることもよくわかるのですが、これを単体で読んだときの評価は低いです。
一言で言うと、謎解き以外の部分に手を広げすぎ。
最近の傾向として、刑事も一人の人間であり、例えば離婚、親との確執、子供の親権問題、病気、親の介護、恋愛、そういう仕事以外の部分で抱える苦悩について幅広く描く傾向にあると思いますが、この作品では、ほぼすべての登場人物にそれをするため、とにかく話が脱線しがち。
そのため、柱となる誘拐事件と窃盗事件についての部分がぼやけてしまい、犯人像の描き方にも不満が残りました。
シリーズ全てを通して読めば、それぞれの個性がもっとよくわかるのでしょうけれど、テレビドラマ化を狙ってそういう手法を採るのは、この本を単体で読んだ者としては内輪受けとしか思えず残念です。
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448829605X
No.7:
(3pt)

「87分署」シリーズを目指しているのだろうが、それにしては犯人側の計画姓や事件解決のアイデアを欠いた評判倒れの凡作

「P分署捜査班」シリーズの第二作。私は世評の高い本作を読むためにまず初作の「集結」を読んだが、不満足な出来だった。本作で扱う事件は資産家の祖父を持つドドと言う少年の「誘拐」事件と夫婦仲の悪い家で起こったとされる奇妙な盗難事件。私が初作に対して抱いた不満の1つは北欧ミステリが如く刑事達のプライベートに踏み込み過ぎていて物語の進行を妨げている点で、本作でもその悪癖は続いているが、主人公のロヤコーノとチ-ムの母親役であるオッタヴィアの心情に関しては上手い題材だと思った。ロヤコーノに関してはせっかく同居出来た娘のマリネッラを失う畏れと重畳させているし、オッタヴィアに関してはもっと切実で、普段は母性の強い優しい女性を演じているが、実は自閉症の息子を抱えて疲弊していて家から逃げ出したいとの願望を持っているオッタヴィアの良心と真向から向き合っているからである。

しかし、幾ら不鮮明な監視画像とは言え、ドドを連れ去ったドドの元ベビーシッターのレーナの事を両親(ちなみに母親は愛人と同棲しており、疎遠な祖父のお金で生活している)共に認識出来ないというのは如何にも不自然(ミス・リードかも知れないが、何れにしても作者には誘拐犯(正確には3人組の内の2人で、残りは雇った外国人)を読者に隠す意図は無いという創りは如何なものか)。また、挿入基準が一定でない挿入章を幾つか設けている悪癖も初作のままで、ロヤコーノに想いを寄せる女性検事補が裁判所の許可を経ずに被害者宅を盗聴してしまうのもご都合主義が過ぎる。そして、当初の予想通りだが、盗難事件は全くの付け足しという雰囲気で何の工夫も無い。更に、盗聴しているのだから、3人組の動向を把握出来るのは当たり前で、3人組を操っている黒幕の正体も自然に浮かび上がってしまう。

作者が刑事達をやや上手く扱い始めたという点が唯一の取り柄。北欧ミステリが如く刑事達のプライベートに踏み込んで"人間(愛憎)模様"を描くのは悪くは無いが、それならオッタヴィアの心情にもっと深く踏み込むべきだったと思う。初作の冒頭でエド・マクベインに献辞を捧げている事から、「87分署」シリーズを目指しているのだろうが、それにしては犯人側の計画姓や事件解決のアイデアを欠いた評判倒れの凡作だと思った。
誘拐 (創元推理文庫 M テ 19-2 P分署捜査班)Amazon書評・レビュー:誘拐 (創元推理文庫 M テ 19-2 P分署捜査班)より
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