死んだレモン



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初公開日(参考)2020年07月
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長編小説

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死んだレモン (創元推理文庫)

2020年07月30日 死んだレモン (創元推理文庫)

車いす生活者のフィンが越してきたニュージーランド最南端の町。そこでは26年前に少女失踪事件が起きていた。事件から6週間後、隣家のゾイル家の土地から彼女の骨の一部が発見された。住人たちは逮捕されたが、遺体が見つからず釈放され未解決となった。事件とゾイル家の関わりは明らかなのに証拠がない場合、どうすればいいのか? ゾイル家の不気味な三兄弟を調べ始めるフィン。だが彼らに命を狙われ……。ナイオ・マーシュ賞受賞の斬新なデビュー・ミステリ!(「BOOK」データベースより)




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死んだレモンの総合評価:6.46/10点レビュー 13件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

車椅子のアクション・ヒーローは初めてかな?

これまでお目にかかったことが無かったニュージーランド発のミステリー。しかも、車椅子の素人探偵が未解決事件の謎を追ってアクション・シーンを展開するという珍しいことばかりの作品である。
ニュージーランド最南端の小さな町の人里離れたコテージに引っ越して来たフィン。ビジネスでは成功していたものの精神のバランスを崩し、酒に溺れた末に交通事故を起こして車椅子生活になり、すべて投げ出して移住して来たのだった。住み始めて間もなく、隣りの農場を訪れたフィンは、そこで出会った三兄弟・ゾイル家に強い違和感を覚える。さらに、フィンが住み始めたコテージの前の持ち主の女性の娘と夫が26年前に相次いで行方不明になり、しかも娘の骨の一部がゾイル家の敷地から発見されていたことを知り、事件を調べてみようとする。ゾイル家の三兄弟は取り調べを受けたものの起訴されることは無く、事件は未解決のままなのだが、フィンは三兄弟の犯行だと確信する。決定的な証拠が見つからない事件に焦燥を深めていたフィンは、今度は三兄弟から脅迫されるようになった。
ニュージーランド南端の荒涼とした風景をバックグラウンドに、不気味な登場人物、独特の文化的背景から生まれる人間関係が重苦しいドラマを展開する。さらに主人公が人生に絶望した車椅子生活者という点もどんよりした雰囲気を強めている。謎解きミステリーとしては一定のレベルに達しているのだが、周辺エピソードがあちこちに飛んでストーリー展開が遅いのが難点。珍しいニュージーランドの文化、自然、社会風俗の面白さはあるもののミステリーとしての面白さが削られる結果となっている。
謎解きミステリー、サスペンス作品のファンにオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(2pt)

猫好きは読まないほうがいい

高評価なレビューが多い中、私は合いませんでした。
たとえば「奇跡的に無事で、かろうじて立っていた」のあとに「黒焦げで、腕は千切れ、血はほとばしり」のような表現が続き、無事どころか死にかけてるよね? 無事な人とは別の人のこと? と混乱して、確認に前のページに戻ったことがしばしばありました。「俺は覚悟を決めた」と言った数行後に「やはりもう駄目だ」と言ったり。
設定は面白かったのですが、とにかく流れというか繋ぎかたが万事つたなくて、書きたいところだけ力の入ったライトノベルのようでした。
最初自費出版だったと知って、ですよね、と私は納得の作品でした。
死んだレモン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死んだレモン (創元推理文庫)より
4488162053
No.11:
(4pt)

面白かった。

同作家の別の作品『壊れた世界で彼は』を先に読み、次いでこちらを読みました。
同じように事件の経過そのものはもっさりしています(二作品同じ印象ということはこれが同作家の筆癖なのでしょう)。
が、こちらは出だしからクライマックスの現在と、交互に語られる過去の経緯という構成の妙が、もっさり感を上手に打ち消していると感じられました。
オチは正直、ある程度途中で予想できる(というよりも逆算して人物を絞り込めてしまう)ので少々物足りない気はするのですが。それでも『壊れた世界で〜』よりはずっと面白く感じられたのは、現在の緊張感を合間合間に挟み込む一方で、謎解きさせる過去を現在に追いつかせる手法が良かったのだろうなぁと。
しかし二作読んで思ったのですが、この作家は通常そこは丁寧に描写するだろうというくだりを、やけにあっさり場面転換で省略もといスルーするのですね。
それがこの作家の筆癖であり個性なのだと思うのですが、あまりにあっさりしているので、二作品とも「え!これで終わり!?」と内心びっくりでした。
死んだレモン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死んだレモン (創元推理文庫)より
4488162053
No.10:
(4pt)

思った以上でした

あまり期待せずに買ってみましたが、思った以上の作品でした。

帯にもある様に主人公が最初から絶体絶命のピンチで、犯人が分かった状態からスタートするのですが・・

ニュージーランドが設定と言うのは珍しいと思いますが、土地柄含めて結構楽しめる作品だと思います。
死んだレモン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死んだレモン (創元推理文庫)より
4488162053
No.9:
(2pt)

ミステリーというよりサスペンス

ストーリーの展開からすると障害を持った主人公のサスペンスというところですが、主人公を含めて登場人物が類型的で惹きこまれるものがありません。ミステリーとしては凡庸で面白味がなく、事件の動機や背景もはっきりしないまま終わります。心理学や歴史の説明部分は冗長で、ストーリーにうまく挿入されているとはいえません。
色々と詰め込んでみたけど、うまく消化できなかったという印象でした。
死んだレモン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死んだレモン (創元推理文庫)より
4488162053
No.8:
(1pt)

総じて残念

期待して読み始めたが、1/3もいかずに苦痛になってきた。
物語は主人公が崖から落ちかかるリアルタイムパートと、主人公が舞台となる街にやってきてからの過去パートが、パラレルに進んで最後に収束していく構成。そういう構成だと、普通は「なんで主人公は崖からぶら下がることになったのか?」と2のパートをつなぐ部分を想像しながら読むのだが、本書は意外性も何もない。これならパラレルじゃなくて1本道のほうがよかったのでは。

途中のカウンセラーは説教臭いし、悪役たちは作者が不気味さを印象づけようとしているのはわかるものの、人物の造形が浅くて不気味さが足りない。ネタバレになるので具体的には書かないが、結末は説明不足でまったく腑に落ちなかった。
死んだレモン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死んだレモン (創元推理文庫)より
4488162053



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