死んだレモン
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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これまでお目にかかったことが無かったニュージーランド発のミステリー。しかも、車椅子の素人探偵が未解決事件の謎を追ってアクション・シーンを展開するという珍しいことばかりの作品である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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高評価なレビューが多い中、私は合いませんでした。 たとえば「奇跡的に無事で、かろうじて立っていた」のあとに「黒焦げで、腕は千切れ、血はほとばしり」のような表現が続き、無事どころか死にかけてるよね? 無事な人とは別の人のこと? と混乱して、確認に前のページに戻ったことがしばしばありました。「俺は覚悟を決めた」と言った数行後に「やはりもう駄目だ」と言ったり。 設定は面白かったのですが、とにかく流れというか繋ぎかたが万事つたなくて、書きたいところだけ力の入ったライトノベルのようでした。 最初自費出版だったと知って、ですよね、と私は納得の作品でした。 | ||||
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同作家の別の作品『壊れた世界で彼は』を先に読み、次いでこちらを読みました。 同じように事件の経過そのものはもっさりしています(二作品同じ印象ということはこれが同作家の筆癖なのでしょう)。 が、こちらは出だしからクライマックスの現在と、交互に語られる過去の経緯という構成の妙が、もっさり感を上手に打ち消していると感じられました。 オチは正直、ある程度途中で予想できる(というよりも逆算して人物を絞り込めてしまう)ので少々物足りない気はするのですが。それでも『壊れた世界で〜』よりはずっと面白く感じられたのは、現在の緊張感を合間合間に挟み込む一方で、謎解きさせる過去を現在に追いつかせる手法が良かったのだろうなぁと。 しかし二作読んで思ったのですが、この作家は通常そこは丁寧に描写するだろうというくだりを、やけにあっさり場面転換で省略もといスルーするのですね。 それがこの作家の筆癖であり個性なのだと思うのですが、あまりにあっさりしているので、二作品とも「え!これで終わり!?」と内心びっくりでした。 | ||||
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あまり期待せずに買ってみましたが、思った以上の作品でした。 帯にもある様に主人公が最初から絶体絶命のピンチで、犯人が分かった状態からスタートするのですが・・ ニュージーランドが設定と言うのは珍しいと思いますが、土地柄含めて結構楽しめる作品だと思います。 | ||||
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ストーリーの展開からすると障害を持った主人公のサスペンスというところですが、主人公を含めて登場人物が類型的で惹きこまれるものがありません。ミステリーとしては凡庸で面白味がなく、事件の動機や背景もはっきりしないまま終わります。心理学や歴史の説明部分は冗長で、ストーリーにうまく挿入されているとはいえません。 色々と詰め込んでみたけど、うまく消化できなかったという印象でした。 | ||||
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期待して読み始めたが、1/3もいかずに苦痛になってきた。 物語は主人公が崖から落ちかかるリアルタイムパートと、主人公が舞台となる街にやってきてからの過去パートが、パラレルに進んで最後に収束していく構成。そういう構成だと、普通は「なんで主人公は崖からぶら下がることになったのか?」と2のパートをつなぐ部分を想像しながら読むのだが、本書は意外性も何もない。これならパラレルじゃなくて1本道のほうがよかったのでは。 途中のカウンセラーは説教臭いし、悪役たちは作者が不気味さを印象づけようとしているのはわかるものの、人物の造形が浅くて不気味さが足りない。ネタバレになるので具体的には書かないが、結末は説明不足でまったく腑に落ちなかった。 | ||||
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