戦場のアリス



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初公開日(参考)2019年03月
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長編小説

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戦場のアリス (ハーパーBOOKS)

2019年03月15日 戦場のアリス (ハーパーBOOKS)

1947年、戦時中に行方不明になったいとこを探すシャーリーは、ロンドンの薄汚れた住宅を訪ねる。現れたのは酔いどれの中年女。潰れた指で拳銃を振り回すその女、イヴは元スパイだった―。第一次大戦中、若きイヴは無垢な容姿と度胸を買われ、ドイツ占領下のフランス北部へ潜入する。そこでは凄腕のスパイ“アリス”が無数の情報源を統括していた。語られる壮絶な真実とは?実話に基づく傑作歴史ミステリー。(「BOOK」データベースより)




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戦場のアリスの総合評価:7.65/10点レビュー 17件。Bランク


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(8pt)

実話をベースにした女スパイたちへの讃歌

アメリカではミリオンセラーを記録したという歴史ミステリー。史実に基づくものだけが持つ力強いエンターテイメント作品である。
ナチスドイツの空襲の傷跡が残る1947年のロンドン。戦時下のフランスで連絡が取れなくなったフランス人の従姉・ローズを探していたアメリカ人女学生・シャーリーは、手がかりを持っているはずの人物を訪ねるのだが、現われたのは両手の指が醜く潰れた酔っ払いの老女・イブだった。始めは全く関わろうとしなかったイブだったが、シャーリーが洩らしたローズの関連情報に興味を示して、ローズ探しを手伝ってもいいと言い出し、イブの運転手として雇われている元軍人のフィンとともに3人でフランスに渡った・・・。
実はイブは第一次世界大戦時、ドイツ占領下のフランス北部でイギリスのために諜報活動を行っていたスパイ組織「アリスネットワーク」の一員で、若さを武器に優秀な働きをしていたのだが、同時に、凄惨な経験もしてきた過去を持っていた。一方のシャーリーはアメリカの裕福な家庭で育った19歳の女学生だが、戦場から帰った兄が拳銃自殺するという経験があり、さらに自身も望まぬ妊娠により両親からプレッシャーを受けて自信喪失し、幼い頃から慕っていたローズを探し出すことで自分を取り戻そうとしていた。全く異なる背景を持つ二人だったが、それぞれの物語がフランスで交錯したことから、互いに影響し合いながら共通の目的に向かっていくことになる。
イブの視点から見れば復讐の物語であり、シャーリーの視点からは一人の女性として自立していく成長物語である。さらに、過去と現在を繋ぎながらフランスを旅するロードノベルであり、共通の目標に向かって力を合わせるバディ物語でもある。実在したスパイ組織をベースにしているだけに歴史小説としての完成度が高く、また逃げる人物を追いかけるマンハント・ミステリーとしてもよくできている。特に、敵役であるフランス人のレストラン経営者の悪辣ぶりが秀逸で、物語に深みを加えている。
007をはじめとするスーパースパイものとは一線を画す、リアルなスパイ小説として、また女性が主人公のミステリーとして、幅広いジャンルのミステリーファンにオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.16:
(1pt)

本当に新品なのか

新品なのに帯がなくて、がっかりです。
戦場のアリス (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:戦場のアリス (ハーパーBOOKS)より
4596541086
No.15:
(4pt)

学びになる

ケイト・クインの作品を読むのは3作目だが(本作が邦訳1作目)、日本で出版されているのはいずれも時代背景が約80年前の第二次世界大戦前後のものだ。本作では加えて、第一次大戦下での女性スパイ活動(原題『『THE ALICE NETWORK』)が、史実に基づいて描かれている。
彼女の作品はいずれも長編だが、ほとんど退屈させられることはない。私は個人的に、未だ多くのことで現在に影響を残しているこの時代のことにとても興味があり、「このような事実があったとは」と学びになる。
女性作家が描いた女性目線の関心ごと(ファッションや男女関係など)がちらほら散見されるし、シャーリーに関してはクライマックスシーンにおいて若干都合のよさを感じないわけではない。
だが、女性スパイの非常に厳しい任務と生きざまは読み応えがあり、シャーリー、イヴ、フィンの人間関係はおもしろくもあった。読後感もよく、よく調べられたいい物語だ。
ケイト・クインの作品は今後も読みたいと思う。お馴染みの加藤洋子さんの訳文も読みやすくて好きだ。
戦場のアリス (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:戦場のアリス (ハーパーBOOKS)より
4596541086
No.14:
(5pt)

一気に読む面白さでした。

Rose Codeも面白かったですが、
引き込まれて一気に読みました。
戦場のアリス (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:戦場のアリス (ハーパーBOOKS)より
4596541086
No.13:
(5pt)

読み終えるのがもったいなかった

後半、ストーリーが全部つながり、一気に盛り上がりました。読み終えるのがもったいない。素晴らしいエンターテイメントです。映画にならないかな?

出てくる女性たちがとても強くて憧れます。
翻訳の小説は、著者である外国人(たいてい英米)や、主な読者である英米の人々の価値観を大事にしているので、日本人的考えとの相違に違和感を持ってしまうことが多いのですが、この小説は文句なく共感しました。
女性のたくましさ、生きていく強さへのリスペクトは万国共通なのですね。
戦場のアリス (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:戦場のアリス (ハーパーBOOKS)より
4596541086
No.12:
(2pt)

戦場のアリス

1947年、戦争中に行方不明になったいとこを探すシャーリーは、ロンドンの薄汚れた住宅を訪ねる。現れたのは酔いどれの中年女。潰れた指で拳銃を振り回すその女、イヴは元スパイだった――。
戦場のアリス (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:戦場のアリス (ハーパーBOOKS)より
4596541086



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