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償いの雪が降る
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償いの雪が降るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 1~20 1/3ページ
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与えられた人生を悔いなく生きることの尊さを改めて思い起こさせてくれた。 | ||||
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大なり小なり生まれた時から、誰でも足かせがある。 その中で生きることの意味、強さを感じる本だった。 | ||||
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有罪判決を受けた凶悪犯罪者の話には隠された真実が……世の中には冤罪サスペ ンス的な内容の小説や映画は沢山ありますし、あらすじを見ただけでまたかと敬 遠する方もいるかもしれませんが、本書は手に取ってみても損はないと思います。 ただ、やたらと重さを感じさせるあらすじや邦題(ついでに出版社による煽り文 句)と、実際の内容にはちょっとズレがある気がします。本書はあくまで良い意 味でのエンターテインメント作品で、基本的には予定調和な展開がメインです。 事件の真相も実にシンプルなもので、恐らくこうなんだろうと思い描く通りの話 です。真相の衝撃やプロットの意外性ではなく、事件に関わることになったそれ ぞれの人生に、どのような変化がもたらされるのかがこの小説のキモでしょう。 ちなみに主人公のジョー・タルバート、ヒロイン的存在のライラ、どちらも最初 はどこか気に食わない印象だったのですが、物語が進むほどに好感を持てるよう になり、深く感情移入させられていきます。こういった描き方もとても巧みです。 死期を迎えたカールや弟のジェレミーらの登場人物も魅力的で、私はすっかりこ の世界が好きになってしまいました。文章も読みやすく、鬱陶しくならず丁度よ い塩梅でのジョークや軽口もとても良かったです(翻訳も上手いのでしょうね)。 色々書きましたが、とにかく読者を楽しませることを考えて書かれた小説だと感 じます。さぁ感動しなさい!みたいな押しつけがましさもないので、煩わしさ等 なく夢中で物語を堪能しました。続編も出ているようなので読むのが楽しみです。 | ||||
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最初は地味な作品をと思い購入しましたが、読み終わっての印象は、怖さを感じながらもスリリングで面白い、です。 読みやすかったので登場人物に、気持ちが入り余韻が残る作品でした。 | ||||
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読んでてつらい場面もありましたが、良い本でした。作者の他の本も読みたくなりました。 | ||||
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まず訳がうまくて読みやすい。 そのせいか、間隔を空けながら読んだのにすぐストーリーに入り込むことができた。 本当に読んで良かったと思った。 | ||||
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何となく主人公が大学生であることから地味な感じがして、少し読むのを躊躇っていたが、本当に面白くて読んでよかった。 自分がレビューする以前の段階で評価が高かったが、この評価にふさわしいと思った(評価を信じてよかった!)。 こういった小説で泣きそうになったのは初めてかも。 務台さんの訳もよかった。務台さんが訳したピーター・スワンソンの本(創元推理文庫のもの)も全て読んでいるが、訳がいいからか非常に読みやすい(以前、あるSFもので訳に非常にイライラさせられたことがある)。 いい小説を読めた。大満足。続編の「過ちの雨が止む」も必ず読む。 | ||||
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主人公ジョー・タルバートは、無鉄砲なくらいに勇敢な青年。 自閉症の弟の世話、アルコールに溺れる母親との確執といった問題を抱えながら 自身は大学のレポートを仕上げるため、過去の少女暴行殺害事件の真相究明に挑むこととなる。 本のカヴァーやタイトルからは、北欧ミステリのような陰鬱な印象を受けるが ジョーの熱血ヒーロー的な明るさ、隣人のライラとの恋など アメリカ映画のようなスッキリした勧善懲悪さやロマンスが盛り込まれている。 先を読みたくなる謎が散りばめられていて、一気に読むほど面白かったが ジョー・タルバートの向こう見ずな行動については、感情移入できるかどうか 評価が分かれるかも知れない。 | ||||
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この作品はアメリカの作品らしく元軍人が出てきたり胸糞性犯罪が出てきますが(なんで欧米の作品でこうも性犯罪と小児性愛が多いんでしょうね…)テンポも良く長すぎず、各人物も良く描けているし、謎解きも段階を踏む感じで面白かったです。 ただこれまたアメリカの作品らしく後半めちゃくちゃアクションが多くて、自分のようにミステリーにアクションよりも推理や心理戦を期待するタイプにはややアクション長いかなって感じはありました。 ただこれはこれは単に好みの話ですので、これで悪いということではありません。 エンタメとして楽しみつつも、登場人物の様々な生き方、生きることとどう向き合うのか、考えさせられた作品でした。 | ||||
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序盤から淡々とした文章で引き込まれます。読んでいてテンポが良いのは嬉しいです。 ただ後半分はかなり様相を変えてしまうのが残念。トリックも流石に「物足りない」ですよね。 映画のような感じの作品ですが、それなら映画を見るよねぇ。そう言う意味では惜しい作品です。 | ||||
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暫く読みたくなる作品に出逢えなかったが、当たりました。 他も読んでみたい。 | ||||
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本書『償いの雪が降る』は、アレン・エスケンスのデビュー作である。 著者は、ミネソタ州立大学マンケート校などで、創作を学び、25年間、刑事専門の弁護士として働いてきたの履歴を知り、なるほどと思った。 主人公のジョー・タルバートをはじめ登場する人物の性格描写などをリアルに描く手腕は並みではない。 著者があれも書きたい、これも書きたいと、てんこ盛りのエピソードが多少気になるが、ジョーのような境遇の若者もアメリカには実在すると思わせてくれた。 手練れのミステリ読みは「DJ」と出てきたところで真犯人が誰か判ってしまうが、物語がどのように展開するかの興味で読み進んでしまった。 物語のプロット設定やディテールなども、とても処女作だとは思えないストーリーテリングの上手さに、つい夜更かしながら読んでしまった。 なになに賞受賞作、との宣伝文句に誘われて入手して、外れな作品でガッカリしたことが多く、本書のことは知っていたが入手するのを躊躇っていた。 が、『償いの雪が降る』を入手して、久しぶりに読み応えある新人作家のミステリを堪能した。 第一作だけで、著者アレン・エスケンスの才能を決めることはできないので他の作品も読むことにした。 | ||||
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この十数年米国発のミステリーから遠ざかっていた.久しぶりの読後感は面白かったの一言.歳のせいか物事の先読みに疎くなったせいか,残念ながら筋が余り良く読めなかった.これは著者の力量と解すべきものと考えた方が良いのかも知れない.新鮮な読後感だった.絵に描いたようなハッピエンドだったが. | ||||
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ストーリーテリングというのか、物語の構成と進行が大変巧みで、人物の一人ひとりが生き生きと描かれており、引き込まれて読みました。 主人公たちは各々過去に辛い経験があり、そのエピソードを読んでいるとこちらも苦しくなってしまうのですが、彼らが前を向いて日常を生きているので、読むほうも物語を投げ出さずに彼らと共に歩むことができます。 ミステリーとしての仕掛けはそれほど変わったものではありませんが、程よいペース配分で丁寧に進行し、興味をつないでくれました。 読後感は、とても晴れやかです。満足です。 | ||||
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バリー賞など三冠、エドガー賞最優秀新人賞最終候補となった衝撃のデビュー作! | ||||
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サスペンスなんだけど、主人公の生い立ちや家族を原因とする制約、解決までの時間制限など、色んな要素が程よく絡み合っていて、一気に読み終えた。 おすすめです。 続編もでているので、購入決定です。 | ||||
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ジャンルで言えばハードボイルドだろうが、タイトルが示す通りかなりウェットな内容。 主人公もヒロインも若いことに起因するのだろうが、”孤高の探偵が汚れた街を行く”などという雰囲気は全くない。 大学のレポート課題で偶然に終身刑者にインタビューしたことをきっかけに、30年前に起こった殺人事件の謎を解くという展開だが、話はシンプルだし、キャラもさほど印象には残らない。 どのキャラのエピソードもどこかで聞いたり見たような話ばかりだし、犯人に至っては大体想像通り。 それでもこの小説を魅力あるものにしているのは、作者の筆力に尽きる。ちょっと修飾過剰の気はあるが、比喩や例えが抜群にうまいうえに、季節や環境をもうまく写しとっていて、その優しいリズムで読み終えられるし、読後感もよい。 このキャラでの次作はきついかもしれないが、作家としての力量はあるので次回作が楽しみ。 | ||||
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登場人物三人の過去やそれに対する悔いや償いへの思いなど、設定は非常に良いと思います。 特にカールの語る話とその過去の重さなどもあり、単純な冤罪解決の話に留まらない重みを作品全体に与えていると思います。 望むらくは、最後の真犯人との決着に向けて盛り上がりが少し足りなかった、と言うか少しありふれた終わり方かな?と言うのが残念なところでしたが、全体的には面白かったです。 雪が解ける時には、それぞれの償いが報われるのでしょう。 | ||||
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デビュー作でこの内容とは大した作家である。太田愛さんのデビュー作にも引けを取らないと思います。 主人公の飲んだくれ母親に対し、イライラした私は、最近決まり手になっている「ラスト読み」を実行!! 禁じ手ではあるが、年寄りには物語から受けるストレスが命を縮める原因になる?から・・即実行です。 名作は禁じ手にもビクともしません。そうして前に戻り「俺は犯人を知ってるぞ!!」と余裕で読書にふけるのでした。 | ||||
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ミステリーとしては拍子抜けするくらいゆるいストーリー。 たいがいのミステリ読者なら人物表を見ただけでたぶん犯人がわかる。 それでもなんとなく最後まで読んだのは 主人公の大学生を取り巻く人々の描写が 物語として面白かったから。 文体がもっとくだけていたら(ラノベっぽく訳したら) 完全にラノベだなと思うくらい いろいろご都合主義ではあるけれど。 ラストのちょっとしたバトルまでグイグイとひっぱられて読んだ。 ほんとに最後の最後までご都合主義ながら きれいに物語が終わる良作。 | ||||
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