初秋



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

5.00pt (10max) / 2件

6.09pt (10max) / 11件

Amazon平均点

4.53pt ( 5max) / 68件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
3pt
サイト内ランク []C総合:260位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

40.00pt

20.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1981年12月
分類

長編小説

閲覧回数5,097回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数11

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)

1988年03月31日 初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)

離婚した夫が連れ去った息子を取り戻してほしい。―スペンサーにとっては簡単な仕事だった。が、問題の少年、ポールは彼の心にわだかまりを残した。対立する両親の間で駆け引きの材料に使われ、固く心を閉ざして何事にも関心を示さない少年。スペンサーは決心する。ポールを自立させるためには、一からすべてを学ばせるしかない。スペンサー流のトレーニングが始まる。―人生の生き方を何も知らぬ少年と、彼を見守るスペンサーの交流を描き、ハードボイルドの心を新たな局面で感動的に謳い上げた傑作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

初秋の総合評価:8.94/10点レビュー 70件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

初秋の感想

アメリカのハードボイルド探偵小説です。
この手の小説の主人公はとにかくカッコイイですね。
少年を自立へ導く主人公の目線は父親のようであり、また二人は友情のような絆で結ばれます。
大人の男性向けのハートウォーミングな小説でした。

のぶくん
UIM2AM2N
No.1:
(3pt)

うすっぺらな探偵小説でした

ロバート・B・パーカーの作品がこれほど中身のないものだとは予想していませんでした。ただのマッチョ探偵の日記にすぎません。なぜ「初秋」なのかも理解できませんでした。

わたろう
0BCEGGR4
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.68:
(5pt)

十五歳の少年を一人前の男にする

銃を持ち、肉体的にも精神的にもタフな私立探偵が活躍するという、典型的なアメリカ産ハードボイルド小説です。
特に、ハードボイルド論を説くために、少年を男にする、という設定を用いたのは秀逸だったなと思います。
主人公のスペンサーが少年に対し、男はこうあるべき、という話をすることで、無理なく、端的にハードボイルドな男を演出することに成功しています。
初めて著者の小説を読みましたが、どちらかというとチャンドラーよりハメットよりかな、という印象を持ちました。
他の作品も読んでみようと思います。
初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)より
4150756562
No.67:
(5pt)

ハードボイルド小説が好きなら読んでおくべき!

学生の頃、ハードボイルド小説が好きで北方謙三、大藪春彦あたりを読んでいる頃に、海外作家も方へもいった。
もちろん、チャンドラーから入り、ロバート・B・パーカーも読んでみた。
ロバート・ラドラムの暗殺者シリーズにもハマっていたなぁ。
この初秋といえばハードボイルド小説の名作。
私も好きな作品でした。
入院することになった会社の若い子におススメハードボイルド小説セットとして差し入れしました。
おススメです。
初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)より
4150756562
No.66:
(3pt)

途中から主人公主体のサスペンスモノになった

愛情のないクズ親同士のいざこざに巻き込まれ、無気力になっている子供を赤の他人が鍛えて、自立心のある一人前の人間にしていく。
こんなあらすじに興味を覚え、読んでみました。

スペンサーが、ポールに大工や筋トレ、ボクシングを指導し、大切なことを語るところは心をうたれるところがありました。

しかし、後半はポールの実父の犯罪を危険に晒されながら暴いていくというサスペンスものになり、その過程で僕個人が期待していた「少年の成長」が置いてきぼりになってる印象がありました。

そもそも、作品自体が推理モノですしね。

食事のシーンが美味しそうでした。
初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)より
4150756562
No.65:
(5pt)

シリーズ中の傑作

離婚した夫婦の争いの中、自立する機会を失った少年ポールを、スペンサーが体を鍛えることから成長を促す。派手なアクションはなく、いわゆるハードボイルド的な作品ではないが、成長小説として一流の作品です。のちのシリーズで、成長して頼りになるポールにお目にかかるのが楽しみです。
初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)より
4150756562
No.64:
(5pt)

早く自立せざるを得ない少年と男の話

「ネグレクト」され続け「お互いを傷つけあうための道具」として両親に扱われ続けた少年と、その少年をひょんなことから拾上げる骨太探偵のお話。

「無関心」という必死の盾により己を守る少年の心を「体を鍛える」ことによってほぐしていくスペンサー。
「君は自立せねばならない」というセリフはどこかのタイミングで男であれば誰もが言われる必要があることですよね。言われるタイミングとしては15歳あたりはベストだろうと思います。

自分の家の居心地をよくすることに必死なマイホームパパをよく見かけますが私はいつもそれに批判的です。
特に男の子にとっては
「我が家の居心地がよくない」
ということが物凄く自立を促し家を出ていくきっかけとしてとても良いことだろうと思っていますが、それでも本書に登場するこの少年の環境はひど過ぎます。
スペンサーじゃなくても私でも手を差し伸べるかもしれません。

この一連の「自立した男」へと進んでいく過程でスペンサーが大事にしているのは少年の心をほぐす為には「体を鍛えること」が最も適しているとしていること。
「気持ちを気持ちによって変える」という至難の業に取り組んでいる人を見ると「外から変えたほうが簡単なのに」といつも思う私にとってこのスペンサーの言動は我が意を得たりでとても溜飲が下がりました。

あの悲惨な両親の子供にしてはやたらと聞き訳が良すぎる気もしますが、朴訥とした素朴な会話の中に「誠実に自分に向き合ってくれている人」をしっかり見分ける能力のあった子、だということで納得させました。

ジェイソンステイサムを勝手にイメージして読み切りました。
とても危険なのに心温まる素敵な本でした。

ただびっくりするのはフォーシーズンズホテルをフォアシーズンズと翻訳しているところ。
他に全く手落ち感が無かっただけにこれは本当に悪目立ちしました。
初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)より
4150756562



その他、Amazon書評・レビューが 68件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク