盗まれた貴婦人
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小洒落た様に見せかけたセリフが臭い。 話の内容も馬鹿げている。 時間と金の無駄。 | ||||
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ロバート・B・パーカーが2010年に他界して以来、作品に手をつけていない。翻訳作品のほぼ全部を読んでいる。残すは4冊。とりわけパーカーのファンというわけではない。最高の作家とも考えていない。主人公にのめり込んでもいない。むしろ相手の方から距離を置くタイプの主人公たちが多いように見える。素っ気なく気取って、しかもタフガイであったりする。もしかしたら平和ボケした日本の片隅で読むストーリーではなかったのかもしれない。 しかし名作と言われる『初秋』で、スペンサーは男というものをある意味で定義づけ、少年に示して見せる。あの時間と風景は忘れ難い一幅の絵のように心に残る。多くのパーカー・ファンは、ああいう純情にやられてしまったところもあるのではないか。 パーカーの他界を知っても、新訳本を買い、4冊は書棚に読まれることなく残った。ぼくは、きっとパーカーに別れを告げることがなかなかできなかったのだ。そして30年もの間、さして愛読というほどの思い入れはなかったにせよ、彼の主人公たちとの時間を共有してきた。長期読者ならではの、哀悼の想いに包まれていた、としか言いようがない。 最近ロバート・クレイスのハードボイルドに接して、彼も決して最新の作家ではないにせよ、ハードボイルドという形式の探偵小説が持つ禁欲と逞しさを改めて思い知った。クレイスは、マージというジャーマン・シェパードとともに復活を遂げ、ぼくは今日にも届くかもしれない新作を待っている。そして、今、パーカーをこのままぼくの地下に埋没させるのではなく、しっかり弔鐘を鳴らそうと心に決めることができたのだ。 本書はスペンサー・シリーズ最終二作の一作目。ボストンという気位の高い都市を背景に、大学のキャンパスや、重厚な美術館を巡る、タフで料理上手で警察との関係も悪くない私立探偵が動き回る。事件は美術品の取引現場でスペンサーがガードをした大学教授が爆殺されることに発する。スペンサーも命を狙われる。 本書の特徴は、ホークを初め、凄腕のガンマンたちが誰一人登場しないことだ。ホークは不在だし、他のガンマンは、スペンサーが寄せ付けず、自分でやると決めた一件。失敗した仕事。プライド。そういうことである。 美術品の行き着く先が、ドイツの歴史の闇であることも興味深い。アウシュビッツの闇から繋がるが歪んでしまった歴史の罠に、歴史と学問の街ボストンが身をよじらせ苦悶に呻いているかのような内容の物語である。本シリーズにしては珍しい視点だと思う。 本書を書く時に、作者は自らに残された時間を知っていたのだろうか? そんな問いかけも、まるで永い時を経た書斎に舞い立つ埃のように、ただただ消えてゆく。 | ||||
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私が持っていないスペンサーシリーズの最後の一冊でした。 | ||||
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オランダの画家の1枚の名画をめぐり、殺人事件へと発展。 目の前で依頼者を失ったスペンサーが復讐の捜査を開始する。 今回、ホークは留守。 その他の脇役も登場せず、登場するのはスーザン、そして警察、FBI関係の準レギュラーのみ。 スペンサーらしいファイティング・シーンや間一髪の危機シーンもあり読み応え十分。佳作。 | ||||
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複雑に絡んだ糸を一つずつほぐしていくと、更に一層複雑に絡んだ糸が現れる。それを丹念に一つ一つ解きほぐしていくと、少しずつ核心が見えてくる。 主人公とともに、そんな謎解きを楽しむ、探偵ストーリー。 主人公スペンサーは私立探偵。ある日、盗まれた絵画を身代金と交換する場面でのボディーガードを依頼される。しかし、取引現場で絵画は爆発し、依頼者は死亡しスペーサーも九死に一生を得るが、護衛は失敗する。 探偵としてのプライドを傷つけられたスペンサーは、依頼料を返却した上で独自の調査を開始していくが…。 腕っ節が強くて知識・教養があり女性にもてるが、恋人以外には手を出さない。こんな絵に描いたような男が活躍するのだから、そりゃぁ面白くて当然だな。 翻訳物(海外物)に共通のことだが、最初の数十ページは何が何だか分からない。ここを我慢して読むこと。これらを乗り越えたら、途中で止めたくても止まらないだろう。 なお題名の「貴婦人」は、盗まれた絵画「貴婦人と小鳥」のこと。シリーズものなので、前作とを読んでいれば、登場人物が共通するので、より面白いだろうが、全く初めての読者でも十分楽しめる。 | ||||
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