■スポンサードリンク
六人目の少女
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
六人目の少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
思わせ振りなタイトルと宣伝だけれど「六人目の少女」であることに大したアイデアは無い。 必要以上に派手な犯行で、キャラも立って警察小説の安定の盛り上がりはするが、"ルール違反"も少々あり、 ミステリ作品として考えると可もなく不可もなく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
異常な物語に、読み手を飽きさせない作者が差し出す迷路の罠に、まんまとはまってしまいました。隣の人は何者??文中で「世界はクソったれだ!!」と叫びたくなるほど、漆黒の現代には普通の顔をした「純然たる異常者」が蔓延っているのかも・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリー展開が優れてる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半の導入部分から、設定に違和感を抱きつつ、そこそこ面白く読めていた。 キャラクターはしっかり立っている・・・が、肝心の犯罪心理学者ゴランの性格や雰囲気がいまいちつかめないままだった。 街並みや室内風景の描写がうまくなく、いまいち想像が広がらなかった。 死体を見つける描写も下手だ。捜査官達が驚愕している、ショックを受けているという描写に対して、死体の微細な描写はなく、ざっくりとしていて、どのように残酷で彩られているのかが全く伝わってこず、肩透かしを食らう。 後半、捜査の展開で霊媒師の登場は「うわぁ」とドン引き。 イタリアだし、そういう文化があるのかなぁと心の中で擁護するも、一応犯罪心理学や過去の事例を資料として使い、小説を書いているなら霊媒師はないんじゃないかと思ってしまう。 (ちなみに、韓国では霊媒師が捜査に協力することは文化的にあるそうだ。) 伏線がないまま、後半にどんどん”発見”され”逮捕”されていく人物。 唐突すぎて受け入れられないところが多々。 真犯人はこの人!はじめまして!な展開で「えっ、二時間ドラマなら冒頭で出てきた人物の中の誰かが真犯人なのは定番でしょ?」という感じ。 後半ドタバタした展開に差し込まれる無理やり感のあるラブシーンにも「えぇ・・・キャラクターのイメージと違う」と受け入れにくい。 最後まで読んで、作者がどういうオチにしたかったのかよくわかった。 そのためのラブシーンだったのかと思うと理解できるが、物語の展開としては不自然。 「六人目の少女」というタイトルも、オチを見ればしっくりくる。 う~ん、酷評する人の気持ちはよくわかる。 もろ手を挙げて絶賛するほどではないが、作者が何をしたかったのか、作者が「悪とは」をテーマにしたかったなどは伝わってくるので、悪くはない。 ただ、「真犯人が意図したとおりの結末になったのだ~!怖いだろ~!」というオチに対しては、 霊媒師が捜査して発覚するところまで真犯人が読んでいたのか? 主人公が誰と寝ることになり、妊娠するところまで読んでいたのか? など、真犯人がエスパーすぎて、無理やり感満載。つっこみどころ満載。 物語は、悪くはないんだけど・・・後半の力技が多すぎて萎える。 とくに結末に向けての動きは怒涛の荒業の連続で、前半でできあがっていたイメージを次々とぶち壊していくので、人によっては読むのをやめてしまうかもしれない。 諦めずに最後まで読めば、「あーこうしたかったのね」とちょっぴり許せるかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無駄な描写が多く展開の遅さに苛立ちを感じる。この作家の作品を読むことはもうないだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こういうのもありだと思いますが、時間かけて読む本じゃないです。途中から、飽きてきて、流し読みで読んだのですが、それでも時間かかりました。この手のオチにしては、専門用語も多すぎです。ただ、訳は大変、読みやすいものでした。訳がよくて、これなのですから、あれなのでしょう。「超超訳」で、半分ぐらいのボリュームならいいのではないでしょうか。世界中で売れてるとのことですが、世界中に暇人が溢れてるということですね。私もですがw | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初から引き込まれて面白かったんですよ。 途中まではね… でもどんでん返しの連続過ぎて疲れました。 こんなに誰も彼も犯人なの?とか その人 どこから出てきたの?とか 最後に犯人が出てきても それはいきなりすぎるでしょ?とかね。 霊媒師だのサブリミナルとか 盛り込み過ぎです。 後半は星2だけど 最初の頃が面白かったんで星3です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中までは良かった。 息もつかせず、読み進められた。 ただ、被害者6人分のドラマは、盛りだくさんすぎた。 特に、途中、50歳で必ず死ぬ急性の胃癌と、それによる重体の昏睡の病人から情報を聞き出すための、霊媒師の登場、それと、5人目の遺体の置き場所も、やりすぎに感じた。 最後まで話をかっちりとした形で描ききって欲しかった。 今後に期待! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
イタリア発のサイコサスペンス。 最近、ヨーロッパが熱いですね。 どんどん輸入してほしいです。 この作品、少女の腕が切り取られてるという猟奇性という点では、けっこうサイコですし、陰鬱な空気も流れていて、サイコサスペンスの王道をいってる感はあります。 ボリュームもあります。 ただ、読み終わった後の感想としては、驚愕とかスッキリしたとか、そういう読後感が何もなかったです。 ああやっと分厚いのを読み終わったよ、と感じただけでした。 もうちょっとひねりが欲しかったです。 この作家さんの今後に期待して星4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後半というには終盤に近すぎる時点での霊媒師やら何やら新たなる登場人物たちのオンパレードで、ものすごいスピードに置き去りにされた読者が一人ぽかーんという読後感でした。 「羊たちの沈黙」が別格なんですね、なるほど深く理解しました…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これって、ミステリーとしては反則ではないでしょうか? 最終局面(残100頁くらい)、大詰めを迎えての登場です。ここから怒涛の展開なのですが、どうも無理筋に思えてしまって、往年のジェフリー ディーヴァーの作品のようなカタルシスを得ることは残念ながらできませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段ミステリー小説は読まないので他の本と比べることはできないのですが、600ページ超の本にも拘わらず飽きずに読めます。 少女の誘拐殺人事件にトラウマのありそうな(でも予想は超えている過去がまっています)ある女性捜査官が立ち向かいます。 こうなるのかなーという予想は見事に裏切られ、「あれっ?あれ?」と思ってるうちにまた新たなどんでん返し。 良かった点は犯人の異常な殺人の仕方。犯人の不気味さ。 あれ?と思ったのは最後80ページぐらいからの急転直下な展開。でも総合的にはとても雰囲気があって 最後までゾクゾクとさせられること間違いなしです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
イタリアの作家が描くサイコ・サスペンス。森の中で発見された六人の少女の左腕。次々と見付かる少女たちの死体。特別捜査班に招集されたミーラ・ヴァスケス捜査官が事件の闇に迫る。 乏しい伏線だけで、二転三転する展開と突然のオカルトの登場にアレっと思うのだが、雰囲気は映画『セブン』に近い。猟奇的なテーマと雰囲気は良いのだが、ミステリーとしては今ひとつ。 久しぶりの本格的サイコ・サスペンスかと期待したのだが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
イタリアを楽しみにして読んだのだが、ここはイタリア??? 確かにイタリア北部の冬は寒い。と思って読んでいた。 サイコスリラーというとどうしても「羊たちの沈黙」と比較されるのだが、 比較する方がいけないと思う。 あちらは「別格」 こちらは、そこまでには至りきれなかったかな。 ただ、最近はヨーロッパのミステリーやサイコが面白いのも事実。 ミステリーとして楽しんだ方がいい小説。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伏線もなくただどんでん返しの連続でミステリーとは呼べない気がします。 ストーリーもはじめはともかく、後半だれました。 長さはあるので真面目なミステリー作品を期待している人は、時間の無駄になるので読まないほうがよいかも | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
行方不明の少女たちの腕が見つかり、捜査が開始されるが・・・というお話。 最初はよくある類型的なサイコ・スリラーかと思いあまり期待しないで読んでいましたが、確かにそういう部分もなくはないですが、凄く面白かった小説でした。興を削ぐとまずいのであまり書けませんが、最近のこの手の事件で問題になっているという新手の犯罪手法が出てきてそれがとても薄気味悪く、実際にあることに軽い衝撃を受けます。怖い時代になったものだな、と思いました。 それ以外でも精細のある登場人物や意外な結末など、多くの国に翻訳され数多くの賞を獲得したのも納得の作品でした。キモい事件を扱いながらもあまり不快にならないところもこの著者のスキルの高さを感じさせます。 一般のミステリの歴史に残るかは微妙かもしれませんが、サイコ・スリラーの歴史には確実に残ると思われる傑作。是非ご一読を。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
片腕を鋭利な刃物で斬られた少女たちの苦痛と、残された家族たちの悲痛が全編に満ちている。 しかし事件にどこか既視感を感じる。長大な物語全体にただよう不安感が我々の身の回りにも起っているような。 発端は6人の少女の左腕が地中から発見され、行方不明の少女5人の名前が判明する。 女性捜査官ミーラ・ヴァスケスたちの捜査により、一人目の犠牲者を車のトランクに入れていた男が逮捕される。しかし彼の私生活はまるで聖者のように生真面目な人間だった。 子供の失踪を専門とするミーラに加え、「犯罪学者」ゴラン・ガヴィラもチームに加わり見えない犯人に「アルベルト」という仮名をつけて小児性愛者、シリアルキラーを中心に捜査は本格化する。しかしロシュ警部がいう<やつは遺体を少しずつ発見させるつもりだ。>というように二人目、三人目の少女の遺体が発見される。それも腐った人形のような無惨な姿で。 容疑者も次々にあげられるが、皆どこかで関連があるようにも見え、捜査陣はますます先が見えない状況に追い込まれる。 ついには警察署内で遺体が発見されるにいたり、六人目の少女捜しのために霊媒師から催眠術まで総動員して犯人に罠をかける。 すさまじいスピードで展開が変わり、ついには捜査の中心にいるミーラも心に闇を持つ人間であることまで明らかになるほど物語は拡大し続ける。 本書の最後の頁を閉じたとき、読者にこの物語が身近におきていると感じさせる不穏な空気は、我々の日常生活の隣でも起きている事件だからではないのか。 尼崎の「モンスター」(一橋文哉著)、北九州の「消された一家」(豊田正義著)、茨城他「凶悪」(新潮45)。すべて謎に包まれ消されてしまった者たちだけが真実を知っているという不気味な感覚。 それは本書では物語の舞台となる国名、地名がいっさい登場せずどこにでも起こりうる事件として描かれているからだ。読者に自分の平穏な生活の隣に奥深い闇が日常生活としてあり、それが突然暴かれる恐怖というのがこの小説のテーマである。 現実に杭を撃ち込む犯罪小説の傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
連続誘拐殺人の真犯人を追う捜査グループ。大変面白く読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
森の土中から発見された6本の左腕。すべてが誘拐された少女のもの、しかし誘拐された少女は5人。6人目は誰なのか? サイコものミステリーファンなら思わず手に取る惹起文、そして私もまんまと引っかかった。 いくつか賞も受賞しているし、イタリア版「羊たちの沈黙」などと評価も高い。しかし、突っ込みどころは満載だし、ちょっとあざとすぎる。「羊たちの沈黙」とはレベルが違いすぎるので、あまり期待しないで、ハードルを上げすぎないで読み始めることをお勧めする。 しかし、決して面白くないわけではない。それはそれは驚きの連続で、没頭してしまった。すごい荒わざ、力ざわの連続だ。 作者はイタリア人だが、話の舞台がどことはわからない。最初は北欧のどこか、またはアイスランドかな(今流行だし)と思って読み始めたが、連続殺人捜査専門班が必要なほど治安が悪かったけ?などと不思議だった。寒い寒いの連続で風景の描写も非常に少なく、自然が豊かな場所なのか、たださびれているのか、なんだかもどかしい気がしてならなかった。 あとがきで、これは作者が意図的にしたことと判明し、やっと少しすっきりした。それだけ作者は世界を意識して執筆したのだ。でも、これもこの作品の弱点の1つのような気もする。 捜査の過程で、「驚くほどほど邪悪な事件」が「驚くほどいくつも」発生し、最後にはとんでもない人間関係やら過去も判明し、すべてが妙な形で絡まりあっていく。そこがストンとこちらの胸に落ちてくれば、良いのだろうが、個人的にはあざとすぎ、無理がありすぎで、ちょっと不愉快に感じました。何事もやりすぎはね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなりの長編ですが、先が読めないどんでん返しが 幾つもあり飽きさせません。テレビドラマを見ている ような、スピード感あふれる作品です。 サイコ・ミステリーは少人数(一人もしくは二人)の 捜査側(警官、医者等)の人間にスポットを当てた構成 というイメージがあったのですが、本作品は犯罪学者の ゴランを筆頭とするチームというのが目新しかったです。 少女の片腕を切り落とすという猟奇事件のため決して 万人にお勧めできるものではありませんが、サイコ・ ミステリー好きな方にはお勧めです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!