煙突掃除の少年
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最後になぜかわかる、なるほど・・・な小説。 買ってずっとほっておいて何気に読み始めたときは、よくわからなくて(特にはさみ遊び)イラつきました。 はさみ遊びは途中で謎が解けるのですが、途中途中に謎が出てきて、それが徐々に解明されて・・・・。 娘たちは幸せにしたジェラルドが、なぜ妻をそこまでのけ者にしたのか、最終的にはそこは謎かもしれません。 (作者の用意した回答では私は納得できないというか。 ) そこがあるので、★を一つ減らしました。 女性作家なのに、ここまで母・妻に対して厳しいの物寂しい気がしました・・・。 | ||||
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亡父(亡夫)の過去を知るべく、現在と50年前を行きつ戻りつ進んでいくが、その切り替わりはとても滑らかである。当時の風景や人々の考え方などが、調べられたものではなくて作者本人が体験してきたものだからだろう。 説得力うんぬんすら考えさせない自然な描写だった。「あの頃は、そういう時代だったんだよ」と姪に語りかけるように穏やかに。 70歳。 半世紀の出来事を知識ではなく経験として語れる年齢である。 世の中におきたこと、人々の考え方の変化、そしてそれでも変わらないもの等、それらを見つめているうちに生まれた小説なのではないだろうか。 題は「霧」としても良い。 亡父が嫌っていた霧、だからその妻が好んだ霧、そして何より小説全体が霧に包まれているかのようなのだ。 全体像を隠してしまい、ある部分、そして別のある部分、と少しずつ見せてゆく。 時折吹く強い風が霧をはらい、私たちを驚かせる。 | ||||
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亡父(亡夫)の過去を知るべく、現在と50年前を行きつ戻りつ進んでいくが、その切り替わりはとても滑らかである。当時の風景や人々の考え方などが、調べられたものではなくて作者本人が体験してきたものだからだろう。 説得力うんぬんすら考えさせない自然な描写だった。「あの頃は、そういう時代だったんだよ」と姪に語りかけるように穏やかに。 70歳。 半世紀の出来事を知識ではなく経験として語れる年齢である。 世の中におきたこと、人々の考え方の変化、そしてそれでも変わらないもの等、それらを見つめているうちに生まれた小説なのではないだろうか。 題は「霧」としても良い。 亡父が嫌っていた霧、だからその妻が好んだ霧、そして何より小説全体が霧に包まれているかのようなのだ。 全体像を隠してしまい、ある部分、そして別のある部分、と少しずつ見せてゆく。 時折吹く強い風が霧をはらい、私たちを驚かせる。 | ||||
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病気で急死した作家ジェラルドの過去を探る長女サラ。 父は誰なのか。そして何がおこったのか。 本書はルーツ探しのミステリーとも言えます。 でも単純にジェラルドが誰であったかだけでなく 読み進むうちに作家の少し奇妙な生活や行動のあれこれが 理解できるようになって来ます。 ジェラルドの未亡人アーシュラ、長女サラ、次女ホープ。 残された家族の3人の女性。 この3人の性格の違いがよく書かれていて作家の筆力を感じる ことができます。 ルース・レンデルがバーバラ・ヴァイン名義で書くときは 主に家族にまつわる心理的なミステリーだそうです。 この本はまさにそういうミステリーです。 本書を読むと「家族」という言葉を改めて考えてしまうでしょう。 そして3人の家族は真実をどう思うのでしょう。ジェラルドの若い時、1950年代イギリスについて書かれていますが 驚きでした。 半世紀前の話だとしても。。 ミステリーの内容に触れるので、ここには書けません。 詳しくは読んでみて下さい。 | ||||
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病気で急死した作家ジェラルドの過去を探る長女サラ。 父は誰なのか。そして何がおこったのか。 本書はルーツ探しのミステリーとも言えます。 でも単純にジェラルドが誰であったかだけでなく 読み進むうちに作家の少し奇妙な生活や行動のあれこれが 理解できるようになって来ます。 ジェラルドの未亡人アーシュラ、長女サラ、次女ホープ。 残された家族の3人の女性。 この3人の性格の違いがよく書かれていて作家の筆力を感じる ことができます。 ルース・レンデルがバーバラ・ヴァイン名義で書くときは 主に家族にまつわる心理的なミステリーだそうです。 この本はまさにそういうミステリーです。 本書を読むと「家族」という言葉を改めて考えてしまうでしょう。 そして3人の家族は真実をどう思うのでしょう。 ジェラルドの若い時、1950年代イギリスについて書かれていますが 驚きでした。 半世紀前の話だとしても。。 ミステリーの内容に触れるので、ここには書けません。 詳しくは読んでみて下さい。 | ||||
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