ステラの遺産
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ヴェイン名義はこれで2冊目。まぁ、同一人物が書いてるわけだから作風に違いは感じられませんが。 彼女も考えてみれば今はもう80を超えているはず。この作品はちょうど70歳頃書かれたものだが、まったく衰えを感じさせないのはさすがというかやはりオニババかと。(苦笑) 25年の歳月を隔てて、ステラとジェネヴィーヴの共通するキーワードは不倫。 しかし時代は変われど、不倫して幸せになろうとする愚な女へのレンデル独特の残酷で醒めた眼差しが感じられる。ラストでのジェネヴィーヴとステラの時空を超えた鮮やかな人生のクロスにやられた! 敬愛するレンデル様、どうぞまだまだイジワルばあさんとして英国ミステリ界に君臨してくださいまし。 | ||||
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高級な高齢者向け施設で暮らす肺がんに冒された老いたステラと 彼女を担当するケアアシスタントのジェネヴィーヴが‥と書くと 暗い話のようですが、読んでみるとそうではありませんでした。 そしてこの小説は、ミステリー仕立てですが、あまり怖くはないです。 他のヴァインのなんだか異常な心の流れを書いたものとは 違い、温かみが感じられます。 ヴァインらしい心理描写を好む人にはもの足りないかもしれません ので星3つにしました。本書の魅力の一つは登場人物、特に70代のステラの描き方です。 同年代であるヴァインの円熟味が感じられます。 もう一つはジェネヴィーヴの信じていた色々な迷信です。 色や動物、虫などに関する昔からの言い伝えが話にニュアンスを加えています。 | ||||
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ルース・レンデル、と聞くと大抵「異常心理」「サイコ・ホラー」 という印象を持たれる方が多いように思います。 でもこの作品は全く違い、厳密に言えばミステリーというには 少し文学色が強いと思いますが、とても素晴らしい作品です。 二人の女性の人生が交差しあい、それぞれに違う結末へ・・・。 ステラの残してくれた遺産は、生きる希望を与えてくれます。 読後のなんともいえない余韻・・・。 ルース・レンデルの優しさが全体を包んでいるかのような美しい作品です。 | ||||
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ルース・レンデルもすでに70歳になるそうだ。 登場人物であり、老人ホームに滞在中の「ステラ」はちょうどレンデルと同じくらいの歳の設定。 レンデルは良い歳のとり方をしてきたな、と感じさせるいい文章だ。良い人生経験を積んできたからこそ、こういう物語が書けるのだろう。人への感情が柔らかく、思慮深い。主人公と妻子あるネッドとの苦しい逢瀬の描写がいい。ここだけでも楽しめる。そして、ステラ自身の過去における不倫関係の話ともあいまってうまく相乗効果を出している。 けっしてエキサイティングではないが、ゆっくりと最後まで楽しめる本。 | ||||
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