死が二人を別つまで



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初公開日(参考)1987年05月
分類

長編小説

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死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)

1987年05月31日 死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)

徹夜の訊問明けに舞いこんだその話を聞いて、ウェクスフォード首席警部は不機嫌になった。16年前にヴィクターズ・ピースで発生した女主人殺し。初めて担当した殺人事件ながら、彼が絶対の自信をもって解決したこの事件に、真っ向から疑問を投げかける男が現れたというのだ!過去の殺人をめぐる意外なドラマを鮮やかに描いた、シリーズ中の異色力作! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

死が二人を別つまでの総合評価:7.30/10点レビュー 10件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

ウェクスフォードは他者からはこう映るのね。

ウェクスフォードを外側から描く、ウェクスフォード物の異色作でどちらかと云えばノン・シリーズに近い。しかし、ウェクスフォードが登場人物の目にどのように映っているのかが垣間見れて面白かった。これほど影響力の強い人物だとは思わなかった。
主人公の牧師、アーチェリーをして「あの男は神の権化」とまで云わしめるのは過剰なる賛辞だと思うが。結局、「事実」はなんら変わらなかった。ただ「真実」が無機質な人間2人を変えた。
レンデル物では珍しい、爽やかな読後感だ。

Tetchy
WHOKS60S
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未読の方はご注意ください

No.9:
(4pt)

盛り上がりポイントは?

ルース・レンデルのウェクスフォード主席警部シリーズは初めてである。と言っても本作にはこの警部はほとんど登場せず、話の中心になるのはアーチェリーという牧師だ。しかしこの牧師も、目覚ましいと言えるほどの活躍はしない。

というわけで、盛り上がりポイントがよくわからない物語である。決してつまらないわけではないのだが、最後はちょっとダラダラしている。そういう印象は、この著者の代表作『ロウフィールド館の惨劇』を読んだときにも抱いた。

P100~101に、プロテスタントの神父(ファーザー)という表現が出てくる。僕はカトリックが神父でプロテスタントは牧師だと思っていたので、ちょっと調べてみたのだが、結局よくわからなかった。ちなみにイングランド国外におけるイングランド国教会の姉妹教会「聖公会」では、司祭「を神父(ファーザー)」と呼ぶこともあるそうだが、本作の舞台となるのはロンドン郊外なのでイングランド国内である。

というように外国の宗教というのはややこしいのだけれど(国内もか)、ラストの謎解きのコアとなる部分に関しても、現代日本人には理解しにくいキリスト教の原理的な宗教観と、それに由来する倫理観が潜んでいる。
死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)より
4488243029
No.8:
(2pt)

こんな邦題付けたの誰?!

タイトルに惹かれて買って、うまうまと出版社の戦略に乗せられてしまった感じです。それでも面白けりゃ許せますけど……
確かに若いカップルは出て来ますが、邦題のイメージからは全くかけ離れた二人です。
何より性格が自分中心なのがいただけないし、一見育ちが良くて利発な良い子達に見えるのが、余計悪い。苦労して息子や娘を一流大学に入れても、自分達のために懸命に奔走してくれる親を面と向かってバカ呼ばわりするような高慢ちきな人間に育つのでは、親はやりきれないでしょうし、読んでる方も気分悪い。
シリーズを通しての主役である筈のウェクスフォード警部が、今回ばかりは完全に傍観者役に徹しているのもむべなるかな、です。直接手を出せない事情がなくても、勝手にやってくれって気分になりますよ、これでは。
事件の結末もすっきりしないもので、こんな話をシリーズの中に入れた作者の意図もよく分かりません。わざわざウェクスフォード警部を引っ張り出す必要があったのでしょうか?
死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)より
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No.7:
(4pt)

なかなか異色の結末に驚き

レンデルの「ウェクスフォード警部」シリーズの長編。1967年作品。
邦訳文庫は東京創元社から1987年に出ているのだが、入手したのは2017年11月。2年の積読を経てようやく読了。レンデル作品は初読。

主席警部のウィクスフォードとその部下であるバーデン警部が、徹夜明けの仕事場(地方の警察署である)で手紙を吟味するところから物語は始まる。16年前に殺人の罪で絞首刑になった男が無実ではないかというのである。やがて現れた手紙の主たるアーチェリー牧師。二人の刑事から否定的な見解と情報を得るも、アーチェリー氏は素人ながら、過去の事件の結論をひっくり返すための調査を開始するのだが・・・、というストーリー。

田舎町ならではのややこしい人間関係の情報が大量に展開され、加えて面倒そうなロマンス話もからみ、読者としてはどれが手掛かりでどれがいわゆるレッドへリングなのか右往左往する。そして、牧師の調査が進むにつれ、くだんの男の無実を推定する材料はちゃくちゃくと減っていくのだ。いったいこの話をどこに落とすのか心配になってきたころ、あれ?という違和感が提示され、そしてその方向へ転がったストーリーは読者が予想だにしていなかった結末でもって幕を閉じる。(ええええぇ~~~~そんなんでいいの~~~?)

なんというんですかね。英国ミステリの古典の中でも、個人的にだいぶ異色だと思うわけです。とはいっても、現実世界での謎解きとはこんなもの、といった達観も見え隠れしていて、時代的にクリスティ以降だとはいえちょっとした驚き。当時としてはだいぶ物議をかもしたんではないでしょうか。そのへんも込みで、都築道夫の解説が短めでそっけないのが微妙に残念だったりしました。先生もうちょっと解説してください(笑)。
死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)より
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No.6:
(1pt)

そもそも変

原書の短縮版を読んだので不正確かもしれませんが、ミセスカーショウが事実を最初に打ち明けてたらこの小説そのものが成り立たないプロットだと思いました。
「最初からそれ言ってよ〜もう」みたいな。
死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)より
4488243029
No.5:
(5pt)

メロドラマ風の展開が楽しめる

息子の婚約者の実父は殺人犯?その真実を知るために死刑執行済みの過去の事件の解決に乗り出す牧師。
このような序盤の展開と紹介文から緊迫したサスペンスを予想していたのですが、メロドラマ的な展開に軸足を移しそちらがメインの作品になっていきます。予想して期待していた謎解きとは違いましたがこれはこれで楽しめました。風景や建物の描写の美しさには憧憬を感じられます。
死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死が二人を別つまで ウェクスフォード警部シリーズ (創元推理文庫)より
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