シミソラ
- ウェクスフォード警部シリーズ (18)
- 人種差別 (28)
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 | 2001年02月28日 シミソラ ウェクスフォード警部シリーズ 角川文庫 キングズマーカムの小さな町で、ある日突然、黒人の少女が消えた。恵まれた中流家庭の娘が最後に顔を合わせたのは、なんと職業安定所の失業アドバイザー。二人の足取りを辿るうち、思いも寄らない殺人事件が発覚する。そしてさらに一人、名もなき黒人女性の遺体が…。一見平穏な田舎町に巣食う失業問題、家庭内暴力、そして人種差別に、お馴染の紳士な名警部ウェクスフォードが挑む!英国ミステリの巨匠レンデルが社会問題に鋭い斬り込みを入れ話題を呼んだ、ベストセラー・シリーズ待望の最新作。 (「BOOK」データベースより) |
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt | ||||||||
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“差別”が本書の一貫したテーマになっている。 | ||||
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※以下のAmazon書評･レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 地方都市キングズマーカムにも移民が目立つようになったある日、黒人医師の娘が行方不明となり、ウェクスフォード警部が探索に乗り出すと別の殺人事件が、そして更に身元不明の黒人女性の死体も発見されて、事件は混乱の度を深めてゆくといった掴みで面白そうなのだが、連続殺人事件みたいなのだが、そうでもなさそうだし・・・捜査はさっぱり展望が開けないまま、と少しイライラさせられる。重要な舞台として職業安定所が描かれているのだが、そこの様子がおそろしくリアルな労働者階級の人生模様で、げんなりさせられる。レンデルさんは人種差別を取り上げた社会派物に挑戦したのだろうが、一方の柱である地道でシブい捜査が謎の解明を導く道筋にも力を入れてほしかったなあ・・・英書レベルとしては英語、社会背景の両面から中級クラス。 | ||||
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| This novel makes me think of many social problems that UK is suffering from, such as immigration,or no employment for the young or, the rapid change of society. | ||||
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| 人種差別問題も絡んだ、社会派ミステリー。 ひとつの事件を追っていくうちに違う事件も謎解きする展開が、レンデルらしい。 いつもながらのウェクスフォード警部のキャラクターが、作品に人間味を感じさせます。 | ||||
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