引き攣る肉
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引き攣る肉の総合評価:
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全2件 1~2 1/1ページ
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つじつまがあわない。 | ||||
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う~ん、冒頭の逮捕劇を読んだ瞬間は、傑作の匂いを感じたんだが、最終的には今一つ突き抜けないという気持ちで一杯だ。確かに、なんやかんやあったせいで集中力に欠けたのもあるが、登場人物各々に魅力をさほど感じなかったのも事実。それに文体も三人称と一人称とが混在し、文豪らしくない。 | ||||
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刑事を半身不随にした連続婦女暴行犯が、14年の刑期を終えて会いに行ったのは、その刑事と恋人だった! 主人公は、歪みに歪んだ暴行犯。刑事に対してこよなき友情を感じ、その恋人に熱烈な思いを持ち始める。ある意味イノセントではあるのだろう。 刑事の鷹揚さに対し、主人公が見せる親愛、嫉妬、憎悪が入り混じった心理描写は読み応えあり。 遂に刑事の恋人と一線を超えて…あたりは、女性の心の動きとして理解に苦しむものの、主人公の果てしない渇望がひしひしと伝わるくだりだ。 ラストのギョッとなる顛末はレンデル節炸裂で、どんより度高し…【CWA賞】 | ||||
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この作家の作品を全て読破する予定ですが、図書館に所蔵されてませんでした。 | ||||
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精神や思考回路に問題のあるヴィクター、かれと適度な距離を置きたいクレアとデイヴィッド3者の言動がこまやかに述べられる。 緊迫感こそ欠くが筆致は精巧である。伯母殺しは主人公の残忍性が前面に出てよかったし、カメ恐怖症の効果をラストまで溜める 手腕はあざやか。しかしながらクレアがヴィクターを誘い愛を交わす一事により本編の価値がぐっと下がったような気がする。 賢婦クレアがなぜここで尻軽女に変ずるのか意味不明だし、ヴィクターが彼女に強い恋情を抱かせるための浅はかな文脈手段 としか思えない。これではヴィクターもヴィクターならクレアも相当なものでキャラクターにブレが生じてしまう。 クレアの誘惑・ふたりの情事なしでよりナチュラルに3人の関係・破綻を描けなかっただろうか。 なおスペインの監督ペドロ・アルモドバルがメガフォンをとり原題と同じ「ライブ・フレッシュ」のタイトルで映画化されている。 原型をとどめぬ大胆な翻案ぶりで当惑するかもしれないが、なかなかおもしろい作品にしあがっている。 ※画像・プロフィールは無視してください | ||||
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これもルース・レンデルの、傑作の呼び声高い作品、ということで期待して読んでみたのですが。 しかし、一番読み応えがあったのは、冒頭の刑事デイヴィッドと犯人ヴィクターのやり取りのシーンくらいだったような。肝心の緊張に満ちた三角の、一角となる、元刑事のデイヴィッドのキャラクターが、レンデルの作品にしては深みに欠けた人物像過ぎるように思えた。 本当にクレアの言っている通りの、正義感が強くて寛大で誠実、というだけの、記号的な人物に過ぎない感じ。 そしてその恋人のクレアに至っては、魅力を感じない所か、むしろ、不快感すら感じるような女性だったし。 自分のあずかり知らぬ時のこととはいえ、愛しい恋人をあんな身体にした、ヴィクターに対するあの変わり振りは、あり得ないでしょ、と思ってしまうし。 それに何より、どうしても、クレアのような、フェロモン全開の感じの女性が、不幸にも途中で半身麻痺となってしまった、デイヴィッドのような男性を支えたいと思うような女性としては、違和感がいろいろとあり過ぎる印象が、最後まで拭いきれなかった。こうした点が、この話の中の説得力を、更に失わせているように思う。 特にヴィクターとクレアとの関係の変化といい、全体的に、奇妙で危うい三角関係、という設定にこだわり過ぎているあまり、展開が非現実的に、なり過ぎているような。彼ら三人の、奇妙な関係が成立してからは、ヴィクターの破滅が起きるまでただただ、単調に進むだけの印象が強かったし。 結局、このように、全体的に薄い感じの人物達の中で、不快ながらも引き込まれる人物像と言えば、唯一、主人公のヴィクターくらいでしょうね。利己性、独善性、など異常な人間の、その異常さ振りを描いた様子が、秀逸。 | ||||
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秋の夜長のお供に最高です。活字中毒の私を満足させる一冊です。 | ||||
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