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街への鍵



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【この小説が収録されている参考書籍】
街への鍵

街への鍵の評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

犯人が誰なのかよく分かりませんでした!

再度パラパラとめくって読んでみたのですが、誰のことやら???さっぱりでした。
こういう本も珍しいかな。

それはそれとして、全てにおいてピンボケ?感が否めない。
よく出来ている(構成されているとは思うのですが)話の筋なのですが
登場人物を主に4人に絞ってそれぞれ話が進むのが、逆に読みづらく感じました。
恋愛話だけではミステリーにならないし、薬物ばかりの話だと、最初から読みたくないですよね。

主人公の1人・ビーン氏は、私の中ではアンソリーホプキンス氏でした。
きっと合うと思うなあ~。

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(8pt)

レンデルファンは必読!

2015年5月に亡くなったルース・レンデルの久しぶりの新刊。約20年前、1996年の作品だが古さは全く感じさせない、最初から最後までルース・レンデルの世界が展開される傑作サスペンスである。
30代前半で大人しくて慎ましやかな性格のメアリは、骨髄移植のドナーになったことを同棲中の恋人に責められ、暴力を振るわれたことから別居し、リージェンツ・パーク近くの知人の留守宅を預かるために引っ越した。新生活とともに自分を変えようと決心したメアリは、骨髄を提供した相手であるレオに会い、まるで自分の分身のような彼に心引かれ、結婚を決意する。
同じ頃、リージェンツ・パークではホームレス連続殺人事件が発生し、街には不安な雰囲気が漂っていた。リージェンツ・パークでは、妻と二人の子供を事故で一度に失い人生に絶望してホームレス生活を始めたローマン、富裕層の犬の散歩代行で身を立てる元執事の老人ビーン、暴力を売って麻薬を買うジャンキーの若者ホブの3人も、それぞれに鬱屈を抱えながら行き来し、人生が交差することになっていた・・・。
主人公はメアリで、メアリとレオの関係がメインストーリーなのだが、他に3人の人物と1つの事件が重要なサブストーリーを構成し、それぞれが関係し合った複雑で厚みのある物語となっている。ホームレス連続殺人事件の謎解きも面白いのだが、それ以上に、社会派心理サスペンスとして完成度が高く、レンデルファンにはもちろん、社会派ミステリーファンには絶対のオススメだ。

iisan
927253Y1

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