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ホテル1222
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ホテル1222の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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この作者 予想以上に面白かったので、デビュー作に遡って購入し始めました。状態は特に問題なし。 | ||||
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クローズドサークル、アームチェアディテクティブ、北欧の要素があり楽しめます。 シリーズ最終話(恐らく)です。単発でこれだけを読んで、面白くないと判断されてしまうのは残念です。ポワロで言えばカーテンだけ読んでしまったような物です。勿論ポワロは別格です。アガサと比べられるのは酷です。 主人公はシリーズのはじめでは、若く美しく溌剌としていて歩けます。シリーズとしては、刑事ものです。 何よりの欠点はシリーズ8作中の3作が日本語訳されていないということです。そして、それは主人公の人生においてかなり大事なところです。 | ||||
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雪に閉ざされたホテル、クリスティーへのオマージュということから、勝手に女史の名作と同じような雰囲気を持ったパズラー的な作品を連想してしまうのであるが左にあらず。では北欧らしいドラマ性重視の作品かというとこれまた中途半端。作者も主人公も終始カオス状態で終わってしまったのではと思われる。以下の点でこの作品は評価できない、 1.人好きのしない意固地な元警視の女性主人公が、事件を解決したいのか、関わりたくないのか終始曖昧で、読み手が作品の中に入っていけない。 2.幾つかの謎を提示しているが、はっきりと説明しないまま終わってしまった謎がある。本件とは関係ないという事で明確にはしなかったと思われるが、ではそもそもなぜ提示したのか作品の構成に疑問が生じる。 3.ノルウェー社会の多様性を意図したのか、登場人物たちは多様性に富んでいるが、それがストーリーに全く活かされていない。ただ雑多な集団という印象でしかない。 4.ドラマを重視している割には全ての登場人物達の描き込みが足りず、被害者、加害者の人物像もよくわからず、ドラマとしてもミステリーとしても中途半端でしかない。 | ||||
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設定はいいがこれは買わせるためのもので、ストーリがあるのは序盤だけ。読み進むにつれこれでは小説でなく散文じゃないかと感じ始めた。訳文も文章の区切り方や句読点の位置に違和感を覚える箇所もしばしばあって日本語として練れていない。時間のムダを感じ3分の2あたりで読むのをやめた。 | ||||
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アンネ・ホルトの作品は好きで、読んできたが、今回のはやや、まとまりがなかったと思う。大雪と吹雪で閉ざされたホテルの中で、進んでいくが、 別棟の最上階の大物はいったいなんだったのか?必要な設定だったのか? ハンネの登場も、いきなり車いすの上で、しかも、元警察勤務。えっ、いつやめたの??いつ下半身不随に? 反骨精神旺盛で、独断的に突っ込んでいくところは、かわってないけど、車いすの上からだけで、しかも閉ざされた空間の中で、犯人を追いつめ 探していくのは、少し無理があるかなあと思った。 車いす探偵や、窓際探偵など、推理するだけの探偵はたくさんいるが、ハンネはそんなタイプじゃないと思う。 巻頭にある「クリスティに捧げた最高傑作!」 には、ううん・・・。でした。 | ||||
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基本的に本は購入・保持したい派なのだが、今回は売ってしまおうかどうしようか迷う。 個人的に魅力だったのは、ノルウェーという普段あまり関係することのない異国の地が舞台だったことと、更に、雪山の美しいホテル(しかも実在!)での連続殺人事件というスタンダードながらもワクワクさせる設定そのものだろうか。それ以外は…うーん。 シチュエーション自体は悪くないのだが、いかんせん展開のドラマ性に乏しい。たいした伏線もなくダラダラと話が進む上、ところどころ、主人公の言動に一貫性がなくなるというか、微妙に辻褄が合わないところも出てきて、「ん?んん??」となる。最初、各章のトビラページに目次も兼ねて表示される「ビューフォート 風力階級0 静穏 煙はまっすぐに昇る」っていう趣向が「あ、コレ実際の天候と関連しているのかな。章が進むと風力階級も上がって、それが舞台の天候ともリンクして、吹雪になってより凄惨性が増していく的な!?」とかって思ってひとり感心していたのだけど、少し進むうちに全然関係無いことが分かってがっかり…。 また、登場人物のキャラ性も低く、魅力的な個性が全く描き出されていない。一応、主人公のハンネというのが一癖ありつつも敏腕の元刑事って探偵役に当たるわけだが、このハンネ自体の人間像がいまいち伝わってこない。社会的マイノリティの要素を色々抱えていることは分かるけど、その設定が大して生きていないというか。どうやら現地ではシリーズものみたいなので、最初から通して読んでいればもっと面白いのかも。そして、結局、結末もいまひとつ、な印象。描写は割とインパクトあるんだけどな…内容にインパクトが無いっていう…(致命的)。翻訳の仕方のせいもあるのかなー。ちょっと訳の文章自体が分かりにくくて、上手に日本語訳できていない感もあった。場面を絵として想像するとそれなりにドラマティックで楽しいので、個人妄想力の強い人向け。 | ||||
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クリスティの「そして誰もいなくなった」へのオマージュらしいが、期待はずれの凡作。 途中で犯人がわかってしまうし、最初の牧師二人の他殺は謎解きされるが、二階から転落死した男性が事故死か他殺かは結末まで明らかにされないままで終わる。 読み終わったあとに、不満と苛立ちが残るだけ。 | ||||
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ノルウェーを代表する女流ミステリー作家ホルトが敬愛する英国ミステリーの女王クリスティーを強く意識して書き上げた古典的本格ミステリーの意欲作です。初めにミステリーの黄金時代の作品を多く読んで慣れ親しんだ通の方には本書に対して過度な期待は抱かないで頂きたいですし、また逆に本書を読んで推理の楽しさに触れられた初心者の方には過去のパズル・ミステリーの名作の数々を改めて探してお読み頂きたいと思いますね。 雪嵐の最悪の天候下で列車の脱線によりトンネルに激突する事故が起き、運転手が死亡するが乗客は幸い無事で何とか近くのホテルに避難が完了した。救助は訪れる気配がなく196人の不安が募る中で翌朝に牧師が射殺死体で発見される。数年前に捜査中に傷を負い警察をリタイアして今は車椅子での生活を余儀なくされているハンネに周囲から事件の調査が期待されるが本人はあまり乗り気ではない中で続いて再び死体が見つかるのだった。 冒頭で書いた通りに本書のミステリーとしての完成度は黄金時代の名作群と比較すると幾分見劣りがしてしまうと思います。でもそれは無理もない事でしょうし、現代社会に於いての不自然でないリアリティーを追求すれば小さくまとまってしまうのも止むを得ないでしょう。「そして誰もいなくなった」や「オリエント急行の殺人」の様な派手な設定は再現が困難なのと、また模倣では意味がありませんし著者が自分流のオリジナリティーを貫いて困難なパズル・ミステリーを成立させた事に意義があり十分に健闘されていると思いますね。容疑者の範囲が広すぎる中でも「意外な犯人」の趣向は成功していると思いますし、「どうして犯人が二種類の異なる凶器を使ったのか?」や「正体不明の乗客は果たして誰なのか?」といった魅力的な謎に加えて自然災害に怯える人々のパニック心理の描写も素晴らしく、また私見ですが奇矯な小男の医師マグヌスはひょっとするとあの名探偵ポアロがモデルなのかも知れないなと思いますね。さて、完全な一般人となったヒロインのハンネはやはり人を寄せ付けない孤高のイメージを保つ性格はそのままで捜査には気乗り薄ですが、やはり長年の習性は抜け切らず乗客個々のデータも得られない不利な条件下で経験と直感で人間性を読み切って真犯人を突き止める手腕は流石お見事ですね。また今回の事件では不幸な生い立ちらしい十五歳の少年アドリアンの事を常に気づかう厚情のドラマが感動的でしたし、パートナーのネフィスと二人の間の幼女イーダと家政婦マリーとの暮らしに幸せを感じているらしいのが喜ばしく思えますが、やはり以前に比べるとどうしても少し寂しい気がしますのでどうか今後の作品では元同僚の刑事ビリー・Tを復活して登場させて欲しいなと願いますね。 | ||||
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途中でなんとなく犯人がわかってしまい、そしてひねりも少なかったような気がします。 ちょっと残念でした。 次回に期待します。 | ||||
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