銀座幽霊
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
銀座幽霊の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
銀座幽霊の総合評価:
9.40/10点 レビュー 10件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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とは言え謎解きの論理性に優れており、ミステリ好きにとってお手頃感が強い。読んで損はない。
特に印象深いのは、次の二作だ。
『三狂人』三人の狂人が脳病院から脱走した。狂人さんたちはそれぞれ個性的だ。
やがて一人が死体となって発見される。題材の奇抜さと謎が魅力的だ。
『灯台鬼』灯台で職員が殺された。直前に奇怪な絶叫が聞こえたという。
さらに蛸とも海月ともつかぬ真っ赤な怪物が目撃される。現場にはヌラヌラした液体が残されていた。
いやもう、大好物のシチュエーションだ。
まさか超自然を持ち出すのでは?と疑ったが、ちゃんと論理的に解明される。あまりの結末に唖然とした。
上記二作があまりに強烈で、他の作品がかすむ。つまらなくはない。
表題作は単純な錯覚トリックで、普通の出来だ。
『寒の夜晴れ』シンプル・イズ・ベストという感じの探偵譚。読後感が切ない。
『花束の虫』は殺人法が極めつけにユニークだ。
『幽霊妻』は島田荘司のアンソロジーで読んだ。女の幽霊は、鉄格子をねじ切る怪力で、香油でぬれた長い髪を現場に残していった。この犯人には、目が点になる。
『大百貨注文者』は時局に応じたスパイ小説だ。注文の真意が面白い。
読みながら、「そうそう、推理小説はこれくらいでいいんだよ」とうなずいた。
広辞苑みたいな厚さで、犯罪心理や各種のうんちくを延々と書くのもいいだろう。それなりに面白いのもあるし。でも、今は本屋で見かけなくなった。
それらの長大なミステリは、80年後に大阪圭吉のように、再販・再評価されるだろうか。