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陰獣さんのページ


自己紹介
日々ミステリー小説を中心に読んでいます。本業は某大学の研究者ですが、余暇を見つけて旧作から新作まで色々と読みあさっています。
ミステリが好きになったきっかけ
小学校の時に古本市で購入した江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ、特に影男が印象に残っています(それとアニメ金田一少年の事件簿)。
本格的にミステリー小説を読み始めたきっかけは、横溝正史の金田一耕助シリーズと、綾辻行人の『十角館の殺人』からです。
好きな作品の傾向
技巧やトリックよりも、まずストーリーが面白いかどうかを評価の第一としています。本格物も好きですが、アンチミステリー・脱角系が特に好みです。逆に、社会派や刑事物はあまり読みません。
オススメしたい作家や小説
麻耶雄嵩(「メルカトル鮎シリーズ」など。『鴉』『隻眼の少女』が特に好きな作品です)、飛鳥部勝則(手に入りにくいかもしれませんが、『殉教カテリナ車輪』『砂漠の薔薇』などは比較的に手に入りやすいです)、北山猛邦(短編の妙手だと思います。初読の方は『「ギロチン城」の殺人』がオススメです)、横溝正史(「金田一耕助シリーズ」、言わずもがな不朽の名作です。『獄門島』『八つ墓村』などの岡山ものは何度読み返してもワクワクします)、浦賀和宏(万人にはお勧めできませんが、個人的には一番好きな作家です。「安藤直樹シリーズ」「松浦純菜シリーズ」は面白いのですが、毒気が強すぎるので、初読の方には、まず『デルタの殺人』『眠りの牢獄』をオススメします)。

レビュー数
12
最近のレビュー
8pt

仮題・中学殺人事件の感想

  () 【ネタバレあり】

10pt
9pt
8pt

奥鬼怒密室村の惨劇の感想

  () 【ネタバレあり】

10pt

生まれ来る子供たちのために But,we are not a mistakeの感想

  ()

考えうるなかで最も醜悪な結末を迎えたシリーズ最終作。上記の評点は、シリーズを通しての点数である。主人公とヒロインごとにマルチエンディングが設けられているが、何れもシリーズを通読してきた者であれば、目を蔽いたくなるような帰結へと向かっていく。どこで間違えたのか、どのようにすればこの結末を避けることができたのか。本巻の末章を読んだ読者は、必ずその疑問に向き合うことになるであろう。そして再度このシリーズ全体に向き合い、立ち返り考え直す必要性が希求されるのである。そして思うであろう、「本シリーズは『復讐』の是非について度々論じられていたが、彼ら彼女らが決断した『復讐』とは、果たして正しい行為であったのか」。様々な視点から描かれる登場人物の行為を問題として提起し、それを我々が生きる現実へと反映させることができる、或いはそれを目的としていたようにも思われるが、兎も角、浦賀作品の集大成ともいえるシリーズであったことは間違いない。ただし、過激な表現、易々とタブーに触れる姿勢など、無辜の万人に勧めることのできる作品ではないが、できるならば若い感性が新鮮なうちに読んでいただきたいシリーズである。早期の復刊を望む。

9pt
7pt
8pt
9pt

まとめ読み一冊目

  ()

コロナ禍ということで、前々から気になっていた飛鳥部作品を一気読み。一冊目は、まずはデビュー作から。総評としては、図像学(イコノグラフィー)とミステリーを組み合わせた作品ということで、当時の鮎川哲也賞では審査員満場一致で入選したと聞く。当時からしてもこの試みは画期的であっただろうし、今読んでみても色あせない魅力を感じる。また、図像学を抜きにしてもミステリー小説として完成度が高く、物語終盤に至って真相が二転三転するさまは見事。最後の真相には正直驚いた。(氏の他の作品もいくつか読んでみたが、多重解決とどんでん返しが終盤に盛り込まれた作品が多いようで、氏がミステリーを書く上での一つの手法になっているのかもしれない)また、飛鳥部作品ならではの「退廃した世界」と「薄幸の少女」も健在。後の作品では幻想的な雰囲気やより崩壊した世界感の要素が強まっていくが、デビュー作である本作の段階では、まだその辺りは抑え気味であり、少なくともある程度のミステリーファンにはオススメできそうな作品である。核となるトリック自体は、ややバカミス寄りではあるものの、近年の本格ものにみられる「単調なストーリー」「書き分けの出来ていない登場人物」といったマイナス点は一切無く、むしろ個性的なキャラクターと、ミステリーを抜きにしても面白い純文学的な文章が体現されている。名作。

8pt

読書数
291
最近の読書で 8pt 以上の小説

B 8.50pt 6.33pt 3.86pt

颯爽と空から現れ、犯人を捕獲する神出鬼没の“ドローン探偵”こと飛鷹六騎。ある日彼は、捜査中に両足を骨折。

C 4.50pt 5.75pt 3.65pt

僕の殺人の邪魔をするのは誰だ!孤立した島の中で次々に起こる惨劇。ここには僕以外にもう一人、殺人者がいる。

D 5.00pt 6.08pt 3.42pt

女名探偵の死宮遊歩は迷宮牢で目を覚ます。姿を見せないゲームマスターは「六つの迷宮入り凶悪事件の犯人を集めた。

D 5.00pt 5.18pt 3.44pt

「この推理小説中に伏在する真犯人は、きみなんです」。

B 0.00pt 8.00pt 4.00pt

雪の別荘には“魔”が潜んでいた。黄金期本格ミステリの興奮をあなたに。

B 8.00pt 8.00pt 3.67pt

帆村財閥の異端児・建夫が葉山に設立した私設宝石博物館――収蔵品の剣・銃・斧を使い、長女・光枝の三人の恋人候補が次々殺されていく。

B 7.50pt 7.58pt 4.15pt

“この物語に騙されるな! "無数に仕掛けられた伏線が大逆転を呼ぶ!「お前の弟は殺されたのだよ」死期迫る母の告白を受け、疎開先で亡くなった弟の死の真相を追い大学教授・仲城智一は千葉の寒村・山蔵を訪ねる。

B 6.33pt 6.75pt 2.80pt

あの北山猛邦が真正面から「館」に挑む正統派新本格ミステリ!「本格ミステリの神」と謳われる作家・天神人(てんじん・ひとし)が統べる館、「月灯館(げっとうかん)」。

A 9.00pt 7.90pt 4.30pt

数多一人は超有名劇団『パンドラ』の舞台に立つことを夢見る青年。

B 7.50pt 7.00pt 3.86pt

いまだかつて、これほど哀しいホラーはなかった。これほど恐ろしいファンタジーはなかった。

B 7.33pt 7.78pt 3.20pt

糖尿病の妹・理奈がいる敦士は、妹が群馬県の川で見たイルカを探すため、彼女と友人とともに群馬へ向かう。

A 9.00pt 9.00pt 2.67pt

世界で一番醜く、孤独な男―八木剛士。剛士を唯一支えてきた少女―松浦純菜。

C 6.00pt 7.50pt 2.00pt

世界中から見捨てられ、愛してくれる人などいない。

C 6.00pt 7.00pt 3.00pt

銃撃されても死なない、怪我もしない、傷つかない。

C 6.00pt 7.00pt 3.00pt

思い出せ、あの日の屈辱を。不登校になるまでに受けたはずかしめの数々を。

D 4.50pt 5.67pt 3.33pt

友だちもいない、女にもまったくもてない。唯一仲よくしてくれていた大切な妹は、暴漢に撃たれ、意識不明の重態。

C 6.00pt 6.00pt 4.13pt

大けがを負い、療養生活をおくっていた松浦純菜が2年ぶりに自宅に戻ってくると、親友の貴子が行方不明になっていた。

B 7.00pt 7.67pt 4.00pt

孤独に絶望し、自殺未遂を繰り返していた理美に、10年前に不審死を遂げた父の秘密が明かされる!?自宅地下に隠されていた広大な研究所。

D 6.00pt 6.75pt 1.80pt

あの日から、世界は壊れはじめていたのかもしれない。首なし死体、連続猟奇殺人事件、そして…。

B 8.00pt 7.00pt 3.43pt

「僕が死んだ時、居合わせた人間達を僕が生まれたあの島に向かわせてください」そう遺言を残し中学生が自殺した。

A 8.00pt 7.07pt 3.97pt

芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才とうわさ名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。

C 7.00pt 8.00pt 2.50pt

大学構内で発生した連続殺人。被害者はみな男性で、腹を切り裂かれて殺されていた。

B 7.00pt 6.33pt 3.91pt

首なし死体として発見された美人女子大生、菅野香織。彼女の死と殺害方法は、ミステリ小説の中で何故か予告されていた。

D 0.00pt 5.17pt 2.42pt

治安が悪く、地獄のような街で地べたを這いずって暮らしていると考えていた俺は間違っていた。

D 6.00pt 5.29pt 2.60pt

お腹の子の父親はあなたよ―別荘の尖塔から転落死した美貌の社長令嬢・香織。

C 7.00pt 6.80pt 3.83pt

「この子は近い将来、自殺する」。初対面の少女の運命をなぜか私は知っていた。

B 7.00pt 6.90pt 3.65pt

ある日突然、婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内は、衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまう。

B 9.00pt 6.56pt 3.75pt

父が自殺した。突然の死を受け入れられない安藤直樹は、父の部屋にある真っ黒で不気味なパソコンを立ち上げる。

D 4.67pt 5.44pt 3.43pt

大学に入学した僕が賑わう校内で見たのは、「新委員募集中。あなたも信じてみませんか―。

B 7.33pt 6.63pt 3.44pt

ひと気のない公園の池で10歳の少年の溺死体が発見された。

B 7.33pt 6.38pt 4.33pt

駆け出しの小説家・物実の元に舞い込んだ初めてのファンレター。そこには、ある興味深い言葉が記されていた。

D 4.00pt 5.63pt 4.14pt

二十五年前、ぼくらは小学生だった。

B 6.33pt 6.76pt 4.28pt

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。

C 6.50pt 6.23pt 3.25pt

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

B 6.60pt 6.56pt 3.36pt

世界一気弱な名探偵、お弁当持っておそるおそる不可能犯罪の謎解きに挑む──キュートでコミカル、しかし心は本格ミステリ。

S 8.13pt 8.01pt 4.23pt

厳寒の季節に似合わず国際列車オリエント急行は世界各国からの乗客でいつになく混んでいた。

S 8.28pt 8.08pt 4.32pt

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。

B 7.50pt 6.89pt 4.75pt

私には誰にも言えない秘密がある。私の母は―殺人を犯した。

A 8.00pt 8.43pt 4.64pt

見るも無残に顔が潰れた死体、変転してゆく事件像(『石榴』)。

B 6.50pt 7.00pt 3.50pt

とある湖畔の別荘に集められた6人は、やがて全員が死体となって発見された。なぜか死亡時刻も死因もバラバラだった。

B 5.80pt 6.49pt 4.00pt

本邦初トリックに唖然! 「蛇の悪夢」は「地と天の密室」に関わりが?ミステリランキングを賑わす「らいちシリーズ」最強作! 援交する名探偵・上木らいちの「お客様」藍川刑事は「二匹の蛇」の夢を事あるごとに見続けてきた。

C 6.33pt 6.56pt 4.33pt

メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生! 「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。

A 6.29pt 7.05pt 3.24pt

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。

A 7.29pt 7.24pt 4.55pt

見事な赤毛と死体の消失。これが連続殺害事件の共通項だった…。

C 5.80pt 5.93pt 3.95pt

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。

S 7.94pt 8.13pt 3.86pt

死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。

S 8.26pt 8.30pt 3.97pt

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。

A 7.83pt 7.41pt 4.27pt

古神家の令嬢八千代に舞い込んだ【我、近く汝のもとに赴きて結婚せん】という奇妙な手紙と佝僂の写真は陰惨な殺人事件の発端であった。

A 7.63pt 7.63pt 4.44pt

信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して他界した。

B 6.56pt 6.69pt 4.30pt

一柳家の当主賢蔵の婚礼を終えた深夜、人々は悲鳴と琴の音を聞いた。新床に血まみれの新郎新婦。

B 7.00pt 6.67pt 3.76pt

〈病院坂〉と呼ぶほど隆盛を極めた大病院は、昔薄幸の女が縊死した屋敷跡にあった。

A 7.95pt 7.78pt 4.41pt

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。