記号を喰う魔女 FOOD CHAIN



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初公開日(参考)2000年04月
分類

長編小説

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記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)

2000年04月30日 記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)

「僕が死んだ時、居合わせた人間達を僕が生まれたあの島に向かわせてください」そう遺言を残し中学生が自殺した。孤島を訪れた5人の同級生を襲う殺戮劇。死体には、全て「逆さV」の記号が残されていた。犯人は、そして生き残れるのは誰?最終ページまで気を抜くことを許さぬ、狂気の連続と逆転する真相。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

記号を喰う魔女 FOOD CHAINの総合評価:7.11/10点レビュー 9件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

記号を喰う魔女 FOOD CHAINの感想

ここのところ、浦賀和宏の安藤直樹シリーズを一から精読している。
本書はシリーズ作品の中でも一線を画す毒気とタブーとに満ちた内容であり、
あまりの凄惨且つ陰鬱な描写は読んでいて気分が悪くなる程である。
その点において賛否は分かれる内容であることは間違いないが、
安藤直樹シリーズとして読めば、ある種平常運転であるとして割り切れると思う。
また、本書は安藤直樹シリーズと言いつつも、実は安藤直樹の姉・裕子の物語であり、
同じく裕子の物語である『時の鳥籠』がシリーズ内で最も好きな作品である私にとって、
最後まで高揚したまま読み進めることができた。

本書は、カニバリズムとクローズドサークルとを包含したホラーミステリであるが、
その体裁は青春小説の体裁を取っている。
また、本シリーズはミッシングリンクしているため、
以前のシリーズ作品から通読している読者にとっては、
本書に散りばめられた様々な要点に嬉々とすること間違いないだろう。
そして、食人文化についての民俗学的知識が衒学的すぎるほどに盛りだくさんなので、
ある種その方面の研究書のような側面もあり為になった。

陰獣
Z0SROFAS
No.1:
(7pt)

記号を喰う魔女 FOOD CHAINの感想

安藤シリーズ第5弾。凄絶すぎる展開に吐き気を催す程。しかし、そこが浦賀の良さ。

ジャム
RXFFIEA1
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No.7:
(5pt)

カニバリズムのお話。読み応え十分。

安藤シリーズの第5弾目。
このシリーズには、SFだったり、普通の殺人事件だったりと、いろんなバリエーションがあって、とても面白いです。
今回は、安藤直樹の母親の同級生・小林が主人公で、彼らが中学生の時のお話。孤島でのサバイバルです。
そして、カニバリズムが話の中心となっています。
安藤母の思考回路は共感し難いものがありましたが、考えのひとつとしては興味深いですし、カニバリズムの雑学がところどころに出てきて、読み応え十分でした。
記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)より
4061821288
No.6:
(4pt)

まさに人を喰った話だ

メフィスト賞作家の浦賀氏の初期作長編。
今回は孤島を舞台に訪れた中学生達が謎の連続殺人に巻き込まれるという本格ミステリーっぽい設定になっており、一応事件の真相や犯人などのミステリー要素があるが、読後は全くミステリーを読んだという感じがしない。
著者が本書でメインに据えたのが、カニバリズム、つまり人喰いである。
作者の作品はカニバリズムを描いたものが多いが、その中でもこのテーマに真正面から挑んだ異色人喰物語である。
好き嫌いがはっきり出る話だが、個人的には人喰いの世界的歴史的な薀蓄は楽しめた。
浦賀作品の中ではその題材、殺伐さで極北とも言える作品だが、読めば最後まで惹きつけるパワーがある。
記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)より
4061821288
No.5:
(1pt)

商品としての小説以前

中学生が主要登場人物の小説で内面描写にも思わせぶりに漢語を多用する文章に違和感を覚えながら読み進めた。すると、「傍目八目」、「旻天」のように明らかな誤用がゾロゾロと出て来る。おまけに、「安藤の存在が、その坂本の態度に起因していることは明白だった。」といった文章まである。この文章の誤りは、前後の脈絡と切り離しても、通常の言語感覚を持った日本人であればおかしいと気づくレベルであろう(ある人間の態度が別の人間の存在の原因になるとはいかなる意味か?)。著者のみならず、このような文章を含む書物を市場に流通させる出版社に猛省を期待する。
記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)より
4061821288
No.4:
(2pt)

題材は

私の大好きなカニバリズムだったからまあいいけど
でもちょっと・・・好きな内容ではなかった。

若い子が主の話ってなんだかとても印象が浅く感じてしまう。
記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)より
4061821288
No.3:
(2pt)

世紀末小説は裏切らぬ。

一応評価はなぜこのような
悪いような評価にしているかといいますと
万人受けは絶対にしない作品だからです。
1〜4巻目に出てきた普通の作家は扱わない
タブー要素にプラスして今回は
超禁断の要素が出てきます。
それは知る人ぞ知る「カニバリズム」です。
この言葉に嫌悪感を抱いた人は
この本を読むのにはふさわしくありません。
素直にこの本の前は通り過ぎてください。
それと後半の文章は
ところどころ段落と文章が
錯乱した状況を表現するために
読みづらくわざとしてあるので
苦手な人にはちょっと向きません。
とにかく世紀末にふさわしい
作品です。
そこに救いなんかは存在しません。
ただし、表現上
読むのには不相応な要素が多いため
評価は2つです。
実評価は3〜3.5ぐらいです。
記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)より
4061821288



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