彼女は存在しない



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初公開日(参考)2001年08月
分類

長編小説

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彼女は存在しない (幻冬舎文庫)

2003年09月30日 彼女は存在しない (幻冬舎文庫)

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。同じ頃妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その出会いが意味したものは…。ミステリ界注目の、若き天才が到達した衝撃の新領域。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

彼女は存在しないの総合評価:5.46/10点レビュー 83件。Cランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

彼女は存在しない


 「あの、失礼ですけど、アヤコさんではないですか?」
見知らぬ女性にそう話しかけられた香奈子。由子と名乗る相手はどこかおかしい・・・。まるで人格が複数あるような・・・。
同じ頃、大学生の根本は引きこもりの妹・亜矢子の異常行動を目撃する。話し掛けた妹の口調は昔のそれとはまるで違っていた。まるで人格が複数あるような・・・。

 多重人格をテーマに、香奈子と根本の2人の視点で物語は進む。やがて2人の周りで殺人事件が起こり目の前の多重人格者?に疑いの目を向ける。
タグにイヤミスとある通り、絶望的に救いのない話になっている。ミステリーであり、当然謎解きや伏線もしっかり張られてるのだが、それ以上にグロテスクで悲惨な描写が目立つ作品になっている。真相が明らかになったことで心が晴れたり、前に進めた人が皆無な作品も珍しい。人を選ぶ作品なのは間違いない。
 

りーり
9EDFH0HC
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

彼女は存在しないの感想

虐待と多重人格というテーマは、いかにもなんて思いましたが、うまく作者にハメられました。
真実が明かされた時、一瞬どういうことか分からなかったのは自分のせい?
登場人物の会話が、なんかわざとらしい感じがしたのと、ここまでのグロさは必要か?ってところがマイナスでした。

Hidezo
GX0TU62Y
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

彼女は存在しないの感想

浦賀初期の代表作にして、一つの頂点。香奈子の恋人貴治を殺したのは、多重人格の病を抱える亜矢子なのか?衝撃の真相に至るまでの伏線とプロットがよく練られた本格ミステリとして、また登場人物たちの苦悩を残酷なまでに描き切った青春小説としても一級品の本書をぜひお試しあれ。

ジャム
RXFFIEA1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.80:
(5pt)

良い

良い状態でした。
彼女は存在しないAmazon書評・レビュー:彼女は存在しないより
4344001095
No.79:
(4pt)

難しい。

最後でびっくりして。
えー??
ちゃんと辻褄が合ってるの??
後で最初から読み直すか?
こういうトリックって難しいね。
イニシエーション・ラブとかの方が読後感がスッキリですね。
彼女は存在しないAmazon書評・レビュー:彼女は存在しないより
4344001095
No.78:
(3pt)

グロの部分を入れる意味は?

***ネタバレが多数含まれているので、このレビューは読まないで下さい***

ブックマークをしたまま、やっと読んだ。なので、何故ブックマークをしたかを忘れていた。

読んでて違和感は感じた。二つの視点で物語が進むのは良くあるが、香奈子の視点の際は、全て一人称で語られる。だから、根本有希の視点から切り替わる際、誰が “語っているのか”が一瞬わからなくなってしまう。

その違和感で、物語途中から「ひょっとして本書は叙述トリック系の本では?」と思いながら読むようになった。ミステリ系をブックマークする事は無いが叙述トリックはブックマークをするからだ。

結果、最後までトリックには気づかなかった。本書を読んで良かったのは自分がしっかりと騙された点。
しかし最後のネタ明かしでも、「えっ !?そうだったのか!!」の様な騙された感は無く、もやもやだけが残ってしまった。

登場人物は、根本有希と根本亜矢子の兄妹。兄の有希の視点で物語は進む。自分はトリックにまんまと引っ掛かって読む方が好きなので、トリックは探さないタイプなのだが、中盤で本書が叙述トリック系の本では?と感じた辺りから、「ひょっとして兄の有希はユキと読む女性なのでは?」と考えた。全く違ったが。

もう一つの視点は、大学生の貴治と香奈子のカップル。自分は一切気づかなかったが、香奈子の状況は一切書かれていない。香奈子視点でも貴治とは「恋人と言っても差し支えない」仲と言うだけで、お互いがそう思う恋人同士では無い。貴治の性格から、香奈子はナンパして ”上手くいった” 女性の一人に過ぎないのだろう。
この、香奈子の状況(働いているのか、大学生なのか、無職なのか)が書かれていないのが、一つのポイントだろう。

貴治と香奈子のカップルは、由子と名乗る女性と知り合う。この由子が、本書の最大のトリックだと思う。
由子は根本亜矢子の幼馴染。幼い頃に根本家の夜逃げによって離れ離れになったのだが、普通に読めば、根本亜矢子の多重人格の一人が由子だと思うだろう。

ところが、由子は根本亜矢子の多重人格の一人として登場するが、本物の由子としても登場している。このトリックは流石だと思った。

それと、もう一つの鍵は根本亜矢子の多重人格の一つが香奈子と言う事。これは最後になって明かされる。

だから、普通に読めば根本有希と根本亜矢子の兄妹、貴治と香奈子のカップル、途中で気付く亜矢子の人格の一つの由子で物語が進むと思う。つまり、有希と亜矢子と貴治と香奈子の四人。
しかしトリックの答えは、兄の有希と、香奈子と由子の人格を併せ持つ亜矢子、実際は根本亜矢子と付き合っている貴治、亜矢子の多重人格としても出てくるが、本人として実は登場し続けている由子の四人となる。

根本亜矢子も由子も、共に学校にも行かず働いてもいない。家族に疎まれていると感じていると言う設定。
これが、由子は実際の人物では無く亜矢子の多重人格の一つと勘違いさせる設定だった。

気になるのは、貴治の友人の作家が書いたストーリーを根本亜矢子は自分の人格として取り込んでしまうが、では根本亜矢子はどれだけの人格を取り込んでいるのか?殺人と言う異常な行動を何回も取っているが、その人格はどこから来たのか?
カニバリズムも本書では出てくるが、その嗜好はどうして芽生えたのか?
男性も含む複数人の殺害に関わっているが、どうやっていとも簡単に殺害出来ているのか?殺されそうになったら、当然反撃するはず。返り血どころか普通の女性では反撃による傷が相当刻まれるはず。

貴治が他殺という判断をされているのなら、マスコミも含め相当ニュースになるし、警察は関係者を徹底的に洗うだろう。当然、貴治の携帯電話も押収し登録者全員に聴取をするだろう。

そう言った部分がさらっと流されているのが、気になった。
彼女は存在しないAmazon書評・レビュー:彼女は存在しないより
4344001095
No.77:
(4pt)

はっきり言って、混乱している。言わんとしている、ことは分かるのだが、惜しいです。

まずは、人物整理をはっきりさせる。これがスタートです。多重人格も名前が付いているなら、はっきりさせるべきである。これがクリアー出来れば、ウルトラ大どんでん返しだったと思います。
彼女は存在しないAmazon書評・レビュー:彼女は存在しないより
4344001095
No.76:
(1pt)

浅はか

人の病を利用して書かれた不愉快な本でした。読んでいて怒りと気持ち悪さが込み上げてきました。捨てました。
彼女は存在しないAmazon書評・レビュー:彼女は存在しないより
4344001095



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