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彼女は存在しない



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【この小説が収録されている参考書籍】
彼女は存在しない
彼女は存在しない (幻冬舎文庫)

彼女は存在しないの評価: 7.00/10点 レビュー 3件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

彼女は存在しない


 「あの、失礼ですけど、アヤコさんではないですか?」
見知らぬ女性にそう話しかけられた香奈子。由子と名乗る相手はどこかおかしい・・・。まるで人格が複数あるような・・・。
同じ頃、大学生の根本は引きこもりの妹・亜矢子の異常行動を目撃する。話し掛けた妹の口調は昔のそれとはまるで違っていた。まるで人格が複数あるような・・・。

 多重人格をテーマに、香奈子と根本の2人の視点で物語は進む。やがて2人の周りで殺人事件が起こり目の前の多重人格者?に疑いの目を向ける。
タグにイヤミスとある通り、絶望的に救いのない話になっている。ミステリーであり、当然謎解きや伏線もしっかり張られてるのだが、それ以上にグロテスクで悲惨な描写が目立つ作品になっている。真相が明らかになったことで心が晴れたり、前に進めた人が皆無な作品も珍しい。人を選ぶ作品なのは間違いない。
 

りーり
9EDFH0HC
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

彼女は存在しないの感想

虐待と多重人格というテーマは、いかにもなんて思いましたが、うまく作者にハメられました。
真実が明かされた時、一瞬どういうことか分からなかったのは自分のせい?
登場人物の会話が、なんかわざとらしい感じがしたのと、ここまでのグロさは必要か?ってところがマイナスでした。

Hidezo
GX0TU62Y
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

彼女は存在しないの感想

浦賀初期の代表作にして、一つの頂点。香奈子の恋人貴治を殺したのは、多重人格の病を抱える亜矢子なのか?衝撃の真相に至るまでの伏線とプロットがよく練られた本格ミステリとして、また登場人物たちの苦悩を残酷なまでに描き切った青春小説としても一級品の本書をぜひお試しあれ。

ジャム
RXFFIEA1

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