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彼女は存在しない
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彼女は存在しないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 1~20 1/4ページ
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良い状態でした。 | ||||
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最後でびっくりして。 えー?? ちゃんと辻褄が合ってるの?? 後で最初から読み直すか? こういうトリックって難しいね。 イニシエーション・ラブとかの方が読後感がスッキリですね。 | ||||
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***ネタバレが多数含まれているので、このレビューは読まないで下さい*** ブックマークをしたまま、やっと読んだ。なので、何故ブックマークをしたかを忘れていた。 読んでて違和感は感じた。二つの視点で物語が進むのは良くあるが、香奈子の視点の際は、全て一人称で語られる。だから、根本有希の視点から切り替わる際、誰が “語っているのか”が一瞬わからなくなってしまう。 その違和感で、物語途中から「ひょっとして本書は叙述トリック系の本では?」と思いながら読むようになった。ミステリ系をブックマークする事は無いが叙述トリックはブックマークをするからだ。 結果、最後までトリックには気づかなかった。本書を読んで良かったのは自分がしっかりと騙された点。 しかし最後のネタ明かしでも、「えっ !?そうだったのか!!」の様な騙された感は無く、もやもやだけが残ってしまった。 登場人物は、根本有希と根本亜矢子の兄妹。兄の有希の視点で物語は進む。自分はトリックにまんまと引っ掛かって読む方が好きなので、トリックは探さないタイプなのだが、中盤で本書が叙述トリック系の本では?と感じた辺りから、「ひょっとして兄の有希はユキと読む女性なのでは?」と考えた。全く違ったが。 もう一つの視点は、大学生の貴治と香奈子のカップル。自分は一切気づかなかったが、香奈子の状況は一切書かれていない。香奈子視点でも貴治とは「恋人と言っても差し支えない」仲と言うだけで、お互いがそう思う恋人同士では無い。貴治の性格から、香奈子はナンパして ”上手くいった” 女性の一人に過ぎないのだろう。 この、香奈子の状況(働いているのか、大学生なのか、無職なのか)が書かれていないのが、一つのポイントだろう。 貴治と香奈子のカップルは、由子と名乗る女性と知り合う。この由子が、本書の最大のトリックだと思う。 由子は根本亜矢子の幼馴染。幼い頃に根本家の夜逃げによって離れ離れになったのだが、普通に読めば、根本亜矢子の多重人格の一人が由子だと思うだろう。 ところが、由子は根本亜矢子の多重人格の一人として登場するが、本物の由子としても登場している。このトリックは流石だと思った。 それと、もう一つの鍵は根本亜矢子の多重人格の一つが香奈子と言う事。これは最後になって明かされる。 だから、普通に読めば根本有希と根本亜矢子の兄妹、貴治と香奈子のカップル、途中で気付く亜矢子の人格の一つの由子で物語が進むと思う。つまり、有希と亜矢子と貴治と香奈子の四人。 しかしトリックの答えは、兄の有希と、香奈子と由子の人格を併せ持つ亜矢子、実際は根本亜矢子と付き合っている貴治、亜矢子の多重人格としても出てくるが、本人として実は登場し続けている由子の四人となる。 根本亜矢子も由子も、共に学校にも行かず働いてもいない。家族に疎まれていると感じていると言う設定。 これが、由子は実際の人物では無く亜矢子の多重人格の一つと勘違いさせる設定だった。 気になるのは、貴治の友人の作家が書いたストーリーを根本亜矢子は自分の人格として取り込んでしまうが、では根本亜矢子はどれだけの人格を取り込んでいるのか?殺人と言う異常な行動を何回も取っているが、その人格はどこから来たのか? カニバリズムも本書では出てくるが、その嗜好はどうして芽生えたのか? 男性も含む複数人の殺害に関わっているが、どうやっていとも簡単に殺害出来ているのか?殺されそうになったら、当然反撃するはず。返り血どころか普通の女性では反撃による傷が相当刻まれるはず。 貴治が他殺という判断をされているのなら、マスコミも含め相当ニュースになるし、警察は関係者を徹底的に洗うだろう。当然、貴治の携帯電話も押収し登録者全員に聴取をするだろう。 そう言った部分がさらっと流されているのが、気になった。 | ||||
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まずは、人物整理をはっきりさせる。これがスタートです。多重人格も名前が付いているなら、はっきりさせるべきである。これがクリアー出来れば、ウルトラ大どんでん返しだったと思います。 | ||||
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人の病を利用して書かれた不愉快な本でした。読んでいて怒りと気持ち悪さが込み上げてきました。捨てました。 | ||||
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購読の決め手は、好きな作家さんだから購入する場合と、あらすじや解説や帯を見て購入する場合と2パターンありますが、今回は後者です。 叙述ミステリーは好みですが、この本は性的描写がエグイですね。 なんか、誰にも感情移入できなかった。お兄さんの根本くん、彼が解離性同一性障害になってもおかしくない状況でした。 ひょっとして『彼は女なのでは?』とか思ってみたり。(笑) いわゆる根本家の大人が全員(父・母・叔父)倫理観ゼロのケダモノで、子供たちが犠牲なった・・という救われないバッドエンド。 話がエログロな上、こんがらがり、最後には読み終えるのが苦痛になってしまった。 正直に言うと、面白くなかったし、この作家さんとは合わないようだ。 | ||||
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叙述トリックの騙しは嫌いだ。 剣劇の最中に爆弾を投げつけるような手段に最初は驚かされるが、何度もやられると腹が立つ。 折原一だけで満腹・食傷だ。 本作は典型的な「そっち系」で、おまけにサイコものだ。 自分が何者かもわかってない奴の話なんか、付き合っていられない。なぜ本書が絶賛を浴びるのか理解できない。 これが到達点なら、途中経過はもっと読むに堪えないのだろう。 | ||||
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う~ん、読みやすいけど、読んでいるうちに内容が異常で暗くて気分が悪くなってくる。先が知りたいので読み進むのは速いけど、異常な家庭環境、身内の叔父さんもおかしいし、あまりに現実離れしていて、救いがなくて、後味悪しです。音楽もよくわからないものばかりで、イラっとした。ああいう描写はなくてもいいかな。トリックや謎も既に使い古されている感じで、途中から見当がついてしまう。この作家さん、初めて読んだけど、今年に亡くなっているんですね。 | ||||
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それなりに面白いとは思えましたが、人物描写がちょっと・・・。 誰にも感情移入できないというか、キャラとして魅力のある人間がほぼいない ので、そこが一番、読み進めるのに苦痛な点でしょうかね。 兄さんにしても今までほっといた妹のことが、突然そんなに気になるかい?とか、 キャラが一貫してなくてちょっと同情しにくいなぁ。 あと音楽の話しも、全く本線と関係ないのにくどい!他の方も言っておりますが。 しかも一応、彼氏が殺されたっつーのに、CDを貰えることに嬉々としている彼女 とか、すぐに他の男に言い寄るとか、ちょっとどーかしているというか、まぁ、 実際どーかしているんだけど・・・。 これも伏線と言われれば、何も言えませんが・・・。 まずは警察は何やってんだー?という話しかな。 | ||||
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多重人格をテーマにした叙述トリックもの。解けそうなヒントがあちこちにあるように見せかけて実はトラップだらけ (「・ω・)「 読めば読むほど、考えれば考えるほど、どんどん混乱していく…それが著者の狙いなのだろう。そして、まんまと騙されました(笑)若干グロいシーンもあるが嫌いではない。面白い作品でした。 | ||||
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叙述トリックを読んだことない人なら良いかもしれないが、叙述トリックとしてはありきたり。タイトルでオチがわかる。そこからどのように楽しませてくれるか期待して読んだが、何もなかった。 それだけなら詰まらないで済ませられるが、この本には本筋と関係のない作者の性的嗜好であろうグロ表現やカニバリズム、音楽の話が字数稼ぎのために差し込まれ、とてつもないノイズになっている。 特に音楽の話がいらない。作者の、こんな洒落た音楽聴いている俺カッコいいだろう?という声が聞こえてくるかのよう。ダセーよ。中学生かよ。 | ||||
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長編小説ですがダラダラと続いていくような感じ 文章も一般人が書いたブログのような文章が多い。 買ったのに途中で読むのを辞めてしまった1冊。 | ||||
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途中の言い回しで分かってしまいますが、読みやすくて良かったです。 ただ最後の殺人はいらないかな。ちょっと可哀想でした、、 | ||||
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メフィスト賞作家として講談社ノベルズで数多くの著作を発表してきたが癖の強いシリーズ上いまいち一般層には波及しなかった浦賀氏が、講談社ノベルズを離れて幻冬舎から出して、好評のためベストセラーとなった大ブレイク作だ。 サイコサスペンス風のミステリーだが、氏のお馴染みのテーマである近親相姦やカニバリズムを織り込みながらも一般層にも受け入れやすいストーリー展開の面白さで一気読み確実の傑作である。 | ||||
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二年前に読んで、あまりにも不快だったので読んだ後にすぐに捨てた本です。それぐらい私はこの作品とこのようなものを書いた小説家、広告手法(誰にでも読んでほしいと言わんとする帯)に不快感を持ち、合いませんでした。しかし、今になってもこの衝撃的な小説を思い出します。ふと時が経ち人物の相関を忘れていることに気づき気になって調べると、この作家さんや作品を評価されている方が多々いることも知りました。 「その殺人を入れる必要はあった?」「無意味にグロテスク」「このトリックだけでは弱いから、インパクトを強くする狙いでこんな酷い後読感を味あわされたのか」と当時痛烈に感じていたのですが、元来カニバリズム(はじめて知りました)等に興味を持たれている作家さんなのですね。 作家を知って読むか、知らずに読むかでこの小説の印象は大きく変わると思います。思い出す度に不快な小説だったと嫌な気持ちになっていましたが、今回調べたことでこんな世界も存在するのかと、やっと得るものがありました。二年経ってこの話が自分の中に一つの小説として納まった瞬間でした。 | ||||
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30ページの短編なら我慢できるが、440ページの長編なのでうんざりする。 ほかのレビュアーが書いているとおり、多重人格ものと叙述トリックものの組み合わせは何でもありである。 3.4人殺されるが、この筋で殺人を起こす必然性はあるのか。しかもそのうちの一人は人肉食をしているが、描写が安易すぎる。 幼いころ父親に性的虐待を受けた女性が多重人格になるという話かと思わせて、実はその兄が父親に犯されて、それを見ていた妹がどうにもできない自分の不甲斐なさを認めたくなくて人格を乖離させたという。何じゃそれ。1行や2行の説明で済ましているが、それで済むのか。基本的にこの小説はどうでもいい部分が長く、肝心なところは数行で済ましてしまう。 また、多重人格者は、小説を読んでその登場人物になりきってしまうという。初めは自分のことを小説に描かれたと言ってその作家を怒るが、実は読んだのは単行本をノベルズ化したもので、親本が出版されたのは知り合う何年も前だったというオチ。これはギャグか。 殺されたタカハルという男はチャランポランな男だが、そいつがなぜか小説家と友人だという設定も理解できない。ご都合主義もいいところ。 伏線が多いようでいて、案外単純。この長さとこのプロットなら、あともう二ひねりは欲しい。このままなら、私が編集者なら出版しない。 何年も前に買ってほっといた本だが、年末の掃除で出てきたので読んだ。この本はたしか書店員だかが面白いと勧めるとして売られていた。解説文を読んでも面白そうである。しかし内容はひどい。こういう本を面白いと言って売っていると、読者がどんどん減っていくのではないか。現にレビュアーの採点も低い。私は、書店員が勧めるというポップの本はもう読まないことにしている。全くあてにならない。 | ||||
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多重人格の小説といえば、「ISOLA―十三番目の人格(ペルソナ) 」(貴志祐介、角川書店)を連想しますが、一般人には身近なテーマではないため、ホラーやミステリー系になりがちな題材です。 僕は、ミステリー系小説を「読みはじめたらすぐに分かっちゃいました」的な視点で読みたくないのでいつも先読みせずに読み進めますが、この小説は読み終わってからもう一度読んでみると最後の仕掛けをより深く理解することができると思いました。 伏線が散りばめられ、読み返して改めて深く理解できる構成になっています。 あまり期待はしていなかったのですが、グロい描写もあり意外と面白かったです。 | ||||
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私はこの作品大好きです。グロ描写と性虐待は出てきますが、構成がすばらしくて話がおもしろいです。ラストはちょっと残念。捕まったらどうなるのか、そこが1番気になるところだったので。この作品から浦賀作品集めて読んでますが、どれもラストにどんでん返しがあるのでおもしろいです。 | ||||
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伏線が分かりやすすぎて、かなり最初の方に展開が読めました。 ただ本屋さんで「どんでん返し」とか「結末に衝撃」とかのコメントがあったので、この分かりやすい伏線はミスリードか?と思って頑張って読み進めましたが、全くそんなことはなく、感付いていた通りの結末でした。 更に、「○○(=犯人)には時間的にこの殺害は無理」と一度なったものに対して、どうやって殺害出来たのかなどの説明はなく終了。 二度とこの人作品は買わないな、と思えるものでした。 | ||||
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※ 少し真相に触れています ※ 多重人格をテーマにしたミステリーという地点で、登場人物の中の誰かの描写に欺瞞が隠されているだろうと思いつつ読んでいたら、タイトルとの兼ね合いもあって、だいたい予想通りのオチでした。やはり良くも悪くも「多重人格モノ」と「叙述トリック」は相性が良すぎると言うか、主観レベルで「実はこの人物は私が頭の中で作り出した人物で~、それに自分自身も気付いていなくて~」とかやっていたら、ほとんど何でもアリになっちゃう。それこそ「この作品は登場人物全員がひとりの人格が作り出した一人芝居でした~」、みたいにしても良くなるワケで(今作は違いますけどね)、やはり「読者を騙すためだけのトリック」という印象が強く、その騙され方には好き嫌いが分かれると思います。 | ||||
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