記憶の果て THE END OF MEMORY



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初公開日(参考)1998年01月
分類

長編小説

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記憶の果て(上) (講談社文庫)

2014年03月14日 記憶の果て(上) (講談社文庫)

父が自殺した。突然の死を受け入れられない安藤直樹は、父の部屋にある真っ黒で不気味なパソコンを立ち上げる。ディスプレイに現れた「裕子」と名乗る女性と次第に心を通わせるようになる安藤。裕子の意識はプログラムなのか実体なのか。彼女の記憶が紐解かれ、謎が謎を呼ぶ。ミステリの枠組みを超越した傑作。 (「BOOK」データベースより)




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記憶の果て THE END OF MEMORYの総合評価:7.64/10点レビュー 22件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

記憶の果て THE END OF MEMORYの感想

大変興味深く一気読みしました。尖った若ものの記した青春ミステリーではありません。生きることの意味を、自己の正体を求め、壁にぶつかっている人たちには特に読んで頂きたいです。ただし、吉凶どちらに転ぶかはわかりませんが。我が息子にも読んで欲しいのですが、現段階で私から薦めることは躊躇します。どこかで自ら手にとってくれないか…願望てす。
「脳の数だけ世界はある」茂木先生の作品解説が聞きたくなりました。
リアル対推理小説、探偵の人間性論も面白いですね。京極氏の「敬意ある挑発」発言も確かめてみて下さい。

はつえ
L7BVQMDY
No.1:
(9pt)

記憶の果て THE END OF MEMORYの感想

第5回メフィスト賞を史上最年少の19歳で受賞した衝撃のデビュー作!この期に連なる安藤直樹シリーズ最初の1作であり、親父の死から始まる痛々しいまでのリアルな青春が描写された青春ミステリの大傑作!ミステリの批評精神にも溢れた作品でこの作品だけ読むとこの作者は今後どの方向に向かうのかと思いましたが、青春部分は過剰に残しつつ立派なミステリ作家になってくれたので良かったです(笑)

ジャム
RXFFIEA1
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未読の方はご注意ください

No.20:
(4pt)

メフィスト賞受賞のデビュー作

浦賀 和宏氏が19歳でメフィスト賞を受賞してデビューした作品。
その後も続く安藤シリーズの1作目という位置づけになっている。
20年近く前にAIの可能性を見据えて書かれた異色の青春もので、ミステリー要素もSF要素も含む浦賀氏独特の世界観がすでに確立している。
後のシリーズと比べるとかなりアブノーマルな趣向は抑え目である。
記憶の果て (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:記憶の果て (講談社ノベルス)より
4061820060
No.19:
(3pt)

ずっと意識について考えているお話。

主人公の父親が自殺し、その父親が残したパソコンに意識(もしかしたら昔自殺した姉?)がどっているかどうかというお話。
そもそも意識とは何なのか。そういう哲学的なことを延々と考えたり、友達と討論したりしています。
あらすじに大きな起伏がなく、少し退屈に感じるかも。
記憶の果て(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:記憶の果て(上) (講談社文庫)より
4062777789
No.18:
(5pt)

神経パルスなど忘れてしまえ!

カミュ『異邦人』を微かに思わせる書き出しで始まる作品。サティ「ジムノペディ」、ジョン・ケージ「四分三十三秒」、ジョージ・ウィンストン「Longing/Love」、YMO「ライディーン」、ブライアン・イーノ、映画『ブレードランナー』のサウンドトラック、スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』などのガジェットを散りばめつつ、父の自殺を発端として、「コンピュータは意識を持てるか?」という問題に主人公の出生の秘密が絡んだ物語が展開していく。

何より評価できるのは、「意識」というプロブレマティークをたとえば茂木健一郎(笑)や養老孟司(笑)といった脳科学者たちや、あるいは瀬名秀明(笑)といったSF作家たちのように、単純に一元論へと――すなわち神経パルスの電気信号へと――還元するのではない点だ。神経パルスと自我意識との間に横たわる深淵が、本書では少なくとも意識されているし、だからこそ「独我論」という問題も当然のように取り上げられる。そうした内容は意識に関する哲学の入門編として読むことも可能なほどに明確かつすっきりと整理されている。

その上で明かされる最終的な秘密は、たとえるならば法月綸太郎のとある代表作を裏側から写し取ったものだ、という言い方ができるだろう。実に哲学的な、その意味で野心的な推理作品。ただ、それをわざと書かないからこそ「いったい朝倉に何があったのか?」が気になるのである。
記憶の果て (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:記憶の果て (講談社ノベルス)より
4061820060
No.17:
(4pt)

楽しめました

自殺した父親が遺した、人と自然な文字会話ができる、意識を持っているかもしれないパソコンをめぐり、主人公とその友人および父親の友人が、人間の意識や認識について考察し、議論している頁が小説のかなりの部分を占めています。新鮮味はありませんが首肯できる内容で、主人公と同じ年代の頃考えた事ごとが思い出されました。
普通の大学入学前の主人公の日常がストーリーのベースで、そこには陳腐なまでのリアリティがあるのですが、パソコンは現実離れして浮いていて、物語に独特な雰囲気を感じました。
しかし、最後の数ページの意味するところがわかりませんでした。先に読み終えた妻と話し合いましたが、不明のままです。
浦賀さんの作品はこれが初めてなので、あと幾つか読んで考えてみようと思います。
記憶の果て(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:記憶の果て(上) (講談社文庫)より
4062777789
No.16:
(1pt)

浦賀作品全般に言えるが・・・。

最初浦賀作品を読んだのが、『彼女は存在しない』でした。 そこそこ読めるなと思い、その後、
桑原銀次郎シリーズ3作品と『こわれもの』を読み、そして今回『記憶の果て』を読みました。

はっきり言って読むごとに苦痛になってきてしまいました。
まず、くどい。そして屁理屈のオンパレード・・・。 サクサクと読めません。

それも『記憶の果て』では謎をしっかりと解明せず、残したまま終わってしまいました・・・。
ある出来事では主人公が「詮索しない事にした。俺がそうと決めたのだから文句あるか」
みたいな小説であるまじき放り投げものまであるのには閉口・・・。

ファンの方なら続けて次のシリーズ作品も読むから良いのかもしれないが、そうではなく、
ただたまたま手に取った人であれば、その後読まない可能性だってあります。(っというかその方が高い?)
最低限、しっかりと完結してほしかったです。

今までつまらなくてもシリーズ物は最後まで読むポリシーで読んできましたが、安藤シリーズ含め浦賀作品
を読むのを考えさせられてしまう作品でした。
記憶の果て(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:記憶の果て(上) (講談社文庫)より
4062777789



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