こわれもの
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
こわれものの総合評価:
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全2件 1~2 1/1ページ
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漫画家の悲劇を描いた野心作! | ||||
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「こわれもの 〈新装版〉」は、浦賀和宏さんの手によるミステリー小説です。 物語は、売れっ子漫画家の陣内龍二が婚約者・里美を交通事故で失うところから始まります。 このショックで、陣内は連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまい、ファンからの抗議が殺到します。 しかし、その中に事故の数日前に消印が押された、里美の死を予知した手紙が含まれていました。 手紙の差出人は、神崎美佐という48歳の女性。彼女の部屋には作中のキャラクターが飾られ、熱心なファンであることが伺えます。 神崎には本当に死を予知する能力があるのか?陣内は失われた恋人への狂おしい想いの果てに、予測不能な真実に辿り着きます。 この小説の魅力は、何と言ってもその緻密なプロットとキャラクター描写です。 この物語は、あなたを最後の一ページまで引き込みます。 特に、陣内の心理描写は秀逸で、彼の苦悩や葛藤がリアルに伝わってきます。 また、神崎美佐というキャラクターも非常に魅力的で、彼女の謎めいた存在感が物語に深みを与えています。 物語の展開はスピーディーで、次々と明かされる真実に読者は目が離せなくなります。 特に、クライマックスに向かう緊張感は圧巻で、一気に読み進めてしまうこと間違いなしです。 「こわれもの 〈新装版〉」は、ミステリー好きは必読。 予測不能な展開と深い人間ドラマが織り成すこの作品は、読後に深い余韻を残します。 ミステリーものを何十冊も読んできたあなたでもこの結末は予測不可能かも。 まとめると、この小説はミステリーの醍醐味を存分に味わえる作品です。 主人公陣内龍二の、のたうち回る様な苦悩と苛立ちがこちらにまで伝わってきます。 終盤はどんでん返しにつぐどんでん返しで最後まで手放せない。 で、ラストに分かる驚愕の事実。 「うわ、そうだったのか」って読み終わること間違い無し。 ぜひ手に取って、その魅力を体感してみてください。 PS:浦賀和宏さんのご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。 彼の作品は多くの読者に愛され、その独特の世界観と緻密なストーリーテリングで多くの人々の心を捉えました。 彼の才能と情熱は永遠に私たちの記憶に残り続けること間違いありません。 ご冥福をお祈りいたします。 | ||||
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表紙の絵がキレイなので、惹かれて読んでみました。作品はテンポも良くて、登場人物も少なくて、名前が覚えるのが苦手な僕からしたら読みやすかったです。 ストーリー性も最初はバラバラのピースがそこでつながってくるのかというのがうまく書かれています。また、いろんな伏線が回収されているのは見事です。 そして、最後の予想を裏切るような展開も面白さを増幅されました。お勧めの本です。 | ||||
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予言というのがキーポイントの漫画家をめぐる物語。予言が実現されていって、いったい最後はどうなるのかという関心で引っ張っていく。最後のどんでん返しは、うーんちょっと弱いなあ。もう少し驚かせてほしかった。星3つは甘いかも。 | ||||
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書店の目立つ場所で何度も目にしたので手にとりました。 色々なことを考えながら読みましたが、最後までだまされっぱなしでした。 怖くて、怖くて、でも最後には希望がないわけでもなくて。 どうにかならなかったんだろうかと考えてしまうということは、きっとすごくひきこまれたということなのかなと思いました。 作者の別の本も読んでみようと思います。 | ||||
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浦賀氏の初期の長編で、今のところ唯一の徳間ノベルズから出した作品である。 やりたい放題できるホームグラウンドの講談社ノベルズとは違ってどちらかというとオッサンリーマン向けレーベルのイメージの強い徳間ノベルズからとうこともあり、比較的オーソドックスなミステリーの体裁を取っている。 以前に出したノンシリーズの眠りの牢獄と雰囲気が似た構成である。 マンガ家の創作にまつわる周囲との怪しげな展開がなかなか面白く、最後まで興味を引き付ける。 この著者の作品としては癖がないストレートな作風なので初心者にもお勧めできる。 巻末でInspiered by Orbitalと書かれており、劇中で登場するマンガ作品のタイトルやマンガの登場人物が全て英国のテクノユニットのorbitalのアルバム名や楽曲名が引用されている。分かる人には分かるテクノフリークのこの著者らしいオマージュである。 | ||||
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