生まれ来る子供たちのために But,we are not a mistake
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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考えうるなかで最も醜悪な結末を迎えたシリーズ最終作。上記の評点は、シリーズを通しての点数である。主人公とヒロインごとにマルチエンディングが設けられているが、何れもシリーズを通読してきた者であれば、目を蔽いたくなるような帰結へと向かっていく。どこで間違えたのか、どのようにすればこの結末を避けることができたのか。本巻の末章を読んだ読者は、必ずその疑問に向き合うことになるであろう。そして再度このシリーズ全体に向き合い、立ち返り考え直す必要性が希求されるのである。そして思うであろう、「本シリーズは『復讐』の是非について度々論じられていたが、彼ら彼女らが決断した『復讐』とは、果たして正しい行為であったのか」。様々な視点から描かれる登場人物の行為を問題として提起し、それを我々が生きる現実へと反映させることができる、或いはそれを目的としていたようにも思われるが、兎も角、浦賀作品の集大成ともいえるシリーズであったことは間違いない。 | ||||
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純菜シリーズ、ここに堂々完結!異なる2パターンの結末と、最後に明かされる秘密。伏線も含めて、ミステリ的にも青春小説的にも浦賀のひとつの到達点といえる作品だと思いました! | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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松浦純菜シリーズの完結編。 ものすごい自意識と壮大な愚痴、そこにミステリーとSF的なモチーフを持ち込んできたシリーズがついに完結。 うーん。 おそらくこういう形でしか結末をつけられないだろうなぁと思っていた、その通りの結末だったので、ちょっとがっかりと言えばがっかりしました。 浦賀さんの書く作品にはどこか「アニメ的」な雰囲気が漂っていて、でも「アニメ」にならないでここまでやってきたのに、それが最後になって「アニメ」になってしまったという感じです。(わかりづらくてすみません) 特に八木編の結末はまんま「セカイ系」と呼ばれるもので、読んでいて辛くすらありました。 逆に純菜編の結末は、とても浦賀さんを感じる終わり方で、僕はこっちのやり方で最後をつけて欲しかったと強く思いました。 この人ならセカイ系になりそうなお話をセカイ系でない形でまとめられるのでは、と思うのはやはり高望みなんでしょうか。でも、浦賀さんにはやはりこの形でないラストを描いて欲しかったです。 ※中扉に希望があります。安藤君シリーズぜひ復活してください。 (好きな作家の作品なので星はあてになりません) | ||||
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純菜シリーズは結構のめり込んで読みましたが、 前作「地球人類最後の事件」からちょっと方向がズレた気がします。 最終巻で左翼や右翼の思想描写が多くなり 八木の性に対する描写が多すぎて「これなんの本だっけ」と思うほど。 なぜ最終巻でこの内容なのか・・・。という不満は否めません。 最後に純菜のする行動も「純菜はこういうことするかなー」と私には ちょっと違和感がありました。 直前の事件(?)で起こす行動だとしても腑に落ちないです。 最終巻だからまとめたいけど普通の終わりじゃつまんないからこうする、という 意図が見られてちょっとガッカリ。 このシリーズを読破するいう面では読む価値があるかもしれません。 | ||||
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純菜シリーズは結構のめり込んで読みましたが、 前作「地球人類最後の事件」からちょっと方向がズレた気がします。 最終巻で左翼や右翼の思想描写が多くなり 八木の性に対する描写が多すぎて「これなんの本だっけ」と思うほど。 なぜ最終巻でこの内容なのか・・・。という不満は否めません。 最後に純菜のする行動も「純菜はこういうことするかなー」と私には ちょっと違和感がありました。 直前の事件(?)で起こす行動だとしても腑に落ちないです。 最終巻だからまとめたいけど普通の終わりじゃつまんないからこうする、という 意図が見られてちょっとガッカリ。 このシリーズを読破するいう面では読む価値があるかもしれません。 | ||||
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シリーズ9の作目,本作にて最終巻となります. 主要人物らの名前がついたいくつかの章では,彼らの視点から物語が描かれており, それぞれの物語が迎えるそれぞれの結末には,なんとも表現しがたい感情を抱きます. ただ,どれもこれまでを振り返ることが多く,最終巻にしても多すぎのように感じます. また,終盤には主人公をはじめとし,物語の謎なども明らかになっていくのですが, 正直なところ,それらがわかるころにはもはや繋がりなどはどうでもよくなっており, いくつもの物語の『結末』に,希望や絶望,さまざまな思いを巡らせることになります. そしてエピローグとなる最後の章では,1巻でのとある場面を再び描いて本作は完結. あの明るい未来を予感させた場面から,まさかこういう結末になるとは予想もできず, 当時には描かれなかったエピソードとも相まって,苦いあと味がなおさら強く残ります. しかし,シリーズの中盤以降はついていけないことが多く,本作にもおいてもそれは同様. ほかにも不快な表現や政治思想などが多く,万人におすすめできるシリーズではありません. | ||||
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シリーズ9の作目,本作にて最終巻となります. 主要人物らの名前がついたいくつかの章では,彼らの視点から物語が描かれており, それぞれの物語が迎えるそれぞれの結末には,なんとも表現しがたい感情を抱きます. ただ,どれもこれまでを振り返ることが多く,最終巻にしても多すぎのように感じます. また,終盤には主人公をはじめとし,物語の謎なども明らかになっていくのですが, 正直なところ,それらがわかるころにはもはや繋がりなどはどうでもよくなっており, いくつもの物語の『結末』に,希望や絶望,さまざまな思いを巡らせることになります. そしてエピローグとなる最後の章では,1巻でのとある場面を再び描いて本作は完結. あの明るい未来を予感させた場面から,まさかこういう結末になるとは予想もできず, 当時には描かれなかったエピソードとも相まって,苦いあと味がなおさら強く残ります. しかし,シリーズの中盤以降はついていけないことが多く,本作にもおいてもそれは同様. ほかにも不快な表現や政治思想などが多く,万人におすすめできるシリーズではありません. | ||||
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