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こわれもの
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こわれものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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「こわれもの 〈新装版〉」は、浦賀和宏さんの手によるミステリー小説です。 物語は、売れっ子漫画家の陣内龍二が婚約者・里美を交通事故で失うところから始まります。 このショックで、陣内は連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまい、ファンからの抗議が殺到します。 しかし、その中に事故の数日前に消印が押された、里美の死を予知した手紙が含まれていました。 手紙の差出人は、神崎美佐という48歳の女性。彼女の部屋には作中のキャラクターが飾られ、熱心なファンであることが伺えます。 神崎には本当に死を予知する能力があるのか?陣内は失われた恋人への狂おしい想いの果てに、予測不能な真実に辿り着きます。 この小説の魅力は、何と言ってもその緻密なプロットとキャラクター描写です。 この物語は、あなたを最後の一ページまで引き込みます。 特に、陣内の心理描写は秀逸で、彼の苦悩や葛藤がリアルに伝わってきます。 また、神崎美佐というキャラクターも非常に魅力的で、彼女の謎めいた存在感が物語に深みを与えています。 物語の展開はスピーディーで、次々と明かされる真実に読者は目が離せなくなります。 特に、クライマックスに向かう緊張感は圧巻で、一気に読み進めてしまうこと間違いなしです。 「こわれもの 〈新装版〉」は、ミステリー好きは必読。 予測不能な展開と深い人間ドラマが織り成すこの作品は、読後に深い余韻を残します。 ミステリーものを何十冊も読んできたあなたでもこの結末は予測不可能かも。 まとめると、この小説はミステリーの醍醐味を存分に味わえる作品です。 主人公陣内龍二の、のたうち回る様な苦悩と苛立ちがこちらにまで伝わってきます。 終盤はどんでん返しにつぐどんでん返しで最後まで手放せない。 で、ラストに分かる驚愕の事実。 「うわ、そうだったのか」って読み終わること間違い無し。 ぜひ手に取って、その魅力を体感してみてください。 PS:浦賀和宏さんのご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。 彼の作品は多くの読者に愛され、その独特の世界観と緻密なストーリーテリングで多くの人々の心を捉えました。 彼の才能と情熱は永遠に私たちの記憶に残り続けること間違いありません。 ご冥福をお祈りいたします。 | ||||
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表紙の絵がキレイなので、惹かれて読んでみました。作品はテンポも良くて、登場人物も少なくて、名前が覚えるのが苦手な僕からしたら読みやすかったです。 ストーリー性も最初はバラバラのピースがそこでつながってくるのかというのがうまく書かれています。また、いろんな伏線が回収されているのは見事です。 そして、最後の予想を裏切るような展開も面白さを増幅されました。お勧めの本です。 | ||||
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予言というのがキーポイントの漫画家をめぐる物語。予言が実現されていって、いったい最後はどうなるのかという関心で引っ張っていく。最後のどんでん返しは、うーんちょっと弱いなあ。もう少し驚かせてほしかった。星3つは甘いかも。 | ||||
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書店の目立つ場所で何度も目にしたので手にとりました。 色々なことを考えながら読みましたが、最後までだまされっぱなしでした。 怖くて、怖くて、でも最後には希望がないわけでもなくて。 どうにかならなかったんだろうかと考えてしまうということは、きっとすごくひきこまれたということなのかなと思いました。 作者の別の本も読んでみようと思います。 | ||||
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浦賀氏の初期の長編で、今のところ唯一の徳間ノベルズから出した作品である。 やりたい放題できるホームグラウンドの講談社ノベルズとは違ってどちらかというとオッサンリーマン向けレーベルのイメージの強い徳間ノベルズからとうこともあり、比較的オーソドックスなミステリーの体裁を取っている。 以前に出したノンシリーズの眠りの牢獄と雰囲気が似た構成である。 マンガ家の創作にまつわる周囲との怪しげな展開がなかなか面白く、最後まで興味を引き付ける。 この著者の作品としては癖がないストレートな作風なので初心者にもお勧めできる。 巻末でInspiered by Orbitalと書かれており、劇中で登場するマンガ作品のタイトルやマンガの登場人物が全て英国のテクノユニットのorbitalのアルバム名や楽曲名が引用されている。分かる人には分かるテクノフリークのこの著者らしいオマージュである。 | ||||
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人の死は物語のように劇的に訪れるとは限らない。 だけど誰かの悪意によってもたらされる死は驚くような演出をすることも一切の起伏のない平凡なものに仕立て上げることもできる。 この小説からはそんなことを感じられた。 本作は、人気漫画家である主人公の陣内龍二が恋人の突然の事故死にショックを受けるあまり、連載作品スニヴィライゼイションでヒロインのハルシオンを突然かつ平凡に死なせてしまう、というシーンから始まる。 自身がハルシオンを日本で最も理解していると心酔する熱狂的なファンの三橋。 ハルシオンの死に反対して辞めていくアシスタント陣の中にあって、漫画への想いから仕事を続ける細野。 物語のキーパーソンである、”人の死を予知する能力”を持つ神崎。 3者が内に秘める、ある種の歪んだ感情が終盤で一気に爆発する展開は確かに”立ち読み現厳禁!”というオビの謳い文句に匹敵するものだった。文体が軽快であるのも読みやすさの重要なポイントになっているとは思う。 特に神崎が持つ能力の正体は恐ろしく単純かつ明快な回答が用意されている。ただしそれを実現するにはどれほどの勇気と狂気が必要なのかは計り知れない。 ある人物の死がこれほどまでに人の狂気を駆り立てるのか、ということを考えさせられる作品だった。 | ||||
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結末のどんでん返し。 びっくりしました。 他の読者の方はどうだったかわかりませんが、 僕にはわからなかったです。 | ||||
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この方の過去作「彼女は存在しない」も 読ませて頂きました。 相変わらず読みやすい文章を書かれる御方です。 難しい言い回しをせず、 するっと伝わり存分に考えさせるストーリー。 大変素晴らしいと思います。 いくつか気になった事がありますので ここに書き残させて頂きます。 一言で言うと、 避けようのない運命に立ち向かい翻弄され 受け入れるか否かを問われるような小説でした。 物語が終盤に続くにつれ 避けようのない運命に追いつまれて行く主人公。 明らかになってゆく幾つもの真実と、 登場人物達の心の中。 こういう終わり方をするだろうなという 想像通りの結末でした。 ミステリー系小説を 何度も読まれている人にとっては、 「なんだ、こんなものか…」という ありきたりな小説なのではないかと思います。 ですが私は中途半端な終わり方でも 上手くまとめて形に残すような 浦賀先生のお話の組み立て方が好きなので どちらかというと満足です。 ただ、いくつもの仮説や付箋を 最後にぶわーっと簡潔に回収していましたので もう少し詳しくというか 盛ってほしかったなあと思いました。 それにしても一番最後の携帯電話は 何を意味しているんだろう? あとでもう一度読み直そうかと思います。 | ||||
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漫画家の陣内龍二が婚約者の死のショックから人気漫画のヒロインを殺してしまったことで、奇怪な事件に巻き込まれていく。冒頭、オタク系漫画のストーリーに戸惑うものの、次第に結末はどうなるのかとドキドキしながら読んだ。なるほど、思った通りの結末だと思ったのだが… 今の世ならあり得る事件を散りばめ、読者を少しづつ物語に引き込み、最後の最後まで結末が見えぬ展開が非常に面白かった。最後までじっくり読んでこその面白サスペンス。 | ||||
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こんなことがあっていいのでしょうか!!なんと、猟奇的表現、カニバリズムいずれもありません。奇跡としか言いようがありませんっ!!…というのはさておきたぶん著者の作品では間違いなく読みやすい作品に入るでしょう。きちんと構成もミステリーらしくしていますし。犯人にも一工夫しているのでほんのちょこっとある「鍵」を見落とした人は驚かされることでしょう。ただそれに気づいた人は結末のあの展開にはあまり驚かないはずです。それともっとすごいのは「オタク」の描写かな。あまりにもリアルに描写をしていたので驚いてしまいました。ある事件を思い出してもしまいましたが。悪くはないけれども、やはり構成は彼らしい救えない表現なので好みは明確に分かれることでしょう。 | ||||
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こんなことがあっていいのでしょうか!! なんと、猟奇的表現、 カニバリズムいずれもありません。 奇跡としか言いようがありませんっ!! …というのはさておき たぶん著者の作品では間違いなく 読みやすい作品に入るでしょう。 きちんと構成もミステリーらしく していますし。 犯人にも一工夫しているので ほんのちょこっとある「鍵」を 見落とした人は驚かされることでしょう。 ただそれに気づいた人は結末のあの展開には あまり驚かないはずです。 それともっとすごいのは 「オタク」の描写かな。 あまりにもリアルに描写をしていたので 驚いてしまいました。 ある事件を思い出してもしまいましたが。 悪くはないけれども、 やはり構成は彼らしい 救えない表現なので 好みは明確に分かれることでしょう。 | ||||
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やっぱり安藤シリーズをお勧め。 暗く陰鬱。はいいんだけどな。 最後のほうの犯人のとこだけはちょっぴりよかったです。 | ||||
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やっぱり安藤シリーズをお勧め。 暗く陰鬱。はいいんだけどな。 最後のほうの犯人のとこだけはちょっぴりよかったです。 | ||||
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全体的に暗く、救いのない、だなぁと思って読み進みました。「ハラハラ、ドキドキ」も少ないし、トリックが気にる、という訳でもない。しかし、最後に救いがありました。ミステリを読んでいると、ついつい、最後のページが気になります。しかし、この本に関しては、やめた方が良いです。救われませんぞ。また、この本は、謎を楽しむミステリというより、この筆者の思う世界とか時間とかを楽しむ本であるような気がします。 | ||||
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全体的に暗く、救いのない、だなぁと思って読み進みました。「ハラハラ、ドキドキ」も少ないし、トリックが気にる、という訳でもない。しかし、最後に救いがありました。 ミステリを読んでいると、ついつい、最後のページが気になります。しかし、この本に関しては、やめた方が良いです。救われませんぞ。また、この本は、謎を楽しむミステリというより、この筆者の思う世界とか時間とかを楽しむ本であるような気がします。 | ||||
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