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彼女は存在しない
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彼女は存在しないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 21~40 2/4ページ
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10年ほど前に読んで以来、もう一度読んでみました。 当時は多重人格の本を読みたくて読んだはいいけれど、軽いノリとかがきっとダメだったのでしょう。乱読して終了してしまいました。 帯に何が書いてあるのかは、捨ててしまって手元にないのでわかりませんので、何の先入観もなく過去の記憶もさっぱりなく、まっさらな気持ちで読みましたところ、これが意外と面白かったです。 まず、軽いノリなのでとっても読みやすい。 で、青春ものを読んでいる雰囲気で読み始めれば、まぁ、すっかり騙されるとまではいかないかもしれませんが、本格的な多重人格のモノを読みたい方以外はなかなか楽しめると思います。 単なる想像ですが、きっと作者の方も多重人格のほうがメーンで書かれたのではないと思いますし…。とても考え抜かれた構成でよくできているな、と感じました。 | ||||
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書店で衝動買いし、特に先入観なく読みました。 物語中盤ぐらいから多く示されていた伏線が大方の予想通りのラストで回収されたのは少し残念。これらがミスリードとして働いていればもっとオチが意外性のあるものになったかもしれません。 終盤の唐突なグロ描写はたしかに否定されてしまいがちかも…。その被害者が殺される動機が他の被害者に比べてずいぶん弱く、悲劇的なムードを作るための装置にとどまってしまっていたように感じるのが、その要因なのではないかと思います。 ですが、序盤の「映画」のワンシーンを用いながら人間の精神の難解さを提示するラストシーンには考えさせられました。多重人格というオカルト的な症状がまったくの他人事ではないのかもしれないという不気味さを与えてくれました。 某被害者の死が理不尽なことは残念でしたが、ラストシーンの強いメッセージ性から星3とさせていただきます。 | ||||
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さらっと最初から最後まで読めた。読みやすいといえば読みやすい。活字も少ないし。 オチは少し驚いたけど、なんだか呆気なかった気がする。 読後感があまりない小説。 | ||||
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前半~後半まで投げ出してやりたくなるほどにつまらない。 しかしラストの十数ページ、そしてラスト数ページに畳みかける構成と展開は圧巻。 この本は「どうおもしろくなってくるのかな?わくわく」という感じで読むもんじゃない。 「なんだこれくっそ詰まんねえ。 いつぶん投げてやろうか」といった感じで読み進めていった人が最も楽しめる種類の本だと思う。 | ||||
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佳作。 ミステリのサプライズと文学的テーマを巧みに縒り合わせた希有な作品。 ただ、帯が結末ばかりに重点を置き、さらに書店も大々的に売り出したので、 新本格やメフィストに何の下地も無い一般読者層に受けが悪かったようだ。 確かに、トリックだけを見ればエレガントとは言えないかもしれないが、それは確固とした作品のテーマがあり、 それを幾層も掘り下げたり重ねたりしたことの結果だ。 単にサプライズを書くだけなら、(良い意味で)こんな歪な話の展開はしない。 人の内面をテーマに、新本格以降のトリックや世界観を用い、 やや青臭く魅力的な作品を完成させる著者の力量は高く評価されるべきものと思う。 帯の煽りと、この作者の魅力はそもそも全く別なところにある。 しかし出版社は手に取ってもらわなければ何も始まらないと割り切っているのかも知れない。 その先入観で作品の評価が変わってしまうのであれば非常に残念なことである。 | ||||
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とても、とてもよくできたトリックなのに、あまりに先に批評を目にしたためにラストがうっすら見えてしまったのが、ものすごく残念! 何も知らずに読みたかったです…。 | ||||
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多重人格のお話ですが、予想通りの展開。 ラストにかけてのホラー気味な描写は、気持ちが悪い。 物語に対して何の意味を持つこともなく、読後感も最悪でした。 | ||||
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個人の好みで大きく別れますが、私個人の意見は今まで読んだミステリーの中で最悪。後味が悪く、すっきりしない。グロテスクな表現がしたかっただけなのでは?というシーンがあり、げんなり。最後まで読んだものの、あーやっぱり。という展開。好みでなかったので浦賀和宏さんの小説はもう二度と読まないと思います。 | ||||
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浦賀さんの作品は、本作がきっかけでいろいろ読ませてもらっていて 大好きな作家のひとりです。 評価については賛否分かれているようですが、 私は「彼女は存在しない」の意味を知った時には純粋にかなり驚きました。 私はミステリや推理物を読むとき犯人やオチを自分で先回りして 考えたりせずに読むので、そういった人は、必ず最後の展開には 衝撃を受けると思います。 また、この作品の素晴らしいところは、その話の展開だけでなく 読後、人間の意識や、人格とはいったい何ぞや。何をもって 人間たるか。といったことを考えさせる作品になっているところです。 その点、単なる多重人格ものとして一緒くたにされるのはもったいない作品 だと思います。 | ||||
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読みやすく惹かれる文体で、光景が容易に想像できるが故に ラストでは嫌な汗が出てくるほど気持ち悪くなる描写があった。 そこから逃げ出したくても引きつけられる。空白やテンポも際立ち、怖さが増した。 文章としては好ましいが、物語全体として評価するならば 私は人にお勧めできない。 | ||||
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表題のとおりの感想です。 面白く読みました。 私にはオチは読めなかったから、最後に「あっ!!!」となって、 確認のためにページをさかのぼることしきり。 酷評が多いので、ちょっと著者が気の毒になりました。 私は「楽しい数時間をありがとう。」という気持ちです。 | ||||
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多重人格者がメインのミステリで、手垢のついたジャンルだけにかなり内容をこねくり回したような作品になっており、 真相自体はシンプルなものの仕掛けは強引でかなり人を選ぶ内容といえるだろう この手の作品を読みなれた人には楽しめない作品だが、読んだことのない人なら楽しめるかもしれない | ||||
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ミステリファンであればあるほど多重人格をテーマにしていればこういう手法で攻めてくるに違いないと読む前からあたりをつけるはず。 つけられたあたりをうまくひっくり返してくれたら傑作たりえたかもしれませんが、本作は何のひねりもなく予想通りの展開で傑作かと問われればハイと返答できません。 テーマの時点でまず真っ先に予想できるオチをそのままもってきた作品をどういう層の「ミステリーファン」が傑作と称したのかが本作の一番のミステリかもしれません。 サイコミステリが好きなのでどう扱われるのか期待していたのですが、解離性同一性障害に対する見解が稚拙なだけでがっかりしました。 気になった点はやたら音楽の話が出てきたところですが、ストーリーに絡んでいるわけでもなく、単に作者の趣味を延々垂れ流していただけでは? ミステリではなく、「亜矢子の兄がひたすら救われない話」という印象でした。 | ||||
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多重人格ものです。 非常に著者の腕が試される題材だと思うのですが、残念ながら読みづらい作品に仕上がっています。 結末はこういう作品にありがちなところに落ち着きました。 そういう視点でもう一度読み直すと、新しいなにかを感じるかもしれませんが、 さすがにその気は起きませんでした。 | ||||
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何でこんな本が売れるのか理解出来ない。 そもそも発売する出版社の選択眼を疑います。 文章表現は稚拙で不要な単語の羅列、単に原稿用紙の枚数を稼ごうとしているとしか思えない文章構成。 読んで行くにつれて無性に腹が立って仕方無く、何でこんな本を買ってしまったのか、時間とお金を無駄に使ってしまった事が残念でなりません。 | ||||
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文章の稚拙さに苦言を呈している方がいますが、自分はむしろ文体の書き分けが上手いなと思いました。 若い女性の一人称で進む「香菜子」パートと、三人称視点の「根本」パートが交互に進む構成となっていますが、「根本」の方では落ち着いた文章となっています。「香菜子」の語りが携帯小説風なのは、まさにそういう小説に出て来そうな今時の若い女性像を念頭に置いているからでしょう。 多くの方が指摘している通り、途中でオチは読めてしまいます。が、作者が苦心して●●トリックを多用しているのを確認するだけでも楽しいです。オチに気づいてから最初に戻って読み返すと、結構最初の方からヒントを小出しにしているのが分かります。 時系列がわかりにくいのがやや残念な点。 帯に「ミステリファンが傑作と唸る」と書いてますが、たぶんある程度ミステリ慣れした人の方が楽しめるのだと思います。人によっては「なんじゃこりゃ」になるのもまあ頷けます。 | ||||
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書店員のお薦め(ポップ)で本が売れるようになってから、この手の「帯」がやたらに増えました。そして殆どが「誇大広告」です。個人的には、「不当景品類及び不当表示防止法」に抵触するのではと思っている程です。 本作品の内容については多くのレビューで言い尽くされているのでコメントしません。この手の「帯」は、出版不況の中で手にしたまたとないツールなんでしょうが、最終的に自分の首を絞めることになるのではないでしょうか? 本作品の「帯」に「ミステリーファンが声を合わせて『傑作』と唸る驚愕作!」とありますが、出版社は誇大広告という批判にはこう応えるでしょう:「ファンが何人か別に言ってませんよね。5人のファンかもしれませんよ。決して誇大広告じゃありません。」 | ||||
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帯に騙されて買ってしまいました。 読み始めてすぐに違和感が... 素人が書いたのかと思うほどの文章の稚拙さと、無駄に連発される数々の固有名詞。 伏線はバレバレでだいたい想像通りのオチでした。 読んだ後の空っぽ感が否めないです。 | ||||
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文章が稚拙すぎる。 読み辛い文章と不自然でリアリティのないキャラクターたち。あまりに文章が下手くそなので「web小説で素人の作品が評判になって刊行されたパターンかな?」と思っていたら98年デビューのプロと知り驚きました。 「深く考えることはないぜ。他人の空似というやつさ。そんな女のことは忘れて早く行こうぜ」 こんなセリフ臭いセリフを言う人間がどこの日本にいますか。 一例に過ぎませんが、読んでいて読者が首を傾げ没入感を妨げるようではプロとして失格でしょう。 50pを越える頃には読むのがイヤになり、次々とページを読み飛ばしました。 読んでいて苦痛な作品は久しぶりでした。 | ||||
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多重人格ものということですが、おちが最初の方で大体わかってしまいます。 その後は、ただひたすら設定をいじくるだけに終始しているようでした・・・。 主人公にも好感は持てず(性格がいい=好感がもてる、というわけではないです。) ミステリとしても中途半端な印象でした。 こういうサイコミステリは設定にころうとするあまり、 肝心なミステリとしての面白さが足りない作品が多い気がします。 | ||||
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