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致死量未満の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
致死量未満の殺人
致死量未満の殺人 (ハヤカワ文庫JA)

致死量未満の殺人の評価: 5.80/10点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.80pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

「毒殺」で長編に挑んだミステリー


 「弥生を殺したのは俺だよ」 時効間近の宵、容疑者の一人は宣言する。 どうやって毒殺を成し遂げたのか、ハウダニットを意識した倒叙ミステリー。

雪の山荘、限られた人数、限られたアイテムで遂行された毒殺事件。 2010年代では中々見ないオールドな設定な感じですね、出来はともかくこういう作品は消えないでほしいです。 「毒」という強力なアイテムが出てくるわけですがその扱いがちょっと自由過ぎるかなぁ、トリックにツッコミたくなるような欠点も散見する気がします。 アガサ・クリスティーを意識したようなどんでん返しもこれでは栄えない。 ★は4つ。
 

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

アガサ・クリスティー賞にふさわしい作品

雪に閉ざされた山荘で一人の女子大生が毒殺され、それぞれが動機を持つ、残り4人の大学生たちは犯人を探し出す「検討」を行う……といったシンプルな構成ながら、複雑に入り組んだ真相が用意されている作品です。

クローズド・サークルでありながら、これ以上の殺人の心配はなく、警察抜きで存分に事件の「検討」を行うという展開。
被害者の女が殺されてもしょうがないような糞みたいな性格ですが、容疑者たちも好きになれないような性格の登場人物たち。
なんだか岡島二人氏の『そして扉は閉ざされた』を思い出しました。

純粋にシンプルに「推理小説」としての内容、結末だけならもっと高評価でも良かったのですが、登場人物の無駄な自己主張がハナについてしまい、少し減点です。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

致死量未満の殺人の感想

著者初読み。第3回アガサ・クリスティー賞受賞作。犯人の告白から始まる倒叙ミステリー、かと思いきや、終盤で二転三転の本格ミステリー、なんでしょうね一応。まず悪い点、文章が読み辛い。回りくどく気取った表現の連発で、読んでいてぐったり疲弊した。また、被害者が余りに酷い性格で、なぜ皆一緒に旅行に行くのかそこから納得出来ない。同行者全員に動機がある、と言う状況を作りたかったのでしょうけど。良かった点は、トリックでしょうか。実効性はともかく、なかなか面白いと思った。まあ、ホントに気に入ったのはタイトルだけでしたけど。

なおひろ
R1UV05YV

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