ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔



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初公開日(参考)2013年02月
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長編小説

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ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

2013年02月22日 ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

珍しい古書に関係する、特別な相談――謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い家には驚くべきものが待っていた。 稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。 金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが――。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.78pt

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の総合評価:8.56/10点レビュー 150件。Bランク


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全9件 1~9 1/1ページ
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の感想

少年探偵団により本を読み始め
江戸川乱歩の初期作品を読んで
大人の世界に入っていった者にとって
とても興味深く
思い出と新たな知識と
大変面白く読めました

jethro tull
1MWR4UH4
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の感想

2012年度の本屋大賞にノミネートされていた1巻を手に取ったのが2年前。結構面白く読めましたが結果は8位。
2巻もそこそこ面白かったのですが、3巻は惰性で読んだ感じです。
さてこの4巻も初版を買いましたがあまり期待してなくて、8か月「積ん読」の末、読みました
感想:なんと4冊の中で最も面白かったです!おみそれいたしました

古書をめぐって起きる日常的な事件や出来事の謎を解く古書店の店主栞子(しおりこ)さんと、年上の栞子さんに憧れる主人公五浦(ごうら)大輔のお話です。
1~3巻は連作短編集でしたが、この4巻はまるまる江戸川乱歩の人となりや作品を背景にした長編推理小説です。
その分ストーリー展開が丁寧で、キャラクターを深く描けていると思います。
ラストの1章は仕事の帰り、千里中央のスタバで2時間半かけて読了しました。謎解きはどんでん返しの連続でした。

また年上の栞子さんに憧れる主人公の姿は昔よく読んだ『めぞん一刻』とオーバーラップします。
今回の「進展?!」にはやきもきするとともに、続きがとっても気になります。

ラノベ感覚で読めますので、読書の苦手な方でも大丈夫です。

ところで作中で重要なキーとなっていた江戸川乱歩の『押絵と旅する男』、
これは素晴らしい幻想小説です。
倒錯的、耽美的、ちょっと変態的なセカイ観にあふれています。
このフレーズにピピッときた人は読んでみてください。
短編ですのですぐ読めます。

また京極夏彦の『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』はこの『押絵と旅する男』をモチーフにしています。
これは超大作です。
京極夏彦では最も好きな小説です。

のぶくん
UIM2AM2N
No.7:
(5pt)

読むのが大変

他の方も触れているように一話完結の短編集ではなく長編小説。
江戸川乱歩に興味の無い人には辛いかも。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
No.6:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の感想

現代のライトノベルによるミステリーのベストセラー作品の第四作。いつも古書にまつわる謎に、主人公栞子さんの母親の謎など、人間関係の謎が複雑に絡み合い、謎が謎を呼び、独特のミステリアスな世界に引き込まれます。今回はとくに、江戸川乱歩作品の古書をテーマにしていて、まさにシリーズではいちばん本格作品です。とくにあの乱歩の名作「二銭銅貨」での暗号の謎を新しい解釈で解読していくあたりは、作者の奥深い蘊蓄に改めて感動させられます。

氣學師
S90TRJAH
No.5:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の感想

北鎌倉の片隅で、栞子と五浦がひっそり営む「ビブリア古書店」。
二人は最近、古書取引だけでなく、古書にまつわる謎解きも請け負うように。
ある日、二人に謎めいた依頼が来る。
依頼主は江戸川乱歩の貴重かつ膨大なコレクションを譲る代わりに、金庫を開けてほしいという。
金庫を開けるには持ち主の、そして江戸川乱歩の謎を紐解かなければならない。
難航する中、母・篠川智恵子が現れた。
智恵子は栞子に対し、乱歩のコレクションが欲しいならば、自分より先に謎を解けと煽る。
思いがけず、栞子と智恵子の知恵比べの様相を帯びてくるが、智恵子の真意は何なのか。
そして、乱歩のコレクションを手放してでも開けたい金庫の中身とはいったい何なのか―・・・

シリーズ初の長編ミステリです。
メインとなる作家は日本の推理小説の礎である江戸川乱歩!
乱歩を取り扱うだけあって、シリーズ一ミステリ色が強いです。
「金庫解錠」自体がミステリらしいですが、解錠のための手がかり探し、隠し場所、暗号、どんでん返しと、ミステリ要素が結構あります。
そこに乱歩に対する敬意、説明、蘊蓄が上手く織り混ぜられています。

シリーズの謎も、新事実が判明する一方で、また深まっています。
本作ではとうとう母・智恵子が登場します。
ヒトリ書房の井上さんも登場し、智恵子との過去の因縁が明らかになります。

また、シリーズ通して読んでいる方は、栞子さんと五浦くんの進展も気になるでしょう。
本作で五浦くんがとうとう一歩踏み込みます。
それが正直、一番の驚きです(笑)

うつし世はゆめ よるの夢こそまこと
乱歩のこの言葉は、本作の印象そのものかもしれません。
栞子さんの想いと智恵子の意図、次作が楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の感想

今作のテーマは、江戸川乱歩に関わる本についての長編です。
1~3と比べ、江戸川乱歩の本に関するエピソードが濃く、じっくりと丁寧に書かれています。これまでの伏線と今後の展開への伏線も貼られており、次回作が待ち遠しくなるなります。
相変わらず、読者の興味を惹きつける文章・表現はさすがです。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.3:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の感想

古書の奥深さは留まることを知らない・・・。
今作は、日本屈指の本格ミステリー作家「江戸川乱歩」のお話。
誰もが1度は聞いたことのある有名人物だけに、興味を持つことができます。
そのため、非常に読みやすくわかりやすい。
以前のように短編ではなく、一つの物語を集約させた長編ミステリーになっています。
何よりの読みどころは、「篠川栞子」の母「智恵子」の登場でしょう。
いよいよの登場に読んだ方は、胸躍らせたはず!!
10年もの間、家庭を抜け出し失踪した母。
彼女は、成長した娘たちを目の当たりにした時、どう思ったのだろうか?
未だ見え隠れする母の心に敵意をむき出す「篠川栞子」。
しかし、娘「栞子」もまた本の虫。母の言葉に心揺さぶられ自分を見失いそうになってしまう。
そんな彼女を救えるのは、たった一人だけ・・・。
日々変わりゆく、景色や人の心の在り処。
いい方向へも悪い方向へもそれらは傾く。
「篠川栞子」と「五浦大輔」。
二人の気持ちはさてどちらの方向へ・・・。

そして、最後のエピローグで明かされる真実。
次作への興味、ひきも充分!!
待ち遠しい限りです!!

kariya
NFQORK3W
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の感想

4冊の中では一番ミステリー形式の内容でした。
今まで短編時系列だったのが、長編一本で読みごたえありました。
volume5出るのが楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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マグル
ZH9M7YFR
No.1:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ミステリ色が一層濃くなりました

これまでと物語の印象がかなり変わりました。
長編であることのほかにも、江戸川乱歩をテーマにして暗号解読なんかも出てきて、ミステリ色が濃い一冊となっています。
いつかは出てくるだろうな、と思っていたらやはり出てきた「乱歩」。
ストーリーもそれに合わせたでしょうね、ミステリの王道のような展開です。
栞子さんの”探偵ぶり”も堂に入ってます。
こうなると次回作はもっとミステリらしくなるんでしょうか。
そして栞子さんと大輔君の運命は!?

本好き!
ZQI5NTBU
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