十八面の骰子
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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宋の時代の話で、巡按御史・趙希舜(ちょうきしゅん)を主人公にした連作短編ミステリです。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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時は宋代中国、アクションあり、サスペンスありの、中華風活劇エンタテインメントであります。その分、こてこての推理小説を期待すると物足らないかも。 巡按御史は皇帝直属の秘密捜査官、天下御免の金牌と勢剣をかかげて神出鬼没の大活躍。 中国版「水戸黄門」とオビにありますが、イメージ的には秋梨惟喬先生の銀牌侠シリーズですね。こちらが元ネタなわけですが。ちょっと勉強になりました。 連作短編集ですが、テンポよく展開する各編はけっこうな密度。主人公趙希舜御一行も万能な名探偵ではなく、ドジも踏みながら難事件に挑みます。 | ||||
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中国版水戸黄門のような痛快さ。 続編も面白いです。 もっとたくさん書いてほしい。 | ||||
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マンガで暗行御史ってのがありますが、それとこれとは違うのかな。カオスレギオンみたいに死人の兵隊を呼び出すのは漫画の演出としても、身分を隠して各地の問題をさばくというスタイルは同じかと。この巡按御史もたった3人で事件にあたります。 キャラクターの属性が少々ライトノベル的で好きですね。主人公の巡按御史・希舜は、切れ者だけど見かけが幼く20代なのに15歳くらいに見える。押し出しが悪いので、いざ巡按御史の出番となると従者の伯淵がかわりに巡按御史をえんじる。この伯淵は、優男の書生風なのに荒事もOK。類まれな美声を持つ。3人目の由育は、荒事専門。ボディーガードとして付いてきているのに伯淵が思いがけず強いもんだから伯淵と仲が悪い。 表紙の絵が宇野亜喜良さんなのもいいとおもいます! | ||||
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帯に中国版水戸黄門とありますが、あの偉大なマンネリ感はありません。まぁ、位のある人が身分を隠して2人のお供を連れて諸国の悪人を退治するってあたりまでが共通点で、当然ながら、一話毎に工夫がなされています。薬物や化学反応をネタにした話が多いのは薬学部卒といったところでしょうか。とはいえ別に専門知識も必要ではなく、著者特有のユーモアもあり、とても楽しめました。主人公の3人にはまだ秘密がありそうですが、続編も書かれているとのこと。首を伸ばすほどでもなく、ノンビリと待ちましょうか。 | ||||
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宋の時代、皇帝に任命された巡按御史は、身分を隠して、各地へ赴き、悪事を暴いていた。巡按御史の印として持っていたものは・・、とここまでは、水戸黄門っぽい設定。主人公の若い巡按御史は、皇帝の落し子。それを隠して、相棒たちと、各地で、冒険と謎解き、そして、悪党退治をして行きます。勧善懲悪ものです。5つの中篇からなります。重々しい事件や、陰惨な事件は、ほとんどなく、地方の役人や小悪党を懲らしめていくもので、明るい気分で、気安く読めます。主人公の相棒たちが、また個性豊かで、主人公とのやり取りは、掛け合い漫才っぽく、楽しいものです。話自体もですが、宋の時代の食べ物や、文化、産業の等興味深かったです。世知辛い世の中を、憂さを忘れさせてくれる1冊です。 | ||||
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