まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ
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「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズの第5弾。 今回は主人公の母親の代からの確執を解きほぐそうとしていくなかで、隠されていた「毒」が浮かび上がってくるというストーリーだ。 よくできており、いかにもありそうなところが怖い。 痛みを残したままの結末もいい。 | ||||
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高崎とおぼしき地方都市で、珈琲豆と和雑貨店を営む老婦人が主人公の「日常の謎」ミステリーという、極めて珍しい設定のシリーズだが、ミステリーというよりも文学寄り、普通小説の作りで、極めて味わい深い。 (一昔前なら「中間小説」と呼ばれたのかもしれない) とにかく文章表現力が並はずれて優れている。 読んでいるとしみじみと、心の深い所が慰撫されるような、静かな力を持っている。 とくに最新作の本作は素晴らしい。 この人の作品が主だった文学賞を受賞していないのが、不思議でならない。 直木賞受賞作、と言われても全く不思議でない見事な文学性と完成度だ。 派手な道具立てや突飛な展開が無い分、損をしているのかもしれないが、読み手の人生経験、人生観がこの作品世界と共鳴を起こした時、感動の深さと永続性は、おそらくは一生もの。派手な、アトラクション的娯楽小説では得られない貴重な物となろう。 日々の生活に疲れた人に、是非お勧めしたい。 | ||||
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