誘う森
- 不眠症 (20)
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自殺の名所である森の入口で、自殺防止のボランティアをしていた妻の香映は、ある日突然自宅で毒をあおって死んでいた。不眠症に陥った夫の洋介は、長期休暇をとり、町を歩き回ることにより不眠を解消しようとする。洋介と香映が住む町は、香映の生まれ育った町で、実家の造り酒屋も近くにあった。 やがて洋介は、香映の妹の瑛子の態度に違和感を覚えるようになり、香映の足跡を辿るうちに、ある確信を抱くに至る。そして洋介と同じように、香映の足跡を辿る者の影も。 洋介の調査が進むにつれ、洋介の知らない香映の過去の断片が、香映の語りにより、規則性のない時制で挿し込まれていく。いくつものピースが読者に示されるが、最終的にどのように組み上がるのか…。 「動機」という接着剤により、散りばめられたピースが一つの絵に収斂されていくさまは、見事。多くの死が登場するため、全体的に暗い作品であるが、実に読み応えがある。 伝統産業を担う家に残る因習やそれら因習を保持する理由なども掘り下げて描かれていて、考えさせられるところも多かった。 | ||||
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森の中で、たくさんの人が命のことを考える。何も言わない自然のもろさと同時に、それよりもっと弱い人間の心に気付かされます。作者の本は二冊目ですが、美しい物を見るような気持ちで読みました。 | ||||
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吉永さんの作品なので、低評価はつけたくないものの、最後(結末)が釈然としなかったので、★を減らしました。 物語の描写は、とても素敵で、暗く静かな森が目に浮かぶようでした。 ちなみにキンドルで読みました。 | ||||
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2008年に出た単行本の文庫化。 自殺のメッカとなっている森を核とした長編ミステリ。 終盤で壮大な展開になっていくのが凄い。思いもしない真相で、ビックリさせられた。まさかこんな結末が待ち受けているとは。 小説としては未熟というか、未整理な部分が少なくないように思う。そのため、途中でややもたつくし、納得のいかない部分も残るが、これはこれで。 もう少し上手く書けたらミステリ史上に残る傑作になっただろう。 | ||||
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人間の生成も日本酒も水が肝心。泉を取り巻く森に起きた不可思議な事件が二転三転・・・ 多面的に登場人物が絡み合い、展開が予測できない。僕もクレアに誘われてしまいそうでした・・・ | ||||
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