春のスープと悩める花嫁
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好きなシリーズだったのですが、翻訳版は売れ行きが振るわず、 残念ながらこの巻で打ち切りです。 ※もちろん本編の刊行は続いています。 スープ専門店のオーナーの主人公、優しい祖父、頼りになる恋人、おいしいスープの描写。 お手本のようなコージーの舞台設定で、 しかし毎回、現代アメリカの影の部分を取り入れた シナリオ展開が異色だったのですが、今回も 終盤が怒涛の展開。好みが別れると思いますが、 サスペンス映画のようで好きでした。 お疲れ様でした。 | ||||
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終盤にかなりエグイ展開となってしまいましたが、最後は華やかな結婚式が無事に挙行され、めでたしめでたしです。毎回楽しませてくれるスープ専門店スプーンフルのメニューですが、今回はイライアスのディナーに軍配が上がってしまいました。しかも本国では続刊が出ているというのに、翻訳は2年以上出ていません。これで打ちきり、とならなければいいのですが。 推理物としては、かなりアラが目立ちました。 「五月のワイン」事件では、ハーブを積んできたジャックが疑われますが、ならばハーブを入れたバスケットを運んだセシリーも、ワインを作ったコーデリアも疑われるはずです。被害者とジャックにまったく接点がないのですから、むしろグループ内における女性同士の確執のほうが現実味があります。 ソフィ―が親から相続した土地の売却にしても、二か所あるのですから、家がある土地をソフィーが相続し、反対側の土地を兄が相続すれば良いのです。そうすればソフィーは望み通り家に住めますし、兄のほうも土地を売却せずに済み、秘密を守り続けられたのです。二か所の土地は広さや用途の違いから価格が相当違うとしても、兄妹で話し合えば済むことです。 ラッキーが祖父を『ジャック』と名前で呼ぶのは、いかにもアメリカ合衆国らしいのですが、日本人としては気に障ってしまいます。祖父と孫、お互いがいまは唯一の身内になってしまったのですし、お店では一緒に助け合って働いているのです。肉親故の親しみを感じられるのがコージーブックスの良いところなので、セリフの中でラッキーが祖父を『あなた』と呼ぶのも嫌ですし、地の文で「彼」と呼ぶのも嫌な感じがします。 翻訳とはなにも原文そのままにストレートに訳せばよい、というものではないと思います。 | ||||
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『スープ専門店』シリーズの4巻目。 結論から言うと「いまいち」でした。 私は全般に、謎解き部分より、人間や風景などの描写が細やかな作品が好きなので、その点をかって星3つとしましたが、いくらなんでもこの展開は無理過ぎでは。謎解き重視の方にはあんまりおもしろくないかも。 もうちょっと血なまぐささを減らした方が、このシリーズの良さが生きるのではないかと思いました。 (以下ネタバレかもしれないので、未読の方はお気を付けください) 一番違和感があったのは、主人公・ラッキーの親友ソフィーが家族の重大な秘密を知ってしまい、一時行方をくらますほどの衝撃を受けたのに、その少しあとに何もなかったかのようにふるまうシーン。 本書はソフィーが間もなくセージ(ラッキーが経営するスープ店のシェフ)と結婚するところで、ラッキーが親友のために素晴らしい結婚式にしようと準備に奔走するシーンが良いのですが、そのような中でソフィーが知ってしまった秘密は、普通なら結婚式の延期とか中止とか破談とかいう事態になってもおかしくないようなレベルなのですが、ソフィー本人も周囲も、そこまでの葛藤がない感じなのが、居心地悪いです。 あと、ラッキーの祖父・ジャックは、軍隊時代のトラウマでPTSDの発作を起こしがちという設定で、本書でもかなり大きな発作を起こすシーンが描かれます。それはいいのですが、本シリーズ全体を通じて、このPTSD関連シーンだけがやや異質な感じで、なんだか違和感。無理やり入れている感じがあります。 まあでも、次作もあるようなので、きっと読むと思います。 | ||||
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