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(短編集)
ご近所美術館
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ご近所美術館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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2012年に出た単行本の文庫化。 美術館を舞台としたミステリの短編集である。「ペンシル」「ホワイトボード」「ペイパー」「マーカー」「ブックエンド」「パレット」「スケール」の7話から構成されている。 他愛もない小さな事件から窃盗、殺人まで、さまざまな謎が詰めこまれている。それが常連客の鋭い推理でスパッと解決されていく。一見すると冴えなそうな探偵役なのだが、かえって親しみがもてていい。 癖のある登場人物が多く、愉快な物語であった。 | ||||
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美術館ミステリ……といっても、舞台が美術館である必要はあまりございません。民間の小さな施設だしね。喫茶店でも古書店でも、それこそどこぞの大学のラウンジが舞台でも成り立ってしまうような、そんなお話。 美人で清楚で年上で人見知りな経営者に外見も性格もあべこべな妹、そして、経営者に恋心を寄せる青年……ときたら、まんま某ヒットシリーズの設定にあやかったようなシチュエーションで苦笑い。きっと「ああいうやつを書いて」みたいな出版社側の要請だったのでしょうね。どうしたものかと著者も頭を抱えたのか、序盤はけっこう手探りしながら書き進めていっている印象であります。 主人公の青年(サラリーマンですが)海老野くんは、美術館専属の探偵という位置づけですが、決して傑出した推理能力の持ち主ではなく、そもそも登場人物(美術館関係者+常連)が揃いも揃って、ミステリ小説の登場人物の平均以上に優秀なため「ご近所美術館探偵団」とでも改題した方が正確なような。 著者の語り口もあって全体に心地よく読めるんですが、収録作品は周到に伏線を張りめぐらした本格ミステリの佳作から謎々レベルのものまでクオリティがけっこうまちまち。 日常の謎モノかと思って読んでいると、2話目がいきなり殺人事件の解明で唖然となります。 | ||||
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4コマ漫画の原画を子孫が展示しているだけという、ゆるーーい「美術館」を舞台に、癖のある常連や館長姉妹が繰り広げる物語の連作短編集。 多くは日常の謎、ときどき1課事件も。 人物造形が漫画チックな面、なきにしもあらずだが、作者の目に愛があるのだろう、嫌な感じはしない。 主な登場人物の人間関係が未完で終わっている。 続編があるはずの作りだが、HCで続きが出ている様子がないのは寂しい。 作者および版元の奮起に期待。 | ||||
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近所にこんな美術館が有れば毎日のように通いたい漫画は読まないけど、時々の事件を共に解決していく仲間達の話でラストはやっぱりそうなるか | ||||
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本格ミステリと言うには脈絡がなく、ストーリー的に軽いのか重いのか分からず、キャラクターノベルか ライトノベルかというにはキャラクターが浮き出てこない。 おとなしすぎる、地味すぎる、まじめすぎる、 文学過ぎる、印象。 いかにも東京創元社っぽい文庫。 もっとキャラクターに焦点を当てて軽く明るく輝くように書くか、犯罪や推理に焦点を当てて重く静かに 書くか、どちらかの路線で思い切った方が良いのではないかと思う。 えびのんは姉に惚れているはずだが、だんだん分からなくなってくる。 個人的には、えびのんとあかねぶーの 恋が発展していく続編を書いて欲しい。 あかねぶーが好きだ。 | ||||
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美術館と言うよりは寄り合い所,評判のコーヒーは早々に安物に,美人館長はほぼ空気…. 物語も謎も美術館とは関係がなく,『期待されるであろうもの』とはだいぶ異なる一冊です. また,七編を収めた連作ミステリも,謎は強引で,背景の物語も面倒くさいものが多く, どちらかが先にあり,もう片方は後付けされたようなバランスの悪さを感じてしまいます. さらに都合のいい展開や解釈,わかりづらい状況も重なり,今ひとつ入っていきづらいです. このほか,『二段構え』の展開が多いにも関わらず,メインである二段目が駆け足気味で, 結果,解決時の気持ちよさもなければ,物語の余韻もなく,モヤッとした読後感が残ります. 自称『美術館専属の名探偵』である語り部の青年も,彼以外の人間も解決に関わってくるため, 名乗るほどの活躍をした印象はなく,こちらも中途半端な役回りになってしまっているようです. | ||||
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ビブリアっぽい感じですね。軽く読むにはいいけれど、内容的には可もなく不可もなく・・・。 | ||||
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ミステリーでは連作短編集が大好物の私にとってとりあえず及第点の楽しいミステリーでした 主人公の海老のんが最初は館長のいれてくれるコーヒーと癒される空間で通い始めた、とある漫画家記念美術館 第一話でその館長が、川原姉妹の妹から姉へとめまぐるしく交代しさらにその姉が海老のん好みの美人ときて常連として定着してしまった中、美術館で見聞きする謎を姉にアピールする目的?で次々推理していくわけですが、ライバルや姉の元婚約者も登場し恋はなかなか進展しません・・・ ミステリーとしては第2話以降は面白かったです 殺人事件あり、暗号あり・・はては美術館事態が泥棒に入られる話ありともりだくさん 得に美術館の常連の元警察官の父が娘から出された暗号?のようなものを海老のんの協力で解いていく話が好きです 父娘の今後?がなにげに気になりました どれも短編としては丁寧な作りで交換が持ててました 第一は序章みたいなもんだからあんなものでしょう キャラクターも妹のあかねぶーやコンビニのオネエ言葉店長など他の登場人物も個性豊かで楽しめました ただ女性の立場で一言いわせてもらえば、妹のあかねの描き方があまりにも容姿に関して酷いかなということと海老のんが美人の姉に夢中になりすぎているのが結局男は容姿でしか女を見てないのかという気分に物語を読むたびにさせられてすごく露骨だったからなんかなあとそこだけがちょっと・・ということで★はひとつ減らしました だって性格なら明るくて気のいいあかねぶ〜の方が断然いいですもん 姉は男性に対して態度をはっきりしないので(単に容姿で得してるだけだろ〜)何?って感じです 海老のんが文中あかねをデブでオタクでメガネでとことあるごとに表現しているのがNG 少々不愉快になってしまいました | ||||
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なにげなくのぞいた美術館。 そこは「ぼく」海老野にとって居心地のよい場所となった。 常連となったぼくは引退した館長の代わりにやってきた川原姉妹の姉に一目ぼれした。 恋する青年が美術館専属の探偵となって活躍するミステリ連作集。 7編の短編が収められています。 ほんわかといってる割に死体が出てきたのにはビックリ。 各キャラクターの性格設定が読者に示される第1弾的な作りになってます。 いまから第2弾が楽しみです。 表紙を観ると海老のん、あかねぶー、董子さんが確認できますよ。 | ||||
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