オルゴーリェンヌ



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初公開日(参考)2014年11月
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長編小説

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オルゴーリェンヌ (創元推理文庫)

2022年04月28日 オルゴーリェンヌ (創元推理文庫)

検閲官に追われる少女と出会ったクリスは、再会した少年検閲官エノと共に、少女が追われる原因である〈小道具〉を探し求めて孤島の洋館に向かう。そこで待ち受けていたのは、洋館に住むオルゴール職人たちを襲う連続不可能殺人だった! 先に到着していたもう一人の少年検閲官の支配下に置かれた場所で、三人は犯人を突き止めるべく、トリックの解明に挑む。〈少年検閲官〉シリーズ第二弾にして著者最大の力作、待望の文庫化!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

オルゴーリェンヌの総合評価:7.73/10点レビュー 11件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ガジェットっていったい何なのですか?

全くリアリティの無いファンタジックミステリーでした。物理的なトリックも複雑すぎて無理があります。作者はおそらく女装趣味のあるナルシストなんでしょうね。初版でしたが377ページの上段で「ヤガミ」のはずが「カガミ」になってました。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

オルゴーリェンヌの感想

書物が駆逐され、水没しつつある世界が舞台の『少年検閲官シリーズ』第2弾。
前作は読んでおいた方が良いです。

デビュー作からファンタジー×ミステリの作風でしたが、その作風を着実に進化させた本シリーズはとても面白いです。城シリーズ序盤あたりの、ラノベファンタジー模様は、あまり好みではなかったのですが、ここまで来ると世界観に浸れて楽しめます。
また、思い返せば『瑠璃城殺人事件』でも図書館を舞台とした密室がありましたが、当時から作者の本とミステリに対する思いがずっと続いているのだと感じました。

ネタバレ以外での話として、このファンタジーの世界観を十分に活用した事件を行なっている点が凄く評価です。本作は前作以上の出来でしょう。

序盤のオルゴール職人が少女をオルゴールにするエピソードについても、残酷性はなく、ゆったりと静かな情景の中でひっそりと聞こえるオルゴールの音色のように悲しく神秘的な雰囲気に惹き込まれました。

オルゴール職人の集う孤島での連続殺人。
物理トリックや多重解釈といった本格ミステリ要素をファンタジーの世界観で包み、独自の個性を生み出しています。本作は十分に堪能できました。

その他余談として、
スピンオフ作品『ダンガンロンパシリーズ』における、事前に本書の仕掛けを匂わせる『黒の挑戦』の設定と、『少年検閲官シリーズ』の『ガジェット』の扱いが似ています。事件模様も解決模様も似ているので、この2つのシリーズ間は互いに刺激を与えあっていると感じました。
発売時期としては少年検閲官のガジェットが先で、その後、知名度が高いダンガンロンパを描いていく中で、ミステリ×キャラ×ファンタジーの描き方が培われて、オリジナル作品の少年検閲官シリーズである本書『オルゴーリェンヌ』へ昇華したと感じました。

シリーズ作品として次作を楽しみにしています。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(5pt)

ファンタジーとミステリーの相乗効果を最大限に発揮した傑作

ファンタジーという舞台設定でのミステリー小説の名著としては、米澤穂信の「折れた竜骨」が上げられると思うが、あの作品とはまた違った角度でファンタジーとミステリーを高次元で融合させた長編と言える。
まず、ファンタジーとしての舞台設定の描き方が非常に丁寧で、読者をスムーズに海虚の世界に誘ってくれる。物語の導入部分は童話のような序章から始まり、本編が進むにつれ、ファンタジー感を少しずつ抑えながらミステリー作品としての面白さを浮かび上がらせてくれる構成になっているので、最後まで飽きさせない。読者をうまくミスリードしてくれるような展開もあり、ミステリー小説としての読後感も非常に高いものであった。
長編作品は「読む労力に見合わない」という事が少なくないが、この作品は「長編で良かった」と思わせる傑作だった。
オルゴーリェンヌ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:オルゴーリェンヌ (創元推理文庫)より
448841916X
No.8:
(5pt)

もっと早く出会いたかった

世界観や舞台設定が素晴らしく、特にラストシーンは最高。もっと早く出会いたかった一冊です。
オルゴーリェンヌ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:オルゴーリェンヌ (創元推理文庫)より
448841916X
No.7:
(5pt)

より鋭さと儚さを増した正統続編

少年検閲官シリーズ第2巻。
本という文化が消されつつある世界観を使いこなした特殊設定ミステリの前巻に対して、こちらは北山節炸裂の滅びの美学に貫かれた物理トリックミステリ。凍てつく海を越えた先の遺跡群、オルゴールにされてしまった少女、その手の描写が好きな読者にはたまらないガジェット満載で、なおかつそのすべてがミステリ要素に収束していくところが素晴らしい。
続編をいつまでも待ちたい。
オルゴーリェンヌ (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:オルゴーリェンヌ (創元推理文庫)より
448841916X
No.6:
(3pt)

犯人は当たらないでしょう

2015年ミステリーベストテンの10位。微妙なランクですが、一応読んでみました。

ファンタジーっぽいお話だけど、結局は本格ミステリーの謎解きです。前半部分は必要ないじゃんと思いながら読んでいたら・・・。

最後にガツーンと来ました。こりゃ、犯人当たらないです。なるほど、そう来ましたか。

それでも、380ページは長い。冗長な表現、本筋に関係ないサイドストーリーを削れば、この半分くらいにはなるのではと思います。
オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)より
4488017797
No.5:
(5pt)

早く続編を読みたい!

物理の北山に恥じぬトリックと幻想的な世界観にぴったりな新キャラクター、ユユに魅了されました。 聞くところによると3話までの構想があるということなので、気が早いですが続編を早くお願いします(`・ω・')
オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)より
4488017797



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