怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関
- 怪盗 (98)
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シュレディンガーは多分猫が好きで、だから猫を出したのだろうけど、あの有名なたとえの中で、猫が猫である必然性はぜろである。にもかかわらず、最後のあの装置で、猫をわざわざ使ったのはなぜか? 全編冗談みたいな本内容に真面目にクレームしてもしょうがないかもしれないけど、これほどいろいろ様々な注意をはらってある本作品で、「なぜ猫なの?」という、根本的理由が説明がなかったのが残念。 正直、犬でもネズミでもいいよね。 | ||||
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法月の怪盗グリフィンシリーズ第2弾である。 本作単体で読んでも大丈夫だろうが、多少の予備知識があるとより楽しめるだろうから、前作「怪盗グリフィン 危機一髪」を先に読むといいかもしれない。 今回グリフィン氏が依頼される仕事は、とある奇矯なSF作家が残したとされる未発表原稿の入手。予備調査を始めると、同じものをなぜかCIAも狙っているらしい。SFの原稿にスパイ組織が興味を示すのは何故か・・・というところをちゃくちゃくと深堀りしていく、というストーリー展開である。 ちょっと気になるのは、中盤以降もおもしろがって読み進められるかどうかが、「量子計算機」にかかわる技術を多少なりとも耳にしたことがあるかどうか、にかかっている気がする点。個人的には、ちょこちょこ現れる固有名詞やら概念やらにクスクス笑いながら楽しんだのだが(「キャビット」には吹き出した)、これって一般的なのかどうなのか。 まぁそうはいっても前作同様、巧みな会話のやりとり(それは怪盗がその場しのぎ?でぽんぽんしゃべっている内容も含む)をはたで見て楽しむ、というのが本作の正しい楽しみ方な気もする。終盤まで読んだところで著者が仕掛けた全体像がわかるわけだが・・・、さてどうなんでしょうねこれ。 | ||||
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思考実験を実際にやってみたら?は数ある有名な思考実験を見れば考えることではあるとは思う。しかしシュレーディンガーの猫に関しては実際に猫でやる意味がわからない。量子力学においての同テーマの思考実験は他にもあり、じゃあ実際にやってみよう、で猫を選ぶ科学者物理学者がどこにいるというのか。もっとコストのかからず確実性の高いものを選ぶのではないのか。ここで猫を選ぶのはインパクトの問題だけであってあまりにも非効率ではないだろうか。その非効率性が最後まで気になってしまい話が頭に入ってこなかった。 猫が大好きな作家さんであることは知っている。 だからこそ題材に猫をいれたのかもしれないが、同じ猫が好きであっても読者の立場から見ると辛いものがあった。 好きな作家さんだから次の新作も楽しみにはしている。 でも今回は個人的には判定が厳しくなってしまう。 | ||||
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『ノックスマシン』の表題作(より寧ろその続篇)がそうであったように、ミステリーとSFの境界作というか、今回のジャンルははっきりいってSF。少なくとも(SF作家の)ディックの名前を知らない、というような人にはまったくオススメできない。 逆に『ノックスマシン』に嵌った、というような人なら楽しめること間違いなし。 陰謀論SFと娯楽怪盗ものとの親和性が高く、僕は前作より楽しめた。 ジャンルミックス的な作品は山田さんなどの大いなる先達はあるものの、こういう風にアメリカのエンタメ小説風に軽やかに書けるのは法月さんならではじゃないかな。 ネタとしてはミステリーでもお馴染の「シュレンディンガーの猫」だけど、後半、怒涛のSF的説明に紙幅が費やされるが、文系頭にも結構判りやすいと思う。 | ||||
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この本、このタイトルから手に取って読んでみたのですが、出だしは楽しめそうな雰囲気が溢れてました。 巧妙な語り方で話す主人公の言葉を楽しく読んでいたのですが、 突然訳のわからないストーリー展開。 量子やら猫やら・・・。 トロッターやらとよくわからない単語が出てきます。 いえ、言いたい事はわかるのですがとても難解でめんどくさくなります。 いきなりこちらを読んでも楽しめないんじゃないでしょうか。 おすすめはできませんね。 | ||||
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