少年検閲官

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初版刊行(参考)
種別
長編
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5,538回
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3
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25
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あらすじ

2013年08月21日 少年検閲官 (創元推理文庫)

何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。僕は書物というものがどんな形をしているのかさえ、よく知らない―。旅を続ける英国人少年のクリスは、小さな町で奇怪な事件に遭遇する。町中の家々に赤い十字架のような印が残され、首なし屍体の目撃情報がもたらされるなか、クリスはミステリを検閲するために育てられた少年エノに出会うが…。書物が駆逐されてゆく世界の中で繰り広げられる、少年たちの探偵物語。メフィスト賞作家の新境地。(「BOOK」データベースより)

評判

少年検閲官の評価:

6.50/10点 レビュー 2件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.50pt

少年検閲官の総合評価:

8.38/10点 レビュー 13件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(5pt)

少年検閲官の感想


▼以下、ネタバレ感想

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なおひろ
R1UV05YV
No.1
(8pt)

少年検閲官の感想

書物が駆逐された特殊な世界でのミステリ。

書籍がなく情報規制がされており、メディアは耳で聞くラジオが主。『殺人』や『探偵』とはどういう事なのか?そもそも言葉の意味もわからないような空間での物語です。箱庭の世界の中で首なし死体が発見されても『殺人』と言う意味が存在しないため、『自然死』として処理されてしまうような常識が異なる村の中で、どういうミステリになるのか全く予想できずでした。
文庫版解説にもありましたが、序盤で感じたのはシャマラン映画の『ヴィレッジ』の雰囲気そのものでした。

ファンタジーだから何でもありなのかなと思いきや、ある1つの事が明らかになった瞬間、不可解な謎が一斉に解決する終盤は本格ミステリ模様で見事でした。

童話的な物語は、デビュー時の城シリーズから比較すると、意味があり面白くなっているのがとても感じます。
また、特殊設定の中で、ガジェットと呼ばれる結晶の設定が面白いです。
昔の人が、ミステリをこっそり世に残そうと、細分化された要素(『密室』『首切り』など)をガジェットという結晶に詰め込み装飾品として世に散らばっているエピソードなのですが、どの結晶が今回の事件に影響しているのか?と考える楽しさもありました。

その他、深読みですが、メディアの情報規制や電子書籍に代わる出版業界の今後も感じ取れました。
得られる情報を規制して与えた内容が正しいと刷り込まれた人々の姿は、自分から調べないTVやラジオの話に見えますし、書籍がない空間は電子書籍への暗示にも感じます。

結局の所、どこまでの情報が得られた世界なのかが分かり辛い為、整合性や現実的な事を気にする場合は好みに合わなくなると思います。細かい事は気にせず不思議な童話を読んでいたら実はミステリだった、ぐらいの感覚がとても楽しめる読書だと思います。

著者の作品で、ミステリ要素以上に世界観が楽しめたのって初かもしれません。次作も楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

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No.11
(5pt)

もどかしい手つきの悪さ

大ネタのために世界をひとつまるごと構築するその発想力、相変わらず見事。書物が禁じられたディストピアという設定を十全に生かしてすべての伏線が美しく回収されていくミステリ部分は、作者お得意の物理トリックもふんだんに盛り込まれていて素晴らしい。特に、拾ってきた「少女」を「折りたたんで」鞄に詰める少年のエピソードのミスディレクションは、真相が明かされたときには完全に脱帽。さすがだ。

しかしミステリ以外の部分の手つきの悪さも相変わらず。
《ミステリ》《探偵》《ガジェット》がどうのこうのという設定や、音楽家先生などの妙に軽い会話は世界観を不必要にペラく見せてしまっている。ミステリ作家としては一流だが小説家としてはかなり下手、というのは新本格以降のミステリ作家によく向けられる批判なのだが、北山猛邦の場合はその下手さがミステリ部分を侵食するほどで見過ごせないのが困ったところで、いまいちブレイクできないのも多分このせいだろう。
少年検閲官 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 少年検閲官 (創元推理文庫)より
4488419143
No.10
(5pt)

もどかしい手つきの悪さ

大ネタのために世界をひとつまるごと構築するその発想力、相変わらず見事。書物が禁じられたディストピアという設定を十全に生かしてすべての伏線が美しく回収されていくミステリ部分は、作者お得意の物理トリックもふんだんに盛り込まれていて素晴らしい。特に、拾ってきた「少女」を「折りたたんで」鞄に詰める少年のエピソードのミスディレクションは、真相が明かされたときには完全に脱帽。さすがだ。

しかしミステリ以外の部分の手つきの悪さも相変わらず。
《ミステリ》《探偵》《ガジェット》がどうのこうのという設定や、音楽家先生などの妙に軽い会話は世界観を不必要にペラく見せてしまっている。ミステリ作家としては一流だが小説家としてはかなり下手、というのは新本格以降のミステリ作家によく向けられる批判なのだが、北山猛邦の場合はその下手さがミステリ部分を侵食するほどで見過ごせないのが困ったところで、いまいちブレイクできないのも多分このせいだろう。
少年検閲官 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)より
4488017223
No.9
(4pt)

こんな世界は

2007年に出た単行本の文庫化。
 「少年検閲官」シリーズの第1弾。
 津波や洪水で国々が浸食され、また書物がいっさい禁止されたというパラレルワールドを舞台とした長編ミステリだ。
 ディストピア的な世界であり、なおかつ舞台はそのなかでも閉鎖的な町に設定されている。しかも、そこで大量殺人が起こるのである。読んでいて陰鬱になるようなストーリーだったが、ラストにいたってその世界設定と真相とがまさに不可分であることがわかり、衝撃的だ。
 いろいろと疑問も残るものの、読んでおくべき一冊だろう。
少年検閲官 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 少年検閲官 (創元推理文庫)より
4488419143
No.8
(4pt)

こんな世界は

2007年に出た単行本の文庫化。
 「少年検閲官」シリーズの第1弾。
 津波や洪水で国々が浸食され、また書物がいっさい禁止されたというパラレルワールドを舞台とした長編ミステリだ。
 ディストピア的な世界であり、なおかつ舞台はそのなかでも閉鎖的な町に設定されている。しかも、そこで大量殺人が起こるのである。読んでいて陰鬱になるようなストーリーだったが、ラストにいたってその世界設定と真相とがまさに不可分であることがわかり、衝撃的だ。
 いろいろと疑問も残るものの、読んでおくべき一冊だろう。
少年検閲官 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)より
4488017223
No.7
(5pt)

初めは...

おもしろくなるまで時間がかかりましたが、読み終わると楽しかった。
少年検閲官 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 少年検閲官 (創元推理文庫)より
4488419143

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