人魚姫 探偵グリムの手稿
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全1件 1~1 1/1ページ
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中世デンマークの少年「アンデルセン」は、父を亡くした直後に放浪の画家「グリム」と出会う!やがて、海で倒れていた人魚姫セレナを救出した二人は、彼女から半年前に起きた王子殺害事件に王子に片想いしたまま泡となって消えた妹に容疑がかかっているという話を聞かされ-。 「物理の北山」らしい物理トリックも用意されていますが、何より「人魚姫」の存在を上手く歴史的背景に取り入れたストーリーテラーぶりが上手かったです!それと、画家である探偵グリムが絵を描いて事件を整理するというやり方も新鮮でしたね! | ||||
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どうしても名探偵三途川理シリーズと比べてしまいます。あちらよりミステリとしての完成度は低いと思います。しかし主人公に好感が持てるという点ではこちらが優っています。 | ||||
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グリム童話でおなじみの『人魚姫』をベースに,『その後』に起きる事件を描く一冊. ただ,元の話や歴史をよく知らず,アンデルセン少年やグリム青年の実際の繋がりなど, そちら側の楽しみや,話の膨らませ方についてはよくわからないというのが正直なところ. また,殺人事件の謎を解くミステリの体ではあるものの,全体的にはストーリ寄りで, その分,著者の代名詞とも言える物理トリックについては,ややおとなしめに感じられ, 明かされたらそこで終わってしまうなど,それがその後に影響を与えることはありません. 事件の真相にしても,幕間から漂う不自然さに早いうちから「もしかして」が浮かび, 実際,おおよそがその予想通りとなるなど,ミステリとしての物足りなさは否めません. このほか,画家で探偵役のグリム氏が,絵を並べて推理をする様子は面白かったのですが, それで答えが『描かれる』ことはなく,こちらも少し中途半端に終わってしまった印象です. ラストも,人魚の哀しみを見せたかと思えば,一転,コミカルで笑顔と『収まり』が悪く, 童話とミステリの融合自体は良かったものの,ところどころで抱く違和感が気になりました. | ||||
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有名な「人魚姫」がミステリーに!ということで読んでみました。原典があくまで人間側の視点で締めくくられているのに対して、こちらは人魚姫の家族側の視点(プラス第三者の探偵役・グリム氏)を主軸に展開するのが新鮮です。ただ、読んだあと感動できるかというとちょっと微妙。あくまでスピンオフとして」気楽に楽しむのが正解かも。 | ||||
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童話「人魚姫」を読んで、 「こんな不条理な話があるか」と苛立ったことのあるひとには 小気味いい一作。 あの童話を新解釈でミステリにしてしまう北山氏の手腕はさすが。 もともとファンタジックな作風の彼に童話をリメイクさせたら こんな風になるのだな、こりゃ誰も敵わないなあと感心させられた。 もちろん北山ファンお待ちかねの物理トリックも出てきます。 ただ、いつもの「城」シリーズに比べるとその仕掛けはごくシンプルだけど。 本作はタイトルがそのまま「人魚姫」なので、 「この童話面白いよ」とか言いつつそのへんの本好きな小学生に 読ませてみたい気がする。 本物の童話に触れる前に、その子供が一番に触れる「人魚姫」を本作にしてみたい。 それはそれで面白いんじゃないかと思った。 ちなみに童話「人魚姫」の原作者は、言うまでもなくアンデルセンです。 | ||||
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