オルゴーリェンヌ

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評判

オルゴーリェンヌの評価:

6.00/10点 レビュー 3件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.00pt

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(7pt)

オルゴーリェンヌの感想

少年検閲官シリーズ二作目。序奏は幻想的で、どう繋がるのかは分からないが興味深く読めました。しかし本編突入後、この長い物語はほぼ半ばに来るまで事件は起きません。なので、終末的世界観や登場人物に共感出来無いと結構退屈に感じます。そしてやっと連続殺人からの多重解決的推理が始まる。が、この肝心の犯人、トリック、動機の納得感はと言えば…残念(笑)。特に物理トリックは流石に成功確率低すぎるでしょ。ちょっと期待のハードル上げ過ぎましたが、ラストは余韻が有り今後の展開を期待させる物で良かった。少年が大人になる前に続編を。

なおひろ
R1UV05YV
No.2
(3pt)

ガジェットっていったい何なのですか?

全くリアリティの無いファンタジックミステリーでした。物理的なトリックも複雑すぎて無理があります。作者はおそらく女装趣味のあるナルシストなんでしょうね。初版でしたが377ページの上段で「ヤガミ」のはずが「カガミ」になってました。

わたろう
0BCEGGR4
No.1
(8pt)

オルゴーリェンヌの感想

書物が駆逐され、水没しつつある世界が舞台の『少年検閲官シリーズ』第2弾。
前作は読んでおいた方が良いです。

デビュー作からファンタジー×ミステリの作風でしたが、その作風を着実に進化させた本シリーズはとても面白いです。城シリーズ序盤あたりの、ラノベファンタジー模様は、あまり好みではなかったのですが、ここまで来ると世界観に浸れて楽しめます。
また、思い返せば『瑠璃城殺人事件』でも図書館を舞台とした密室がありましたが、当時から作者の本とミステリに対する思いがずっと続いているのだと感じました。

ネタバレ以外での話として、このファンタジーの世界観を十分に活用した事件を行なっている点が凄く評価です。本作は前作以上の出来でしょう。

序盤のオルゴール職人が少女をオルゴールにするエピソードについても、残酷性はなく、ゆったりと静かな情景の中でひっそりと聞こえるオルゴールの音色のように悲しく神秘的な雰囲気に惹き込まれました。

オルゴール職人の集う孤島での連続殺人。
物理トリックや多重解釈といった本格ミステリ要素をファンタジーの世界観で包み、独自の個性を生み出しています。本作は十分に堪能できました。

その他余談として、
スピンオフ作品『ダンガンロンパシリーズ』における、事前に本書の仕掛けを匂わせる『黒の挑戦』の設定と、『少年検閲官シリーズ』の『ガジェット』の扱いが似ています。事件模様も解決模様も似ているので、この2つのシリーズ間は互いに刺激を与えあっていると感じました。
発売時期としては少年検閲官のガジェットが先で、その後、知名度が高いダンガンロンパを描いていく中で、ミステリ×キャラ×ファンタジーの描き方が培われて、オリジナル作品の少年検閲官シリーズである本書『オルゴーリェンヌ』へ昇華したと感じました。

シリーズ作品として次作を楽しみにしています。

▼以下、ネタバレ感想

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