13人目の探偵士
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全1件 1~1 1/1ページ
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パラレル英国を舞台に起こる殺人鬼「猫(キャット)」による探偵連続殺人事件!そして、ついには現「探偵皇」の死体が謎のダイイングメッセージを残し密室で発見されたのだ!現場には正体不明の記憶喪失の男が残っていて・・・。 元版がゲームブックだったこともあり、改訂版の本作でも読者は記憶喪失の謎の男になり自らの濡れ衣を晴らすため、異なる3人の探偵たちの中から一人を選んで物語を追っていくという遊び心に溢れた趣向!そして、3人の探偵たちとのそれぞれの捜査が終わった後最後に明かされる真相もまたとんでもないものという快作! | ||||
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少し変わったタイプの小説です。選択肢があったので最初はゲームブックの様な物?と思いましたが全ての章を順番に読みました。3回は一部同じ文章を読む事になりますが、最後の章でやはり全部読んでおいて良かったと思いました。序章に仕掛けられたトリックには気づきませんでした。意図的にだと思いますが、ラストの曖昧な終わり方が少し気になったかな? | ||||
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元々「13人目の名探偵」という推理ゲームブックだったものを小説として再構成・加筆修正された本。 ゲームブックの方は名作と言って良い出来でした。 本作は基本的な設定・トリック・ストーリーをそのまま踏襲していますが、ゲームブックの枝葉の部分(理不尽にゲームオーバー・バッドエンドになってしまう選択肢)までそのまま小説に持ってきたため、奇妙にありえないストーリーになってしまっているのが残念です。 そしてその辻褄を合わせるために、小説の最後に「実は…」という種明かしが追記されているのですが、それが夢オチのような強引な内容で蛇足感が凄かったです。推理小説でそれをやってしまったら、身も蓋もなくなってしまう。 これならむしろゲームブックの形のまま多少の手直しのみで出して貰ったほうが良かったと思います。 | ||||
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遅ればせながら、氏のファンとなりました。 推理小説の好きな方からすると、この展開いや構成について、賛否両論あること間違いなし。 一方、ゲームブックや、ファミコンなどのゲームを少しでも楽しんだ経験のある読者なら、違和感なく楽しめるはず。 それにしても、本作がデビュー作かどうかの議論はおいておき、すでに世界観から何もかもが完成されていて、本格推理の世界を楽しめること間違いなし。読後感も最高。 | ||||
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山口氏の「生きる屍の死」よりも以前にゲームブック形式で刊行されていた氏の実質的な処女作であり、その後の山口雅也ミステリーの世界観がこの時点で完成していたことが分る。 パラレル英国という舞台で、一つの事件に対して、3人の探偵役が用意されており、その3人ごとの別々のストーリーが展開していくというゲームブックから引き継いだアイデアが秀逸な作品である。 あまり能力のない作家がこういう設定をやると3つ目のストーリーとかが消化試合になってしまうものだが、全てのストーリーが独立して読んでも面白い。 劇中でも主人公達が行った行為が一旦巻き戻されて別の選択をしているというゲームブックのパラグラフ選択をノベルス化する際の苦肉の策とも言うべきユニークな展開も見られる。 推理小説で言う多重解決を突きつめた作品であり、他にもミステリー的なお約束がてんこ盛りになっているが、読んでいて混乱するということはなく、非常にスッキリと構成されている。 その後の清涼院流水らが展開するJDCシリーズにも本作の探偵士という設定がかなり影響を与えているのではないかと思わせる。 | ||||
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最初は舞台がロンドンなので違和感を感じましたが、読み進んでいくに従ってその独特の世界観に引き込まれて行きました。構成がなかなか凝っています。しっかり本を読み込んでちゃんと考えれば犯人やこの小説にはり巡らされたトリックも看破できそうです。でも私はできませんでした。くやしいです。読後にこういった悔しさを覚えた推理小説は久しぶりでした。お勧めの一作です。 | ||||
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