バイバイ、エンジェル
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.50pt |
バイバイ、エンジェルの総合評価:
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全4件 1~4 1/1ページ
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フランスが舞台でしたが入り込めませんでした。 | ||||
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笠井潔さん初読了。矢吹駆シリーズ1作目。首切りの論理・アリバイ崩し・現象学・多重推理と、新本格以前のミステリなのにあまりそう感じさせない内容でした。哲学に関する話は意外に分かりやすく、首切りの理由解明と、矢吹駆が他の登場人物の推理を覆していく部分が舌戦のようで面白かった。 | ||||
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矢吹駆シリーズ第1作!パリで起こった首無し殺人!哲学的部分や首無し殺人の新解釈が良かった。 | ||||
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哀愁漂うハードボイルドさを感じた。うん。雰囲気はとても良かったんだ。ただ、読みづらくて苦労した。凄く難易度が高い。 | ||||
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満足 | ||||
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実りある小説 | ||||
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笠井潔「バイバイ、エンジェル」読了。現象学を駆使して難題を克服する矢吹のキャラクターに魅了された。また、ミステリーの真相に潜むまさかの展開に強く引き込まれた。とてもおもしろかった。 | ||||
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ヴィクトル・ユゴー街のアパルトマンの広間で、血の池の中央に外出用の服を着け、うつぶせに横たわっていた女の死体は、あるべき場所に首がなかった。こうして幕を開けたラルース家を巡る連続殺人事件。司法警察の警視モガールの娘ナディアは、現象学を駆使する奇妙な日本人矢吹駆とともに事件の謎を追う。 | ||||
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Amazonで購入させていただきました。 笠井潔さんの矢吹駆シリーズ第1作目です。 ぼくの笠井さん歴は比較的短めで、『オイディプス症候群』(光文社、2002)からです。 『オイディプス症候群』(2002)→『吸血鬼と精神分析』(2011)→『青銅の悲劇』(2010)と来て、第1作である本書に戻りました。かなり変則的です。 本書の内容についてはネタバレになるためあまり詳しくは書けませんが、いやぁ、いい意味でやられました。 こんなに「深くておいしい小説」(©︎三田誠広さん)を読んだのは久しぶりだな、と。 ミステリという意匠と笠井さんの思想がうまく融合しているんですよね。 そして、その「笠井さんの思想」というのが地に足がついている。ご自身の体験=全共闘運動から来ているのでしょう。 「始まりの赤い印」というタイトルの解説で、巽昌章さんはこう書いていらっしゃいます。 「笠井潔は日本の左翼運動が連合赤軍に帰結したことに衝撃を受け、大著『テロルの現象学』で、革命をめざした人間がなぜ虐殺をひきおこしてしまうのかという問題を追求した。作者自身の回想によれば『バイバイ、エンジェル』は、一九七四年から七六年にかけてパリの地でこの長編評論の課題と格闘していた時期に書かれ、ともに「連合赤軍事件という経験の意味をに読み解くためにこそ企てられた」、双子の関係にある小説なのだった。(中略)処女作に作家のすべてが含まれているというのは俗説かもしれないが、この『バイバイ、エンジェル』一篇に笠井潔と推理小説の今日までの関係が畳み込まれているように見えるのは事実である」 どうぞ読んでみてください。魂が震えます。 ぼくはいまから『テロルの現象学』を読んでみることにします。 | ||||
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