熾天使の夏



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初公開日(参考)1997年07月
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長編小説

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熾天使の夏 (創元推理文庫)

2008年10月01日 熾天使の夏 (創元推理文庫)

学生運動に伴うリンチ事件の主謀者としての刑務所生活を終え、ひっそりと男は暮らしていた。ある日彼は誰かに尾行されていることに気づく。待ち伏せてみるとそれは昔の仲間であったのだが…。逃亡先の植民地都市で、かつて革命の時を生きた男は何を思い、何を求めるのか。矢吹駆の罪と罰を描いた、シリーズ第ゼロ作としても知られる、笠井潔の原点!幻の処女長編テロリズム小説。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

熾天使の夏の総合評価:7.25/10点レビュー 8件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

熾天使の夏の感想

哲学探偵矢吹駆シリーズ第0作!描かれる矢吹の罪と罰。矢吹のテロリズムに対する苦悩と葛藤が描かれた傑作!

ジャム
RXFFIEA1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(5pt)

テロルの夏の終わり

とにかく美しい
テロのシーンもルーレットのシーンも描写が繊細で迫真の表現力だ。読み手を選ぶ作品かも知れないが、あなたは選ばれし人なのか。お試しいただきたい。
熾天使の夏 (Mephisto club)Amazon書評・レビュー:熾天使の夏 (Mephisto club)より
4062087529
No.6:
(4pt)

初の矢吹駆シリーズ

内容としては革命によるリンチ事件のあと、刑期を終えた主人公矢吹駆のその後を書いた作品。

奇数章と偶数章では話が異なっており、奇数はとあるリゾートホテルで賭けを行い「完璧な自殺」を目指す。
偶数は刑期終了後4人で再び革命を始める、そのようなストーリーとなっています。

奇数は「完璧な自殺」を遂行するため必要な手順がルーレットによる破産or人生の勝利というもの。
この本自体奇数だけで完結するのじゃないだろうか、といったところが素直な感想。
単体の評価としては星3くらいだが、矢吹駆シリーズを読むに当たり、矢吹の価値観を知る、といった点を考慮して星4。
熾天使の夏 (Mephisto club)Amazon書評・レビュー:熾天使の夏 (Mephisto club)より
4062087529
No.5:
(5pt)

廃版で探しました

古本も扱うってamazonの凄いところですし、便利ですね。 神保町に行って本を探す、食事をするっていうのも楽しいんですが。
熾天使の夏 (Mephisto club)Amazon書評・レビュー:熾天使の夏 (Mephisto club)より
4062087529
No.4:
(3pt)

これは、高みを目指し、目が眩み身を焼かれ、地に堕ちた熾天使(イーカロス)の、再生の物

時代は全学共闘会議(全共闘)の終結から五年後。世界同時革命を目指し、リンチ事件の首謀者として逮捕され、刑期を終えて出所し、ひっそりと暮らしていた男に、かつての恋人から声がかかる。求めに応じ、かつての同志と再会した男は、同志から新たな革命運動への参加を求められ、男は、同志の革命思想を粉砕するために、あえて計画に乗ることにする。

 これは、矢吹駆がナディア・モガールと出会う前、「革命」という高みを目指し、「革命」に目が眩み身を焼かれ、地に堕ちた熾天使(イーカロス)の、再生の物語――。

 はっきり言って、これは推理小説ではなくハードボイルド小説、厳密には「革命」という名の観念に憑かれたテロリストを描いた小説である。だが、誰にでも現在があり、過去がある。推理小説ではなく、「矢吹駆」という「人間」に興味があるのであれば読んでほしい。これを読めば、今までとは違った観点から過去作品、特に『バイバイ、エンジェル』を捉えることになるだろう。
熾天使の夏 (Mephisto club)Amazon書評・レビュー:熾天使の夏 (Mephisto club)より
4062087529
No.3:
(3pt)

すべては夢。

夢の世界、もしくは空想と現実の間にいるかのごとくの文章です。
一人のテロリストの男を中心とし、
かつての仲間を絡めた作品です。

なんというか、徹底的に文章が洗練されている感じです。
そのため、推理小説、と言う観点では読むことはできませんし
事件があったとしてもそれは犯人がすでに明らかです。
一人の男の決断、そして終結の物語、
といったほうがいいのかもしれません。

この作品には「完璧な自殺」と言う言葉が
何回も出てきます。
しかしながら、この言葉の真意は
決して作品中に出てくることはありません。
そう、読者が「自分」で見出すしかないのです。
そういう点でも異色の作品、と見ていいでしょう。

何回、と言うか不思議です。
だけれども一度読んだら
絶対に忘れない作品です。
ただし、挫折しやすい本なので星は3相当。
熾天使の夏 (Mephisto club)Amazon書評・レビュー:熾天使の夏 (Mephisto club)より
4062087529



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