熾天使の夏
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熾天使の夏の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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哲学探偵矢吹駆シリーズ第0作!描かれる矢吹の罪と罰。矢吹のテロリズムに対する苦悩と葛藤が描かれた傑作! | ||||
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とにかく美しい テロのシーンもルーレットのシーンも描写が繊細で迫真の表現力だ。読み手を選ぶ作品かも知れないが、あなたは選ばれし人なのか。お試しいただきたい。 | ||||
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内容としては革命によるリンチ事件のあと、刑期を終えた主人公矢吹駆のその後を書いた作品。 奇数章と偶数章では話が異なっており、奇数はとあるリゾートホテルで賭けを行い「完璧な自殺」を目指す。 偶数は刑期終了後4人で再び革命を始める、そのようなストーリーとなっています。 奇数は「完璧な自殺」を遂行するため必要な手順がルーレットによる破産or人生の勝利というもの。 この本自体奇数だけで完結するのじゃないだろうか、といったところが素直な感想。 単体の評価としては星3くらいだが、矢吹駆シリーズを読むに当たり、矢吹の価値観を知る、といった点を考慮して星4。 | ||||
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古本も扱うってamazonの凄いところですし、便利ですね。 神保町に行って本を探す、食事をするっていうのも楽しいんですが。 | ||||
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時代は全学共闘会議(全共闘)の終結から五年後。世界同時革命を目指し、リンチ事件の首謀者として逮捕され、刑期を終えて出所し、ひっそりと暮らしていた男に、かつての恋人から声がかかる。求めに応じ、かつての同志と再会した男は、同志から新たな革命運動への参加を求められ、男は、同志の革命思想を粉砕するために、あえて計画に乗ることにする。 これは、矢吹駆がナディア・モガールと出会う前、「革命」という高みを目指し、「革命」に目が眩み身を焼かれ、地に堕ちた熾天使(イーカロス)の、再生の物語――。 はっきり言って、これは推理小説ではなくハードボイルド小説、厳密には「革命」という名の観念に憑かれたテロリストを描いた小説である。だが、誰にでも現在があり、過去がある。推理小説ではなく、「矢吹駆」という「人間」に興味があるのであれば読んでほしい。これを読めば、今までとは違った観点から過去作品、特に『バイバイ、エンジェル』を捉えることになるだろう。 | ||||
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夢の世界、もしくは空想と現実の間にいるかのごとくの文章です。 一人のテロリストの男を中心とし、 かつての仲間を絡めた作品です。 なんというか、徹底的に文章が洗練されている感じです。 そのため、推理小説、と言う観点では読むことはできませんし 事件があったとしてもそれは犯人がすでに明らかです。 一人の男の決断、そして終結の物語、 といったほうがいいのかもしれません。 この作品には「完璧な自殺」と言う言葉が 何回も出てきます。 しかしながら、この言葉の真意は 決して作品中に出てくることはありません。 そう、読者が「自分」で見出すしかないのです。 そういう点でも異色の作品、と見ていいでしょう。 何回、と言うか不思議です。 だけれども一度読んだら 絶対に忘れない作品です。 ただし、挫折しやすい本なので星は3相当。 | ||||
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