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道徳の時間



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【この小説が収録されている参考書籍】
道徳の時間
道徳の時間 (講談社文庫)

道徳の時間の評価: 5.75/10点 レビュー 4件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.75pt

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

道徳の時間の感想


▼以下、ネタバレ感想

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なおひろ
R1UV05YV
No.2:
(5pt)

道徳の時間の感想

第61回江戸川乱歩賞受賞作。「これは道徳の問題です」とだけ自供して黙秘を続ける男。謎の提示が魅力的でしたが中弛みを感じてしまいました。動機特定の手がかりと真の動機解明に意外性を感じられたので読後感は悪くありませんでした。

水生
89I2I7TQ
No.1:
(5pt)
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「道徳の時間」の感想

2015年度の江戸川乱歩賞受賞作品です。
以前のある時期には、受賞作と言ってもあまり面白くない作品が続いたこともありましたが、このところ、「カラマーゾフの兄妹」や「闇に香る嘘」といった、レベルの高い作品が受賞したと言う事もあって、本屋さんで見つけて、すぐに買ってきて読み始めました。
タイトルの「道徳の時間」と言うのも、なかなか良いですね。

話は、いろんな謎が次々に出てきて、なかなか面白かったです。この散らばっている謎を、どのように収束させるのかが楽しみで、一気に読んでしまいました。
読ませる筆力もあるなぁと、ちょっと感心して読んでいましたが、最後になってそれらが上手く一つに収束できずに、どこかに不時着してしまった・・・というのが読後感です。

主人公のビデオジャーナリスト・伏見が、休業に追い込まれた(らしい)と言う過去の事件を引きずっており、それが少しずつ明らかになっていきますが、どう考えてもそんな事で休業してしまうとは思えません。
また、13年前の事件で、裁判では黙秘を続けていたという容疑者の背景や動機も、なにか肩すかしを食った様な感じですし、最後の落ちについても、予想が付いていた(誰にでもわかる)事なので、驚くほどのことではありませんでしたし、逆にちょっとがっかりしたと言うのが、率直な感想です。

残念ながら、江戸川乱歩賞の受賞作も、以前のレベルに戻ってしまった様で、これなら「受賞作なし」でも良いのに・・・と思いました。
むりやり受賞作を作ってしまったという印象です。

トラ
WFY887SY

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